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ゴエモンのつぶやき

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知的障がい者サッカーチーム「横浜F・マリノスフトゥーロ」 港北で写真展 

2017年04月30日 01時36分40秒 | 障害者の自立

 サッカー、Jリーグのクラブチームが運営する唯一の知的障がい者サッカーチーム「横浜F・マリノスフトゥーロ」の活動をもっと知ってほしい-。横浜市港北区鳥山町の障害者スポーツセンター「横浜ラポール」で二十八日、選手の姿を捉えた写真展が始まった。小山良隆監督(47)は「地元でもまだ知名度は高くないが、サポーターが増えるきっかけになれば」と話す。

 「チームメートへの指示を言葉で伝えにくい選手や、ボールに集中すると相手ディフェンダーが見えなくなってしまう選手。さまざまな個性がある中、練習や試合を重ね一つにまとまっていく瞬間が見られるのが醍醐味(だいごみ)」。小山さんは知的障がい者サッカーについてこう語る。

 チーム発足は二〇〇四年。横浜ラポール職員でサッカー経験のある小山さんが一九九九年、市内で障がい者サッカーのチームを組織。地元のJリーグクラブとして横浜F・マリノスのコーチや現役選手も指導に関わり交流を深めるうち、マリノスとして傘下の知的障がい者サッカーチームを常設することになった。

 現在は十二~四十七歳の八十人が特別支援学校や職場に通いながら、月に四回ほど横浜市内に集まり、パス、シュートの基礎練習を行う。年に十回ほど大会やJリーグ公式戦の前座試合などに出場している。

 「指示や指導がうまく伝わらずもどかしい思いをすることもある」と小山さん。だが「経験を重ねるごとに、はっと驚くプレーを見せてくれることが増えた。試合を見に来てくれれば知的障がい者サッカーに対する見方も変わる」と話す。

 日本知的障がい者サッカー連盟(東京都)によると、国内の競技人口は五千人で約百三十のチームがある。大会によって競技時間が短くなることがあるが、ルールは通常のサッカーと変わらない。「もうひとつのワールドカップ」と呼ばれる国際大会も一九九四年から開かれており、八カ国が参加した二〇一四年のブラジル大会では、日本は過去最高の四位だった。来年のスウェーデン大会に向け、フトゥーロに六年間所属する港北区の会社員、小林佑平さん(18)は「一生懸命練習して日本代表に選ばれたい」と語る。

 写真展会場は、横浜ラポール一階ロビー。八年前からチームの練習、大会の様子を撮り続ける写真家の内田和稔(かずとし)さん(48)=同市南区=が企画した。「ボールをひた向きに追い掛ける選手の表情、かっこよさを見てほしい」と呼び掛ける。

 展示は前期(五月五日まで)と後期(十七~二十三日)で内容を変え、それぞれ二十五点を並べる。開場は午前九時半~午後九時(日曜、祝日は午後五時まで)。

 四日午後二時半からは、横浜ラポール三階で内田さんのトークショーがある。フォトジャーナリスト安田菜津紀さんが聞き手を務める。参加費無料、申し込み不要。先着五十人。写真展とトークショーについての問い合わせは内田さん=電080(5417)7396=へ。

ボールを蹴る横浜F・マリノスフトゥーロの選手らを捉えた

2017年4月29日   東京新聞


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