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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者、家族、ボランティア 垣根はずし交流--横浜 /神奈川

2009年09月29日 00時55分45秒 | 障害者の自立
 障害者と家族、ボランティアが集う「三者・市民生き方フェスティバル」(NPO三者こころの福祉など主催)が27日、横浜市鶴見区の鶴見公会堂で開かれた。約500人が参加し、視覚障害者グループのコーラスなどが披露された。

 体験発表では、水島友子さん(52)が「ちょっと自慢の話」と題し、日ごろの暮らしぶりを話した。出産時の脳への酸素不足で下肢が不自由になり、現在は市内の施設で車椅子生活。「私はデザイナーになりたかったが、この夏、服や帽子のデザインをし、職員に染めてもらい、完成した」と語った。

 舞台下で撮影した父親の水島章さん(82)は「呼吸の強弱で文字を打ち込む呼気パソコンを使い、最近は半生記を本にまとめた。詩にも挑戦している」と見守る。

 会場では鶴見区障害児者団体連合会「鶴っこ」の作品展示、販売も行われた。主催の三者こころの福祉の石井貢理事長(65)は「障害者と健常者の垣根をはずし、交流を通じて自立をはかりたい」と期待を込めた

国民投票 障害者保険とイニシアチブの改正共に承認

2009年09月29日 00時49分40秒 | 障害者の自立

国民投票、障害者保険改定案を圧倒的に支持9月27日に行われた国民投票では、累積赤字130億フラン ( 約1兆1400億円 ) を抱える障害者保険の補てんと国民の発議であるイニシアチブの改正が国民に問われた。
その結果、障害者保険を付加価値税の引き上げで補てんする案は、国民の賛成54.5% と州の過半数の賛成で承認され、一方イニシアチブの改正案も国民の賛成67.9% と全州の賛成で承認された。

付加価値税の引き上げ
 スイスの障害者保険 ( IV/AI ) は、 身体の障害で働けなくなった人に対し、月額最高2210フラン ( 約22万円 ) を支給する保険制度。労働者の給料の1.4% を労働者と雇用者が折半で負担し、この資金で保険の4割を、残り6割を公的基金が賄ってきた。しかし、ここ10数年間で受給者数が急増。累積赤字130億フラン ( 約1兆1400億円 ) を抱えるまでになった。

 社会保険局 ( BSV / OFAS )によると、高齢になり職が見つからない、または職を失う恐れなどで鬱 (うつ) 病などの精神障害に陥る人が増加しており、このカテゴリーの受給者が全体に占める比率は、1997年の28% から現在ほぼ40% に増加しているという。

 対策として政府は、早期発見、早期治療で障害を労働者と雇用者が一緒に解決していき、障害の程度に応じた職を積極的に見つけるなどを奨励する改正案を2007年に提示。国民はこれに賛成し、2008年から実施されてきた。

 しかし今回政府は、同改正案だけでは膨大な赤字を埋めるまでに至らないと判断し、2011年から2017年までの期限付きで、付加価値税を現行の7.6% から8.0% に引き上げ障害者保険に充てる提案をした ( 食品など日用品は現行の2.4% から2.5%、ホテル業界は3.6% から3.8% に引き上げる ) 。

 その結果、付加価値税引き上げで障害者保険を補てんする案は、国民の賛成54.5% と州の過半数の賛成で承認された。

 憲法改正を問う国民投票は、強制的レファレンダムと呼ばれ、国民だけではなく州の過半数の賛成が必要だが、今回、アッペンツェル・インナーローデン州が63%で反対するなど、ドイツ語圏の州に反対が多く、最終的には12の州と一つの準州が賛成し、反対の11州を僅かに上回り、承認された。

 なお、障害者を支援する団体「アジル ( Agile ) 」の事務局長、シリル・ミツライ氏は、「この承認は、10年間待ち続けた障害者保険の補てん方法だ」と喜びを語った。

イニシアチブ改正案
 一方、スイスの国民投票の一つの形式に、国民からの発議で、10万人分の署名を18カ月以内に集めることで国民投票にかけ、国民の是非を問うイニシアチブがある。

 政府は2003年、このイニシアチブで問われる内容を、憲法改正のみではなく法律の制定、改正なども含むよう拡大修正し「全般的イニシアチブ」として、国民の政治参加への範囲を拡大した。

 こうして「全般的イニシアチブ」は国民投票で承認され実施されてきたが、実際にはイニシアチブが国民に承認された後で、それが実施に至るまでに複雑な経緯と時間がかかることがここ数年間で明らかになった。複雑な経緯の主なものは、イニチアチブの承認後に連邦議会の国民議会 (下院 ) と全州議会 ( 上院 ) 両方の承認が必要だという制度だ。

 そのため政府は「全般的イニシアチブ」を廃止し、憲法の一部改正のみを要求できるイニシアチブにするよう提案し、連邦議会も各政党もほぼ全員一致で同案に賛成していた。

 ただ、問題が複雑なため2003年と同様今回の改正案でも国民の理解度は低く、ジーエフエス (gfs ) の調査でも、賛否を決定していない人が9月に入ってからも39% いた。しかし最終的には、国民の67.9% の賛成と全州の圧倒的な賛成で承認された。

 なお、今回の全体の投票率は前回より増加し、40% だった。



生き生きと働く障害者

2009年09月29日 00時47分03秒 | 障害者の自立
 札幌市西区の「特殊衣料」を訪ねると、おしゃれなデザインの保護帽「アボネット」が展示してある。

 てんかんはいつ発作が起きて転んでも頭が保護されるようにヘッドギアが欠かせない。ところがどこかの宗教団体の信者みたいだと、同社に雇用されていた障害者がいじめられた。

 これがヒントになって市の応援を得て二〇〇二年に開発したのが「アボネット」だ。転倒時の衝撃を緩和できるため、障害者から子ども、高齢者の間で普及し、北海道電力の作業員の安全帽にも採用された。

 病院のオムツのクリーニングを手がけていた同社は、清掃や医療・介護用品の製造販売などに業務を拡大するとともに、知的障害者を積極的に雇用した。

 池田啓子社長によると、一九九〇年、ある特別支援学校の進路指導教員から頼まれたのがきっかけだ。社内では知的障害者に否定的な意見があったが、テストケースとして引き受けた。

 コツコツとした仕事向きであることが分かり、その後雇用は増え、今では従業員百三十九人のうち知的障害者二十三人、身体障害者一人と法定雇用率(1・8%)をはるかにしのぐ。勤続十八年の障害者もいる。

 仕事の能率は健常人に及ばないが、能力に応じて生き生きと働く様子にすがすがしさを覚える。

 「特殊衣料」のように障害者に理解のある企業がもっと増えることを期待したい。

みのりの家:知的障害者家族「心の広場」に 自閉症長男思い出の自宅、母提供 /埼玉

2009年09月28日 00時36分53秒 | 障害者の自立
◇来月23日、越谷にオープン
 自殺で4年前に46歳で亡くなった自閉症の長男、小林年(みのる)さんが建てた自宅を、知的障害者家族のサロン「みのりの家」として開放しようと、越谷市宮本町2、長谷川美智子さん(76)が準備を進めている。オープン予定は10月23日。長谷川さんは、「自宅は息子が障害を抱えながらも頑張って作った家。思い出がいっぱい詰まっており、同じ境遇の家族が交流する『心の広場』にしたい」と胸を膨らませる。

 年さんは幼児期に知的障害を伴う自閉症を発症。人とのコミュニケーションは苦手だが、性格は明るく記憶力は抜群だった。離婚した母親を気遣う心も人一倍強かったという。都立定時制高を中退後、建材、婦人服、食品会社と職場を変えながら働き続けた。

 「お母さん、家が古くなったので建て替えよう」。02年1月に鉄骨2階建て延べ約100平方メートルのしゃれたマイホームを建設した。資金は、年さんが26年間コツコツと貯めた1400万円を元手に、400万円の住宅ローンを充てた。障害がありなかなか旅行に行けないので、庭には露天風呂を設け、好きな柿の木を植えたという。

 02年11月、年さんは大手宅配便会社の関連企業に転職。05年3月、突然自宅で首つり自殺した。ショックを受けた長谷川さんは06年8月に「自殺は会社の障害者に対する配慮不足が原因」として、会社を相手取り損害賠償を求め東京地裁に提訴した。1審は棄却されたが、東京高裁で今年9月、会社側が見舞金500万円を支払い障害者に関する社員教育を実施することなどを条件に和解した。

 裁判を終え、気持ちの整理がついた長谷川さんは、「息子と2人で暮らし、思い出がいっぱい詰まった家を何か社会に役立てれば」と、今回の自宅開放を思いついたという。サロンは息子の名前と、「障害者が地域で働けて生きていけるという願いがみのるように」との思いから、「みのりの家」と名付けた。

 家の開放は月1回程度の計画で、障害者を抱える家族が集まり、共通の悩みを話したり、情報交換や近況報告をする場にしたいという。オープン日の10月23日には午前10時~午後3時を開放し、市内の障害者団体に参加を呼びかける。夕方以降は会社帰りの障害者家族の父親らに出席してもらう予定だ。

 長谷川さんは、「同じ悩みを持つ家族が気軽に集まり、お茶を飲みながら会話を楽しめるスペースにしたい。具体的な運営はみなさんと話し合いながら決めます」と話す。問い合わせは長谷川さん(電話048・965・7669)。


視覚障害者の野球「グランドソフトボール」とは? /和歌山

2009年09月28日 00時35分25秒 | 障害者の自立
◆視覚障害者の野球「グランドソフトボール」とは?

 ◇全盲、弱視10人で1チーム--遊撃手が2人いるのが特徴
 なるほドリ 県立和歌山盲学校(和歌山市府中)の生徒が8月、盛岡市での第24回全国盲学校野球大会に出場したね。視覚障害者の野球は「グランドソフトボール」って言うらしいけど、どういうルールなの?

 記者 全盲、弱視の選手を合わせて10人で1チームです。右翼手と一、二塁との間に「右翼撃手」と呼ばれるポジションがあり、遊撃手が2人いるのが特徴。遊撃手2人のうち1人と投手は全盲で、捕手は弱視の選手というルールがあり、さらにチーム10人中最低4人は全盲選手が出場することが義務付けられています。

 Q 試合はどうやって進めるの?

 A 捕手の合図で投手がハンドボール用のボールを転がし、打者はバットで打ち返します。全盲の選手が走塁する場合はそれぞれの塁の近くにいるコーチが声をかけて指示し、サポートします。

 Q 音や声を聞くのが大事なんだね。

 A 全盲の選手がボールを打とうとしている時や、捕球しようとしている時は、ベンチの選手も応援する人もプレーが終わるまで声を出してはいけません。ヒットやアウトの度、静まり返っていた競技場に歓声がわき起こるのですよ。

 Q すごく盛り上がりそうだね。

 A 甲子園を目指す球児のように、野球をする盲学校生には全国大会出場があこがれです。来年も楽しみですね