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ゴエモンのつぶやき

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障害者施設が独自に 「震災がきっかけ、安全確保必要」−−涌谷の「共生の森」 /宮城

2012年06月02日 02時11分38秒 | 障害者の自立
 ◇空き家農家整備し来月開設へ

 障害者の自立を支援する涌谷町涌谷の通所授産施設「社会福祉法人・共生の森」(牛渡重光理事長)は、災害時に利用者を集団避難させる避難所を、独自に開設する。約6キロ離れた同町太田の空き家農家を購入し31日、スタッフが本格的な整備作業を始めた。開設のめどは7月。障害者施設による独自の避難所設置は珍しいという。

 「共生の森」の狩野堯生(たかお)参事(75)によると、避難所設置のきっかけは東日本大震災。「共生の森」では施設に大きな被害はなかったが、ライフラインが途絶え1週間休所した。一方、沿岸部の同種施設では利用者らが津波から身一つで裏山に避難し、数日間、飲まず食わずで過ごしたことを聞いた。江合川に近い低地にある「共生の森」も、豪雨による水害などで孤立する恐れがあると認識。利用者全員の安全確保の必要があると判断し、避難所設置を理事会で決めた。

 空き家農家は、趣旨を理解した持ち主が格安で譲ってくれたという。11部屋もあり、山林を含め2ヘクタールの土地付き。「共生の森」の利用者は42人だが、希望する地域住民も受け入れる予定のため、最大100人が少なくとも数日間過ごせるよう寝具、日用品や食料の常備を充実させる。避難の際は「共生の森」専用ワゴン車をフル出動させ利用者を運ぶ。

 更に、地域住民との常設の懇談会を設け、普段は交流の場にも使用する方針。避難所の名称などは今後決める。同施設によると、同町も避難所設置を歓迎しているという。

毎日新聞 2012年06月01日 地方版


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