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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者雇用水増し61人 栃木県教委、再点検で発覚

2018年10月03日 14時30分07秒 | 障害者の自立

 障害者の雇用数を水増ししていた問題で、栃木県教育委員会は1日、勤務時間が基準を満たしていない職員らを計上していたことが新たに判明し、平成29年度の水増し人数は61人だったと発表した。問題発覚直後の8月には39人と発表していたが、国の要請に基づき再点検し、本人に確認するなど精査したところ判明した。障害者雇用率は1・84%。8月には水増し分を差し引いて2・36%を2・02%(法定雇用率2・2%)と訂正したが、さらに下がった。

 県教委によると、県の障害者職員の名簿は、勤務時間や雇用期間などが記載されておらず、改めて調査したところ、国のガイドラインで定める週20時間未満か雇用期間が1年未満の場合は対象外とする基準を満たしていない職員が計上されていたことが分かった。身体障害者16人、精神障害者1人を計上していたという。

 また、問題発覚時は、名簿の記載事項が不足している職員を調査の対象としていたが、再点検で全員に確認したところ、手帳を更新していない職員らが新たに分かった。これにより、手帳を確認せずに計上していた職員は、身体障害者が5人から8人に、精神障害者が2人から4人に増えた。

2018.10.1         産経ニュース


スタートライン、精神障害者対象の面接会 IT技術職限定で就労支援強化

2018年10月03日 14時16分30秒 | 障害者の自立

 障害者雇用支援コンサルティングを手掛けるスタートラインは、IT技術職に限定した精神障害者対象の採用面接会による就労支援を始めた。これまでも障害者を対象とした採用面接会を開いてきたが、職種を限定したのは初めて。IT技術者の人手不足と、国が定めた障害者の法定雇用率の引き上げに加え、精神障害者雇用義務化が施行されたことからニーズに対応した。IT技術者は採用難の状況にあることから、今後企業による採用意欲が高まるとみてさらに支援体制を強化していく。

 同社は首都圏を中心に随時、精神障害者を対象とする採用面接会を開いてきたが、企業からの採用ニーズが高いことから、IT技術職限定の面接会を開いた。

 求職者に対しては、同社の専門キャリアアドバイザーが事前面談を実施。本人の就業希望と病状を聞くとともに障害の状況を見極める。求人側の企業に対しては求める人物像をヒアリングして、合致すると思われる求職者を面談会当日に引き合わせる。

 就職後にも同社スタッフが定期的に面談して相談に応じるといった定着のためのサポートをきめ細かく実施する。一般的に精神障害者は採用されても半数は定着できないとされているが、同社MyMylink(マイマイリンク)事業チーム事業責任者の藤野祐輝氏は、「有資格者が多く給与も高水準なので、IT技術者については定着率が改善するだろう」とみている。

2018.10.2         SankeiBiz


貸農園が障害者の職場に 松戸ファーム 企業の雇用促進へ9日開園

2018年10月03日 13時52分04秒 | 障害者の自立

 障害者を企業が雇用して、従業員として農作業に従事してもらう貸農園「わーくはぴねす農園 松戸ファーム」が九日、松戸市高塚新田に開園する。中央官庁や自治体での法定雇用率水増しが問題となる中、障害者が働ける場をつくるとともに、民間の障害者雇用を進める仕組みだ。 

 障害者雇用コンサルのエスプールプラス(東京都千代田区、和田一紀社長)が事業を手掛ける。二〇一〇年十月に市原市に市原ファームを開園。現在、県内には柏市や船橋市などに計十園があり、松戸ファームは十一園目となる。

 同社が面接して選抜した知的、精神、身体障害者に農業を学んでもらい、雇用を希望する企業側に紹介する。障害者は各企業での本来の業務には就かず、その代わりに日に六時間ほど農園で野菜づくりに励み、企業から給与をもらう。月十万円以上の収入が見込めるという。同社は農園を貸し出すほか農園の管理と運営、農業指導などを行う。製造、アパレル、証券、ホテルなど多様な企業が参画しているという。

 松戸ファームは約八千二百六十平方メートル。ハウスの養液栽培でレタスや水菜、コマツナを育てる。メロンやスイカなども手掛け、最大四十種類まで増やせるという。収穫した野菜は参画企業の社員に配ったり、社員食堂の食材として利用したりする。

 当初は松戸市近隣の障害者十人ほどを、製鉄業や商社など五社が雇用する予定。今後、福祉施設や自治体などと連携し、約六十人まで雇用を増やしていく。障害者をサポートするため、企業がOBやシルバー人材センターの会員らを農園管理者として雇う。

 障害者雇用促進法で国や地方自治体などは2・5%、民間企業は2・2%、都道府県などの教育委員会は2・4%以上の割合で障害者を雇用することが全ての事業主に義務付けられている。

エスプールプラスが運営する貸農園「市原ファーム」

2018年10月2日          東京新聞


ポップなバッグずらり 障害者工房で「冬コレ」

2018年10月03日 12時07分12秒 | 障害者の自立

 障害のある人たちが帆布などを使って作ったバッグの新作展「結(ゆい)の冬コレ」が1日、光市木園1丁目の「はんぷ工房『結』」で始まった。1980年代のポップな雰囲気をテーマにした10種類のオリジナル商品が並ぶ。関係者は「障害者たちの力作に触れてほしい」と来場を呼びかけている。

 工房は2006年、周南市の「周南あけぼの園」に通う人たちで結成。12年には、光市に開園した姉妹園「光あけぼの園」に移り、併設ショップをオープンさせた。

 バッグは、知的障害などがある男女17人が、木綿や麻を平織りにした帆布と呼ばれる丈夫な布を使い、裁断や縫製、刺繡(ししゅう)などの作業を分担して製作。16年から春、夏、冬と年3回の新作展を開いてきた。

 3回目となる「冬コレ」は、鮮やかな色彩の帆布地にカラフルな刺繡やプリントを重ねたのが特徴だ。スタッフの阿座上(あざかみ)涼子さんは「日本が元気だった時代の、どこまでも明るく、はじけるような雰囲気を表現したかった」と話す。

 「一点もの」のバッグの刺繡を担当するのは、久米文子さん(28)。1990年の生まれだが、「瀬戸の花嫁」や「いい日旅立ち」など70~80年代の歌謡曲を聴いたり、歌ったりするのが大好き。懐かしいラジカセやカセットテープ、レコードプレーヤーなどの絵や、お気に入りの歌詞の一節を縫い込んだ。

 「プリントもの」のバッグの図柄は、周南あけぼの園で作家集団「アトリエnon」に所属し、カレンダーやポストカードなどを制作する徳原望さん(31)が担当。オウムや羊、花などをポップアート風に表現した。

 大小のトートやポーチ、ペンケース、小物入れなどをそろえ、価格は1338~9557円(税込み)。31日まで。14日を除いた日曜、祝日は休み。問い合わせは結(0833・74・3333)。

写真・図版

刺繡(ししゅう)を担当した久米文子さん

朝日新聞          2018年10月2日