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「住み続けたい」と「暮らしやすい」は同じ?違う?

今日の午前中は、総合計画検討特別委員会を傍聴しました。

昨日夜(私は出かけていたので傍聴できず)総合計画審議会の第1回が開催されたとのことで、
その審議会に諮問された「第4次総合計画基本構想(案)」や、その案を作成するにあたって調査した資料、
第3次総合計画の検証結果など、今日の特別委員会の資料として提出されており、各委員から、資料に対する質疑とそれぞれの意見を発言するという流れで委員会は進みました。

基本構想(案)の中の将来像について
「ずっと暮らしやすいまち 吹田」とありました。

自分の中で「ずっと住み続けたい」という言葉はありましたが
「暮らしやすい」という言葉と同じようで、でもきっと違うのだろうと思って質疑を聞いていました。

案の定、委員の中からも「住み続ける」ということと「暮らしやすい」ということの言葉の定義、違いなど質問がありました。

まだ、実際には審議会に諮問されたところなので、この将来像のフレーズが決定した(確定した)ものでないことは当然のことなのですが、庁内会議を経て案として作られるにあたって、どのような思考回路、経緯であったのか、ということはとても関心があります。

「ずっと暮らしやすい」という言葉から、「現状容認」という意味が取れる、という意見もありました。
私は必ずしもそうしか取れないということではないと思いますが、
そのように解釈することもあり得る話です。
「もっと暮らしやすい」のほうがいいのではないか、という意見も出ました。
たしかに、今よりもより良い状態を目指すということであれば、「ずっと」よりも「もっと」のほうがいいでしょうね。

ただ、以下のようにも考えました。
「ずっと暮らしやすい」(住み続けたいでもいいと思いますが、今は案の言葉を尊重して)という意味は、
現状を容認して、そのままずっと暮らしやすい、という意味にもとれるかもしれませんが
私は、現状の良いところはさらに伸ばし、悪いところは改善し、そして未来に向かって暮らしやすくしていく、という意味でずっと暮らしやすい、という言葉の意味もあるのではないかと思いました。

言葉遊びになってもいけませんので、どんな言葉で表現するかよりも
どのような意味を込めるのか、ということが先にあって、
そのことを共有認識したうえで、では、どのような言葉が一番しっくりくるかということで議論したほうがいいと思いました。

ほかにも委員からたくさんの質疑や意見がありました。
私が委員会終わってから担当者にお願いしたのは、
全国の状況が、国の生活意識調査などのデータで示されているのですが
それだけではなくて、全国の状況はこうなっているが、吹田市はどうなのか、ということが
一目瞭然でわかるようなデータの見せ方をしてほしいとお願いしました。

なぜなら、全国の状況、データを知って、それで、そのあとどう考えるの?ということがなければ
それらのデータは掲載しただけ、で終わってしまうと思うのです。

何事もそうですが、データありきではなく、データがあって、そこから何を見つけるか、ということが大事だと思うのです。

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