ゴエモンのつぶやき

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1文字ずつ手作業で印字 英訳の中尊寺願文Tシャツ

2011年11月21日 01時21分40秒 | 障害者の自立
 一関市大東町大原の障害者福祉サービス事業所室蓬館(しっぽうかん)(金野育朗施設長)は、「中尊寺落慶供養願文(がんもん)」を英訳したTシャツの印刷を手掛けている。利用者が一文字一文字丁寧に転写。利用者の丹念な手仕事が、奥州藤原氏初代清衡の平和思想PRを後押ししている。

 室蓬館の20代男性利用者が、アルファベットの小さな文字に沿って、金色のシートをナイフで切り取り、Tシャツに熱転写する。手先の器用さと根気が必要で1日に制作するのは5枚程度。シルクスクリーンでの印刷も行うが、熱転写の方が仕上がりが良く長持ちするという。

 同プロジェクト事務局の菊池敦子さんは「中尊寺落慶供養願文は、世界遺産に認められる理由となった平泉仏教文化の精神的なエッセンスが込められている。Tシャツが平泉PRと、施設利用者の生産活動の助けになってほしい」と願う。

 Tシャツは1枚1800円(シルクスクリーン印刷は1500円)。毛越寺、中尊寺の売店などで販売している。問い合わせは菊池さん(ファクス兼用0191・75・3265)へ。


【写真=「中尊寺落慶供養願文」を英訳した文字をシートから一字一字切り取っていく室蓬館の利用者】

岩手日報 (2011/11/20)






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