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おまかせ政治  (04/08/03) 

政治への市民参加、参画、市民と行政の協働、地域内分権、市民主権、市民自治、いろんな言い方がされます。
 もともと役所は、住民が自ら行ってきたことを、税金を納めることで代わりにしてもらうところです。 たとえば、道を作ったり、学校を作ったり、ごみを処理したり、それらは、住んでいる人たちでお金も労働も工面して、力を合わせて行ってきました。 今は、そういうことをする時間がないから、代わりに行政にしてもらっています。

でも、いったん手元から離れてしまうと、私たちがまちを作っているのだという意識も薄れ、ともすれば私たちは行政や議会に任せっきりになりがちです。 そして、誰がなっても同じと行政のトップを選ぶ首長選挙や行政をチェックするための議員選挙にも関心が薄れ、投票率が50%以下という状態にもなっています。

でも、それでいいのでしょうか?  自分の身近なところに問題が起こった人だけ、起こったときだけ行政や議員に物を申して行く、それだけでいいのでしょうか? たいていのことは、起こってからでは遅すぎます。 市民の声を受け止めずに、ムダな事業をやり続けて、日本は1000兆円の借金を抱えてしまっています。 あの「年金問題」についても、採算の取れない無駄な事業に投資して、無駄な機械を買ってと、人任せにしていると借金を膨らませています。 

今、行政も議会もまちに住む人の思いを反映することが難しくなっています。 関心を持たないと問題も見えてきません。  まず、私たちが自分のまちに関心をもつことが、いつまでも住み続けたいまちづくりに繋がります。 そして、自分の考えに一番近い人に思いを託すこと、それが選挙に行って投票するということです。

箕面でも「市民の力で市政を変える!」暑い夏が始まっています。 「組織力と市民力の戦い」だとも言われています。黙ってお任せしていればうまくいく、そんな美味しい話はありえません。 自らがかかわって行く、自らの思いをぶつけて行く、主体的な市民にならなければ、市民自治、市民主権は絵空事で終わってしまいます。

おまかせ政治はそろそろやめにしませんか
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