視覚や聴覚に障害がある人たちが、日常生活や悩みについて語り合う「ろう盲者交流会」を立ち上げた。視聴覚障害者の交流組織が設立されるのは県内では初めて。手話通訳者や介助員を介さなければ情報が得られず、「自宅に閉じこもりがち」とされる視聴覚障害者が集う場を設け、社会参加のきっかけづくりを目指す。
交流会は「支援組織や障害者同士が情報交換をする機会をつくろう」と、聴覚障害者相談員の小沢恵美さん(34)=甲府市下小河原町=らが中心になって企画。県内在住の視聴覚障害者30人程度が参加した。
視聴覚障害者をめぐっては、全国盲ろう者協会の推計によると県内には91人いるとみられるが、「横の連携がほとんどなく、実態がよく分かっていない」(小沢さん)という。
18日には甲府・県聴覚障害者情報センターで初めての交流会が開かれた。参加した障害者は手を触れ合って自己紹介したり、近況や悩み事について話し合った。甲州市塩山上於曽の平間達子さん(68)は「いつも家で一人きりなので仲間に会えて楽しかった。交流を続けて料理や買い物を一緒にしたい」と話していた。
交流会では定期的に会合を開き、障害者や家族同士の親交を深める考え。また、交流会を機に手話通訳者や介助員の連携も強め、「手話通訳者や介助員の確保を行政に働き掛けていきたい」としている。
交流会は「支援組織や障害者同士が情報交換をする機会をつくろう」と、聴覚障害者相談員の小沢恵美さん(34)=甲府市下小河原町=らが中心になって企画。県内在住の視聴覚障害者30人程度が参加した。
視聴覚障害者をめぐっては、全国盲ろう者協会の推計によると県内には91人いるとみられるが、「横の連携がほとんどなく、実態がよく分かっていない」(小沢さん)という。
18日には甲府・県聴覚障害者情報センターで初めての交流会が開かれた。参加した障害者は手を触れ合って自己紹介したり、近況や悩み事について話し合った。甲州市塩山上於曽の平間達子さん(68)は「いつも家で一人きりなので仲間に会えて楽しかった。交流を続けて料理や買い物を一緒にしたい」と話していた。
交流会では定期的に会合を開き、障害者や家族同士の親交を深める考え。また、交流会を機に手話通訳者や介助員の連携も強め、「手話通訳者や介助員の確保を行政に働き掛けていきたい」としている。