ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

高校女子に「障害者はいらない」…元教諭を提訴

2019年02月07日 17時22分18秒 | 障害者の自立

 長崎市の私立純心女子高に通っていた女子生徒(16)が、当時担任だった元女性教諭から暴言を吐かれて適応障害を発症し、自主退学に追い込まれたとして、元教諭と学校を相手取り、500万円の損害賠償を求める訴訟を長崎地裁に起こした。1月25日付。

 訴状によると、生徒は2017年4月に入学。幼い頃から発達障害の傾向があると指摘され、カウンセリングを受けていた。同年9月以降、元教諭から「障害者はこの学校にいらない」などと暴言を吐かれた、と主張。生徒は適応障害を発症し、18年3月に退学。現在は別の学校に通っているという。

 学校の調査に対し、元教諭は暴言を否定したが、18年5月に依願退職した。

 生徒の保護者は「同じような被害を受ける生徒が出ないよう、学校や元教諭に変わってほしくて提訴した」と話した。同校は「訴状が届いていないので、コメントできない」としている。

読売新聞


小4虐待死で新事実 致命的ミスをなぜ重ねた

2019年02月07日 15時35分29秒 | 障害者の自立

 千葉県野田市の小学4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡した事件で新たに衝撃的な事実が明らかになった。

 心愛さんが虐待を否定する文章を書いたことを児童相談所は不審に思いながら、父親の元に戻していた。心愛さんからうそだと直接告げられても手を打たなかった。なぜ児相は致命的ミスを重ねたのか、社会全体の問題として解明する必要がある。

 2017年11月、学校のいじめアンケートに心愛さんが「お父さんにぼう力を受けています」と書いたことから、県柏児相は心愛さんを一時保護している。

 18年2月、児相は心愛さんを自宅に戻すかどうか判断するため父親と面会した。この時点で父親は市教委からアンケートのコピーを受け取っていた。その上で父親は、心愛さんが書いたとする「お父さんに叩(たた)かれたのは嘘(うそ)です」「児童相談所の人にはもう会いたくない」という文書を見せ、「今日にも連れて帰る。名誉毀損(きそん)で訴える」と強く迫った。

 小学4年生にしては不自然な文面なのに、児相は心愛さんに確認しないまま自宅に戻す決定をした。第一の致命的ミスである。

 翌3月、心愛さんは学校で児相職員と面会した。母親に会ったとき「こういう手紙を書くように」という父親からのメールを見せられて書いたものであることを打ち明けた。

 虐待されていることを否定する文章を書かせること自体が虐待だ。その時点でどうして心愛さんを保護しなかったのか。せめて警察などと連携して父親に確認すべきではなかったか。これが第二のミスだ。

 児相は今になって「最初から書かされた可能性があるとは思っていた」という。うそだと気づきながら目をつぶっていたのである。

 児童福祉法の改正のたびに児相や学校、警察などの連携強化が図られてきた。児相には専門職の増員や研修の充実、弁護士の配置も定められた。安倍政権はさらに4年間で職員を2890人増やすという。

 ただ、これらの取り組みだけで済むのだろうか。児相や自治体、国が定める制度のどこに欠陥があるのかを、構造的な問題として捉え直すべきである。穴の開いたバケツに水を入れるだけでは、虐待から子どもを救うことはできない。

毎日新聞          2019年2月7日


商品開発 障害者アートで/双子兄弟会社設立/福祉起点に新事業企画

2019年02月07日 15時06分28秒 | 障害者の自立

 福祉を起点に新たな文化を創り出して知的障害者と社会をつなごうと、金ヶ崎町出身の双子の兄弟が花巻市で企画会社「ヘラルボニー」を設立した。知的障害者のアート作品をデザインした商品を開発したり、企業に障害者アートの活用を提案したりしている。目指すのは「障害を当たり前に話せる社会」だ。(藤吉恭子)

 会社の設立は昨年7月で、弟の松田崇弥さん(27)が社長、兄の文登さん(27)が副社長を務める。社員6人とともに、東京と岩手を拠点に事業を展開している。

 きっかけは一昨年、広告会社に勤めていた崇弥さんが中心になり、花巻市の「るんびにい美術館」で活動する知的障害者のアート作品をデザイン化したネクタイを企画・販売したことだ。品質と「かっこいい」にこだわった商品は、障害者福祉に共感する人だけでなく、ファッションに敏感な20~30歳代の若者にも選ばれ、可能性を感じた。「MUKU」のブランド名で傘やブックカバーなども展開し、今では商品は約20品目に増えた。

 新会社はMUKUブランドを引き継ぐほか、工事現場の囲いを障害者アートで飾って期間限定の美術館にする「全日本仮囲いアートプロジェクト」を東京で始める。知的障害者のきょうだいがいる人が交流するコミュニティー「カタルボニー」も運営する。

 構想では、スタッフに知的障害があることを事前に知らせ、宿泊者が「通常」とは異なる予想外の出来事も楽しめる「ソーシャルホテル」もあり、従来の障害者福祉とは違った視点の事業を次々に企画している。

 2人の原動力になっているのが、自閉症の兄、翔太さん(30)の存在だ。「障害のある人と一緒にいることが当たり前だったが、中学生の頃、兄に対する周囲の様子を見て世間は違うと感じた」。大学を卒業して就職した後も、兄弟は「いつか福祉にかかわりたい」と思い続けてきた。

 東京の広告会社に勤務していた崇弥さんが企画、県内の建設会社にいた文登さんが経営を担当。「双子の強みで、言葉なしでも互いの考えがわかる。ただ、なかなか意見を譲らず、本音でぶつかることも多い」という。社名は、翔太さんが7歳の時にノートに書いた言葉。調べても意味は分からなかったが、「それもおもしろさ」と選んだ。

 MUKUの商品が昨年10月から花巻市のふるさと納税の返礼品に加わるなど、「小さな丸が次第に大きく変わりつつある」と手応えを感じる文登さん。崇弥さんも「障害者を理解するより、まずは握手してほしい。10年後に時代が追いつくようなモデルケースになりたい」と意気込んでいる。

新商品の試作品を手に「企画の力で福祉をおもしろくしたい」と話す松田文登さん(左)と弟の崇弥さん(昨年12月18日、金ヶ崎町で)

新商品の試作品を手に「企画の力で福祉をおもしろくしたい」と話す松田文登さん(左)と弟の崇弥さん(昨年12月18日、金ヶ崎町で)

02/06          読売新聞


床に押し倒す様子がカメラに 障害者施設で“暴行”

2019年02月07日 14時52分25秒 | 障害者の自立

 床に押し倒す様子が防犯カメラに映っていました。

 松江市の障害者支援施設「こぱん」の経営者・石和田淳容疑者(51)と秦恵容疑者(35)は去年11月、施設内で重い知的障害のある小学3年の女の子の首に腕を回し、宙づりにして連れ回すなどした暴行の疑いが持たれています。その後の警察への取材で、秦容疑者が女の子の顔をつねる様子や床に押し倒す様子などが施設の防犯カメラに映っていたことが新たに分かりました。秦容疑者は「覚えていない」と容疑を否認しています。警察は、施設で他の児童らへの虐待の疑いもあるとみて捜査しています。

2019/02/06         テレビ朝日


日本盲導犬協会で「差別」と提訴 視覚障害者の元職員

2019年02月07日 14時39分02秒 | 障害者の自立

 勤務先の日本盲導犬協会で、職場に自分専用の机がないなど不当な扱いを受けたのは障害者差別だとして、元職員で視覚障害者の女性が6日、協会に1100万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 女性は40代で、関東地方在住。提訴後に盲導犬を連れて都内で記者会見し「差別的な対応をされ、悔しい思いをした。視覚障害者を支援する組織で障害者への無理解は許されない」と訴えた。

 日本盲導犬協会は「弁護士と相談の上で先方と話し合いをしており、突然の提訴に驚いている。弁護士から違法な点はないとの回答を得ている」とのコメントを出した。

 盲導犬を連れて記者会見に臨む原告の女性=6日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ 

盲導犬を連れて記者会見に臨む原告の女性

2019年2月6日       沖縄タイムス