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ゴエモンのつぶやき

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障害者の菓子新工房 宝塚に来月オープン

2012年09月25日 01時07分39秒 | 障害者の自立
 宝塚市小浜に障害者福祉サービス事業所「かしの木工房こはま」が完成し、23日、同所で記念式典が開かれた。知的障害のある人たちの働く場として10月1日にオープンし、地元のパティシエらが考案して宝塚銘菓として売り出し中の「宝塚フィナンシェ」などの菓子を製造する。

 工房は1977年設立の社会福祉法人「宝塚さざんか福祉会」(松井美弥子理事長)が、7か所目の事業所として開設する。鉄筋コンクリート2階建て891平方メートル。宿場町だった「小浜宿」の地区内にあり、外観は古い町並みに調和させるため格子を用いて色調を抑えた。工房名はドングリを豊かに実らせる「かしの木」に「菓子」をかけた。


完成した「かしの木工房こはま」(宝塚市小浜で)

 主にチョコチップやレーズン入りのクッキー、パウンドケーキ、フルーツケーキなどを焼く。昨秋に同法人の別の事業所で生産を始めた宝塚フィナンシェは、焦がしたバターの風味に上品な甘さが好評で品薄といい、増産する。

 同法人によると、障害者の就労環境は、法定雇用率の引き上げなどで改善されているものの、障害が重いほど厳しい。同市内では毎年、20人前後が特別支援学校を卒業するが、すぐに就職できる人は限られ、就労に向けた訓練をする事業所も不足している。

 式典では、松井理事長が「障害があっても意欲を持って働ける場にしたい」とあいさつし、来賓の中川智子市長も「誰もが幸せに暮らせる社会へと変えていく拠点になる」と歓迎。塩足享所長が「みなさんが喜んでもらえる菓子づくりをしていきたい」と決意を語り、大きな拍手が起こった。


増産する「宝塚フィナンシェ」

(2012年9月24日 読売新聞)


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