今日は朝から忙しかった!
昨日買ってきた「イワチドリ」の植え替えをしなければならない!!! 朝からサテアンに入る。 そして、お気に入り品を高級鉢に植える・・・
お気に入り品は、奇形花の数々、小花だが存在感のある韋駄天系の花々!、それに角「獅子咲き」の仲間だ!
貴重品は、必ず、袴を外し、丁寧に植える。袴外しは極めて重要である。 これを外しておかないと貴重品がバッタリ病:腐乱病に掛る恐れがあるからである。 理由は極めて単純! 成長すると袴が枯れる。 枯れた袴に水分が掛ると腐乱菌が住み着き易い。 腐乱菌は、キノコのような形をしていて、これが住み着くと軸を腐れせてしまう! 「イワチドリ」にとって一番恐ろしい病気だ!!!
20鉢位植え替えたであろうか?
次いで、早昼を食べ、残りの放蜂に掛る。 100匹入りの箱が5箱だから500匹は居ないだろう! 撒く場所を躊躇った。 目ぼしい場所には、既に、撒き終わっているので、苦慮した。 100匹は、どうしても試してみたい場所があるので、残りは400匹口である。
直様決断して山に登る・・・ 今日の山は少し寒い位だった。 それでも次々と飛び散って行った。 今夜はどこに野宿するのだろう?
帰って来てから今日植え替えた「イワチドリ」の撮影を・・・ 今日は、ちゃんと三脚を据えて撮影した。 一番のお気に入り品を Top ページに掲げておこう…
さて、昨日書き損じていた紀州の旅を続けたい・・・
新宮に降り立つと、師匠格の Kawashima さんが出迎えてくれた。 毎回、ご厄介になっている師匠である。
ドリームシードさんに向かった。
この店は、この業界では1~2を競う超優秀店舗だ!!! 息子さんが出迎えてくれた。 高級割烹店も兼ねており、玄関から店に入る庭先は京風の趣を呈し、実に、綺麗だ! その庭先には、地べたで「イワチドリ」が株立ち二になり彼方此方で咲いていた! 実に、優雅だ!
3階の栽培場に案内される。 流石に南紀は暖かい。 外界は新緑。 栽培場は、「イワチドリ」が満開だった。
一面、真紅の絨毯! 一鉢一鉢丁寧に見て回る・・・
喉から手が出る程の花々だ!!!
実は、今回の紀州詣でには目的があった。 3年来買う事が困難だった「韋駄天」と角:「獅子咲き」に主眼を置いていた。
高価な事は百も承知!!! でも、どうしても手元で見て見たい花々である。
そうして中で見てはいけない花に出会ってしまった!!!!! 小花だが、超濃紫色をした花!!!未だかって見た事が無い!!! 立札に「火龍」としてあった。 非常に小さいが目立つ花で、存在感十分!!! 恐る恐る値段を聞いてみたが、中々、言わない? 息子さんが値付けをしているという・・・ そして、これを1本持って行くより、今年、秋、ボトル苗を出す予定なのでこちらを!!!と、進めてくれた。 そして、今年、この系統のボトルを2瓶買っているので、もしかすると出るかもしれない!と、ホットニュースを流してくれる… 何となくその気になったが、どうしても諦めきれない!!!
予定の時間が来たので、取敢えず店を出て、次の店舗、「熊野山草園」へ向かう。
Sumi さん親子が開いている店だ。 もう、何回も来ている店で、奥さん、お婆ァーちゃんも知っている。
この店の作場は、出来が抜群にいい!!! 奴豪く大きい木だ! 球根も大きいに決まっている。 ジックリ見ながら奇形花を中心に選ぶ。 希望した花は、総て、売ってくれるという・・・丁度、8鉢決めた。極楽鳥、平成のかぐや姫、三宝、純白花、チャボ系奇花等々…
草丈もそこそこに大きい! いいものを選別してくれた…
時計を見ると、6時を回っていた。
ホテルに、取敢えず、荷物を置き、Kawashima さんが何処ぞへ飲みにつれて行ってくれるという・・・
僅かな時間だったが、ドリームシードさんの「火龍」が気になって仕方ない!!! 電話で、明日行くから取って置いて欲しい!と、だけ電話を入れておいた・・・
車で2~3分、そこは Kawashima さんの行きつけの店で、小ザッパリとしていた。
まず、ビールで乾杯。 直ぐ様、「シラウオ」の生きのいいのが出てきた。 掬って、酢を掛け、呑み込むんだという・・・ 何となく可哀相な気がした?
「シラウオ」の数、40~50匹は居ただろうか? 「「シロウオ」という奴もいるらしいが、こちらは大きな魚で一寸呑み込むのに難儀するという・・・
旬の「シロウオ」は珍味だった。
そして、店主が、今日、採って来たという山菜の天婦羅が出た。 山菜の天婦羅はyにとって珍しいものではないが、その中に「イタドリ」があった。 当地では、「イタドリ」は、天婦羅、御浸し、和え物にして常食! 所変われば!!!!! 信州ではフンズケ、踏み潰しているが、貴重な食材と知った。 yの知り尽くしている場所では、「イタドリ」なら背負う位何時でも採れる!
イッペー飲みながら店主が撮影したという『滝』のビデオを見せてくれた。 滝撮りの名人だという・・・ もう、NHK 等にも度々出ているご主人で、この界隈では著名人だという・・・
当然、「蜂の子」の話になり、食べた事が無いという・・・ 店でも使って見たいと言っていた。 試食に送る事にしたが、大層、喜んでいた。 冷凍品があるが、それにするか?今秋の鮮度のいいのにするか迷っているが、面白そうな親父さんだったのでどうしても送りたいと思っている・・・
帰り際、『滝』のビデオとCDをくれた。 名刺交換もしたので、落ち着いた所で礼状を出そうと思っている・・・
旅をしていると、面白い事に遭遇する・・・ これも「イワチドリ」に次ぐお土産となった。 生涯忘れないだろう・・・ 紀州詣で初日はこうして暮れて行く・・・