『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 鬼神(ドクちゃん)出没!!! 』

2012-03-23 23:38:58 | Weblog
             


昨日、「ヘボ博士」、ドクちゃんから便りがあった。
2冊に綴られたドクちゃん独特の論文!!! 

一つは、多分、ドクちゃんが大阪大学で博士号を取ったと思われる「創巣期の変形五角形育房」、そして「五角形の育房観察」という表題のモノだ。
前者は、A-4 12枚に及ぶ大作で、後者は、7枚の観察論文だった。

先にも述べたようにドクちゃんと連絡を取るのは至難の技で、家常設の電話、携帯電話を常時切ってあるので、連絡の採りようがない。 手としては、非常の効率は悪いが、「手紙」という手段しかない! これから、これを試みようと思っている。
ドクちゃん論文は、例によって、非常に高尚!!! 一読程度で理解出来るような代物ではない! 熟読に熟読を重ねマスター出来れば、上出来!!!
ザックリ読んだが、非常にユーモア溢れるカキコ部分が目立った!
本人の了解が取れ次第紹介しようと思っているが、ドクちゃん思い入れの「五角形育房」の不思議に迫る考察録である。
多分、その内に著書を発刊されるのでは?と、睨んでいる。(昨年暮れ、ヒョッコリ電話があり、そのような話をしていた。)
多分、今回の冊子は、その中の一部分だろうと推察する。 パソコンでバッチリ打たれ、画像も編集して挿入されている。

蜂狂といえば、その多くは、悲しいかな?獲って食う!という次元の低い御仁が多い。
そう言う中にあってドクちゃんは様相が、全く、異なる。 「蜂の子」を食べると言う趣味はない!!! ジンマシンが出ると言い、全く、口にしない。 
女王蜂が創巣する5月、田圃の畔に這いつくばって初期創巣の女王蜂を追い掛ける。 5巣見付けた!10巣見付けた!等といい、初期創巣の観察、分析に特別の興味がある。 丁度、蜂狂:美濃屋の初期創巣巣の移植と相通じるものがあると、睨んでいる。
この作業、観察は、かなり困難を伴うので、多くの蜂狂は手が付けられないが、この頃の女王蜂の生態・習性には興味深いものがあり、学問的にも非常に価値もあり興味深い!!!
この頃から子蜂が羽化するまでの間、女王蜂は、非常にナーバス!言うなれば神経質で、多分、彼女等が生涯の中で最も大切な時期と考えられている。
この件(くだり)を理解出来ている蜂狂は、老い耄れの知る限りドクちゃんと美濃屋を置いて他に居ないのでは?と、思っている。 この時期、それ程重要な、また、価値ある情報が蓄積、包含されている。
老い耄れ爺も、この件に関し執容な関心を持ち、勉強、観察した事があった。 多くは、美濃屋さんから学んだが、この件を既出「 shy・・・、the Vespula 」(続編)(2010年4月、手造り限定出版)で、縷々、述べているのでお持ちの方は参考にされるとイイだろう・・・
また、ドクちゃんは、飼育箱を矢鱈と開け、内検を常としている。 昨今の研究内容は理解していないが、必ずや何か掴んで居る筈だ?
そう言う研究好きの持ち主で、「ヘボ」ちゃんの申し子見たいな御仁である。
その位だから文献の読破力は群を抜いていて、一寸、近寄り難い所もあるが、堅物の研究者ではない。 マナーを重んじ、人懐こい話口で迫って来る所に魅力を感じる。。。

送られて来た論文に、若干だが、「強制営巣」について触れているが、老い耄れ爺が知りたい内容は見受けられなかった。
こういう、一風変わった発案を試みる天才とも秀才ともとれる発想を展開し、「ヘボ」ちゃんの未知の分野に迫って来る点に敬意を称する・・・    

これを機会に、ヒョットすると、何か飛びだして来るかも知れない? 乞う、御期待!と、しておこう・・・