ゴエモンのつぶやき

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駅ホームの安全点検 視覚障害者転落死で「守る会」

2012年03月31日 01時09分45秒 | 障害者の自立
 東武東上線川越駅で視覚障害者の男性が駅ホームから転落して電車にはねられ死亡した事故を受け、「埼玉視覚障害者の生活と権利を守る会」の会員ら約15人が29日、東武とJRの両川越駅のホームで安全点検を行った。 

 東武鉄道はマスコミの取材や同会による写真撮影を禁止。参加者によると、視覚障害者から「細かすぎて分かりにくい」と指摘されている四十一個の点状突起がある旧型の点字ブロックが多く、ホーム端の滑り止めの線状突起との違いが分かりにくいという評価だった。

 また階段の位置を音声で知らせる擬音装置がなく、平野力三会長(65)は「階段の位置が分からず、方向を見失ってホームから落ちる可能性が高い」と指摘した。参加者の一人は「東武は構内のタイルを貼り替えた際、点字ブロックだけは古いものを残した」と不満を漏らした。

 JR川越駅は、トイレや階段に擬音装置があり、点字ブロックの終点も分かりやすいとの評価。ホームの一部には線路側とホーム内側が分かるようにした「内方線」付きブロックが使われていた。

 さいたま市から参加した松本雅典さん(46)は「内方線があると分かりやすい。でも点字ブロックをまたいでしまう可能性もある」と話し、別の参加者は「視覚障害者がブロックを越えて歩いていたら声をかけてほしい」と訴えた。駅側は、内方線付きブロックの拡充などの対策を検討していることを説明した。

 約二時間にわたる点検を終えた平野会長は「鉄道会社によって対策に違いがあることが明らかになった」と感想を述べた。


駅ホームの安全点検をする参加者=JR川越駅で

(東京新聞)2012年3月30日 11時00分


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