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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

やまゆり園建て替え撤回…今夏までに方針 障害者団体から批判的意見

2017年01月29日 23時46分36秒 | 障害者の自立

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が殺害された事件で神奈川県は27日、今年3月末までに策定するとしていた施設の全面建て替えに向けた基本構想を事実上撤回し、さらなる検討を重ね、今年夏ごろまでに方針を決めると発表した。障害者団体から建て替えに批判的な意見が出たことを受けたもの。入居者の家族会や障害者団体からの意見を踏まえるという。

津久井やまゆり園前に設置された献花台=8日午後、相模原市緑区(古厩正樹撮影)

津久井やまゆり園前に設置された献花台

2017.1.28   産経ニュース


除雪困難な高齢者や障害者宅 住民組織が力発揮

2017年01月28日 12時49分26秒 | 障害者の自立

 連日の大雪が公共交通機関や市民の日常生活に大きな影響を与える中、鳥取県内では雪かきが困難な高齢者や体が不自由な人の家の除雪作業が、官民それぞれで進んでいる。高齢化率が高い日野郡や西伯郡では、住民らが自助の精神を発揮している。

 25日午後、同町佐摩の大山小校区の住民らでつくる地域自主組織「まちづくり大山」は、夫を病院に連れて行くため車を出したいという女性(74)の依頼で、小型除雪車を所有するメンバーを派遣。除雪に当たらせた。

 まちづくり大山は2015年冬から「おたすけ隊」と銘打った助っ人事業を展開。「地域のために」との思いやさまざまな技能にたけた住民約60人が登録し、農機具の修理や草刈りなどを担う。除雪を依頼した女性は「この年になると除雪は辛い。日ごろの活動も含め助かる」と組織の取り組みを支持する。

 高齢化率が50%に迫る日野町では、菅福地区の民生委員や一般住民、移住者たちが3年前に組織した「菅福除雪隊」が、22日から活動を始めた。発足当初、菅福地区だけだった活動エリアは昨年から黒坂や根雨など地区外にも広がり、メンバーに地域おこし協力隊を加えるなど活動の幅を広げてきた。

 24日は早朝からグループをつくり除雪。40メートルにも及ぶ距離を雪かきすることもあるが、隊員の一人、中山法貴さん(40)は「雪かきに苦労している姿を見ると放っておけない。しんどいけど頑張らないと」と汗を流す。

 一方、鳥取市は高齢者や障害者を対象にした市職員だけで編成する「除雪応援隊」が4年ぶりに出動した。今回の大雪では市役所本庁舎や各支所を通して、市内全域で14件の要請があり、延べ46人が作業に当たった。地域での除雪体制が整うまでの取り組みで、市危機管理課は「防災の基本となる自助共助の一環。地域の助け合いを少しでも支援したい」と話す。

2017年1月26日       日本海新聞


スマホで視覚障害者を案内 実証実験公開 中央区日本橋

2017年01月27日 02時15分24秒 | 障害者の自立

東京・中央区日本橋で、スマートフォンの地図や音声ナビを使って、目の不自由な人などを目的地まで案内するシステムの実証実験が、報道陣に公開された。
清水建設などが開発したこのシステムは、スマホの高精度な地図や音声ナビを使って、行きたいお店などに案内するもので、外国人や車いすの利用者など、ユーザーに合わせて案内する。
また、目の不自由な人には、障害物や点字が書かれている場所を知らせるほか、転倒や衝突などを防ぐため、音声は通常に比べて、早口の設定となっている。
外国人向けには、英語で案内が行われ、中国語など、ほかの言語での対応も検討されている。
清水建設などでは、実証実験の結果をふまえ、2020年に向けて、システムの改良を進めることにしている。

fnn-news.com    01/26


他人と比べず ALSと闘う恩田さんの仕事観

2017年01月27日 02時05分07秒 | 障害者の自立

 サッカーJ2FC岐阜を運営する岐阜フットボールクラブの前社長で、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の闘病を続ける恩田聖敬さんの講演会が25日、岐阜市長住町の就労移行支援事業所「ノックス岐阜」で開かれ、自身の仕事観や障害者の就労について語った。

 同事業所は発達障害者や精神障害者を対象に、コミュニケーション能力の養成講座や職場実習などを通して就労支援を行っている。定期開催している講演会の特別講師として、恩田さんを招いた。

 恩田さんは合成音声を使ったプレゼンテーションで「私にとっての『働く』」と題し、京都大在学中のアルバイト経験からFC岐阜の社長になるまでの仕事遍歴を紹介。「社長に就任して前職より報酬は下がったが、お客様の笑顔を見ていたら天職と感じた。仕事の対価はお金だけではない」と語った。

 ALSが進行して社長を退任した後も「病でもやりたいことをやろう」との思いから新企業「まんまる笑店」を立ち上げたといい、「他人と比べるのではなく、自分のゴールを見据え、一歩一歩進むことが大事」と呼び掛けた。

働くことをテーマに講演する恩田聖敬さん(左)

岐阜新聞    


事件半年 傷負って確かめた絆

2017年01月27日 01時56分50秒 | 障害者の自立

遺族は悲しみ癒えぬまま

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で46人が殺傷された事件は26日で半年がたつ。重傷を負った息子とその家族は、事件を乗り越えて親子の絆を確かめ合う日々を送る。一方、犠牲者の遺族は癒えぬ悲しみや苦しみを抱えたままだ。

  25日、神奈川県厚木市の公園に、昼食を楽しむ尾野剛志(たかし)さん(73)と妻チキ子さん(75)、長男一矢さん(43)の姿があった。手作りのおにぎりやポテトサラダを一矢さんが頬張り、2人は笑顔で見つめた。

 一矢さんは事件で生死の境をさまよい、退院後も車椅子の日々が続いた。手が震え、自分でスプーンを握ることもできなかった。2人は将来が心配で眠れない日もあったが、「生きていてくれるだけで、たまらなく幸せ」と思い直した。

 半年を経て自分の力で歩けるまでに回復。今は別の施設に入り、2人が毎週訪ねる。チキ子さんは「事件を機に、家族の絆をもう一度感じ、もっと強くなった」という。

 実名で取材に応じる理由は半年前から変わらない。「障害と関係なく、大切な息子であることを世間に知ってほしい。何も隠すことはない」

 事件で兄を失った同県内の女性は、まだ墓に遺骨を納められずにいる。「お寺には施設で殺されたなんて言えない。どう説明したらいいのか」。背負う悲しみは癒えない。

 「でも、良かったんじゃない」。事件後にかけられた年配女性の言葉が、とげのように胸に突き刺さっている。慰めかもしれないが、容疑者の「障害者は不幸だ」との供述に重なって聞こえた。

 今も事件の報道に触れるたび、あの日の恐怖がよみがえる。「私はもう忘れたい。でも事件のことは忘れてほしくない」。気持ちは揺れ続ける。

 兄の写真は家にほとんどなく、遺影は施設に作ってもらった。事件以来、毎朝欠かさず手を合わせ、好物だったスナック菓子を供える。「暖かくなったら納骨してあげたい」。兄が生まれた春を静かに待つ。

 尾野一矢さん(中央)を見守りながら食事をする母のチキ子さん(右)と父の剛志さん
 
毎日新聞    2017年1月25日