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多重債務問題解決に向けて

芦屋市で開かれた近畿市民派議員学習会で多重債務問題について学びました。

多重債務問題は個人の問題ではなく、自治体が関わるメリットは大きいものがあります。
たとえば、多重債務が原因となって、自殺、離婚、極端な場合は犯罪、生活保護、税金などの滞納などが起こりますが、これらのことも多重債務問題を解決し、場合によっては過払い金を取り戻すこともできます。

私も昨年秋の決算審査で市税滞納に関係して、多重債務者へのサポートが重要であると指摘しました。そのときは、吹田市の場合、消費生活センターでも相談を受けているとのことでしたが、もっと先進的に事業を進めている自治体は多くあります。

今後は、先進事例と吹田市の状況を比較し、まだ出来ていないことに取り掛かるよう指摘していきたいと思っています。

たとえば、今日、会場となった芦屋市の収税課は、地方税滞納者の同意を得て、「滞納者が貸金業者に対して持つ過払い金債権の差し押さえ」という手段を進め、滞納者の取引先の消費者金融会社に取引経過資料の提出を求めて、収税課職員が借金残高の再計算をして過払い金返還額を計算。その金額を「差押通知書」に記載して消費者金融会社に支払いを求めているとのことでした。

講師の白井康彦さん(中部新聞生活部記者)によれば、ポイントは一つ。
多重債務者自身がまず司法書士あるいは弁護士に相談すること。あるいは、いきなり司法書士、弁護士に相談しにくい人が多いと思うので、消費生活センターあるいは自治体の市民相談窓口に相談することです。

今日の学習で教えていただいた自治体等の先進事例は以下のとおりです。
○多重債務サポートダイヤル:神奈川県
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/syohi/joho/saimu/support.html

○京都司法書士会:多重債務問題に取り組んでいます
http://www.siho-syosi.jp/saimu/index.htm

○ウェブもりおか:くらしの情報えぷろん:多重債務問題に強いまち 盛岡
http://www.city.morioka.iwate.jp/04simin/shohi/epron/saimu/index.html

○埼玉県/総務部 県民・消費生活課
http://www.pref.saitama.lg.jp/A01/BQ00/tajyuusaimu/tajyuusaimutop.html
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