ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

新型インフル影響 障害者施設など 大津市、減収の半額助成へ

2009年07月12日 00時41分53秒 | 障害者の自立
 大津市は10日、新型インフルエンザの感染拡大に伴い、休業を強いられた障害者施設や老人福祉施設などの減収分の半額を助成する方針を明らかにした。国からの交付金の一部(約3780万円)を充てる予定で、17日に開会する臨時市議会に、今年度一般会計補正予算案として提案する。

 市は5月20日、障害者施設34か所、老人施設110か所に、約1週間の休業を要請。老人施設は7日間、障害者施設は土日などを除く4日間、休業したため、施設側が減収分の補償を求めていた。

 助成は国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用。市は今後、各施設からの減収の報告を見極め、速やかに補充するとしている。

 今年度一般会計補正予算案では、計18億1550万円を増額。3~5歳(3月末現在)の子どもを持つ世帯に1人当たり3万6000円を支給する「子育て応援特別手当事業費」などを盛り込んだ。


障害者にも優しい裁判所へ

2009年07月12日 00時23分47秒 | 障害者の自立
筆談や点字翻訳の機器導入
 9月上旬に県内でも始まることの決まった裁判員裁判に向け、青森地裁は、障害のある裁判員が参加するための準備を着々と進めている。6月下旬には、聴覚障害者用の筆談器、視覚障害者用の点字翻訳機器の導入を終えた。地裁は「選任手続きが始まるまで再点検し、万全の態勢を整えたい」としている。

 裁判員法は、「心身の故障のため裁判員の職務の遂行に著しい支障がある者」は裁判員になれないとだけ定め、障害者も原則、裁判員に選ばれる。

 地裁は、聴覚障害者に関して、録音テープなど音声記録が争点になる事件を除き、裁判員の対象者とすることを決めた。このため、裁判員の選任手続きでは専用ペンとボードでやり取りする筆談器を導入。聴覚障害者が裁判員になった場合は手話通訳などを依頼する。

 視覚障害者に関しては、凶器など形状の審理が判決を左右する事件を除いて裁判員の対象者にする。選任手続きに向け、呼出状や質問票などの書類を点字に変換する点字翻訳機器を準備した。

 ただ、公判で証拠として提出される供述調書などは量が膨大であるため点字翻訳はせず、評議で証拠書類を読み直す必要があれば裁判官が読み上げることにした。

 地裁内の施設も整備され、新たに障害者用のトイレを設置したほか、階段に車いす用のリフトも取り付けた。

 このほか、障害者の裁判員は、法廷や評議で裁判官の近くに座席を設け、視覚障害者には裁判所まで道案内するガイドヘルパーの派遣も検討している。

     ◇

 青森県ろうあ協会・浅利義弘事務局長「裁判でどれだけ情報が得られるか心配な面もあり、情報を正確かつ迅速に伝えられるようにしてほしい」

 青森県視力障害者福祉連合会・福井秀実会長「裁判員は国民の義務であり権利。視覚障害者も積極的に参加したい。現場写真を見る場面では、客観的に状況を説明してもらえれば十分理解でき、裁判に何ら支障はない」


障害者虐待防止 超党派で法案成立を

2009年07月12日 00時20分27秒 | 障害者の自立
 与野党の障害者虐待防止法案が国会に提出された。いずれの案も虐待の定義を(1)身体的虐待(2)性的虐待(3)心理的虐待(4)ネグレクト(5)経済的虐待の5類型とし、介護者(家庭内)、福祉職員(施設内)、使用者(雇用の場)による虐待を救済の対象としている。発見者に通報義務を課し、通報を受けた行政機関は立ち入り調査や、被害者の一時保護、施設や会社に対する行政処分、後見人を付ける審判請求などを行い、救済や再発防止に当たるという内容だ。

 障害者への虐待は古い時代からあるが、社会問題とされるようになったのは、96年に水戸市の工場での虐待を毎日新聞が報道したころからである。国会で質問された小泉純一郎厚相(当時)は「聞けば聞くほど胸がふさがれるようだ」と答弁し、この事件を題材にしたテレビドラマが話題となった。それ以降、施設や就労先、学校での虐待は毎年明るみに出てきた。殴る、ける、熱湯を浴びせる、薬漬けにする、トウガラシを目にすりつける、性的虐待、賃金や年金の搾取……信じ難い虐待ばかりである。

 深刻な被害がなかなか表面化せず、ようやく発覚しても救済されにくいのが特徴で、被害にあっていること自体の認識が持てない、必死に助けを求めても無視される、無力感によって声を上げることすらあきらめている--など理由は複雑だ。わが子を預けている負い目や他に行き場がないために親たちは沈黙し、希望を抱いて就職した若い職員が施設の暴力体質に自ら染まり、あるいは幻滅して職場を去る。そんな現実を挙げれば切りがない。家族や職員も傷ついているのだ。

 判断能力にハンディがあり、自らSOSを発することが難しい人には、早く発見して救済に結びつける手続きが法的に保障されてきた。子どものための児童虐待防止法(00年)、お年寄りのための高齢者虐待防止法(05年)などである。障害者のためにも立法化への具体的な取り組みが与野党議員によって何度か行われたが、突然の郵政解散などもあり、頓挫を繰り返してきた。

 今回、通常国会の終盤になって提出された与野党の法案は、通報を受ける機関を都道府県に置くか市町村に置くかなどの相違はあるが、大きな隔たりはない。両案の内容をすり合わせて一本化し、超党派の議員立法による成立が模索されている。

 助けを求められないまま泣いている障害者は今も各地にいる。総選挙間近、結果次第で政権交代という局面ではあるが、各党は立場を超えて協力し成立を目指すべきだ。政局に翻弄(ほんろう)され続けているのでは障害者は浮かばれない。


周南の障害者施設利用者、フランス人画家と“共作”色鮮やかに完成 /山口

2009年07月12日 00時19分13秒 | 障害者の自立
 周南市小松原の心身障害者福祉作業所「なべづる園」の利用者が10日、フランスの画家、ジャン・フランソワ・ミランさん(71)の指導を受けながら、ツルの絵を完成させた。作品は11~13日、同市文化会館で開催される「現代国際巨匠絵画展」で展示される。

 同絵画展は「ほるぷエーアンドアイ」が全国で開き、海外の画家も招いている。ミランさんは98年から年2回ほど来日、障害者施設で一緒に絵を描いている。

 なべづる園には周南、下松、光市から17人の身体、知的、精神障害者が通っている。1週間前から準備し、縦80センチ、横110センチのキャンバスを作り、14羽のツルの下絵を完成させていた。

 10日は「遠くからでも目立ち、楽しい絵にしよう」というミランさんの提案で、ツルにオレンジや緑の色を塗ったり、縁にそれぞれのサインを書き、絵を完成させた。藤中由加利さん(29)は「いい思い出になった」と話し、丁寧に筆を動かしていた

障害者に盲導犬 「どこにでも行ける」 使用者の会、駅前で募金も /秋田

2009年07月12日 00時17分48秒 | 障害者の自立
 日蓮宗県教化事業協会は10日、視覚障害のある秋田市の治療院経営、伊藤隆行さん(44)に盲導犬サンディー(メス・1歳11カ月)を贈った。県盲導犬使用者の会(佐々木達夫代表)によると、現在県内で盲導犬18頭が活躍中だが、まだ待っている人もおり、同会で募金を呼びかけた。

 社会貢献事業の一環で、贈呈は今回で4頭目。サンディーは雪上歩行訓練をしている北海道盲導犬協会で飼育された。同協会によると、サンディーは「落ち着きがあり、訓練も規定の7カ月で終えた。ほめて伸びるタイプの犬」。

 秋田市の県身体障害者福祉センターで贈呈式があり、既に約半月を共に過ごした伊藤さんは「これまでは外を出歩くのも大変だったが、これからはどこにでも行けるので楽しみ。健康や仕事に役立てたい」と話した。

 式の後、県盲導犬使用者の会のメンバーらが秋田駅前のぽぽろーどで通行人に募金を呼びかけた。同会によると、1頭を育成するのに約150万円が必要。佐々木代表は「盲導犬が必要でも、供給が少なく難しい。盲導犬について知ってもらい、少しでも支援していただきたい」と話した