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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

人気の障害者バンド記録が渋谷で上映中 生きる尊さ感じて

2015年01月20日 02時16分30秒 | 障害者の自立

 フィンランドで人気を呼んでいる知的障害者パンクバンドを追ったドキュメンタリー映画「パンク・シンドローム」が東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで上映されている。「少しばかりの敬意と尊厳がほしい」「権力者はペテン師だ。俺たちを閉じ込める」。叫ぶように歌う4人の障害者の姿を通して、ありのままに生きる尊さを伝える。

  バンドは、30代から50代までの4人の障害者でつくるペルッティ・クリカン・ニミパイヴァト。「国会じゃ議員さんがあれこれ約束するけど毎日約束を破る」と歌う「こんな社会大嫌いだ」、「グループホームは嫌いだ。施設には住みたくねえ」と叫ぶ「カッリオーン!」など、社会問題から日常生活まで正直な思いを歌詞にし、パワフルに歌い上げる。ドイツなどで海外公演も行っている。

  失敗や衝突を繰り返しながらもステージで、日常で、ひたむきに生きる4人の姿をとらえた映画は、フィンランド・アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞や山形国際ドキュメンタリー映画祭市民賞などを受賞している。

  上映終了日は未定。トークショーもあり、ゲストは19日午後7時15分の回が法政大教授の湯浅誠さん。24日午後1時15分の回は東京農工大リーディング大学院特任准教授の坂根シルックさん、日本障害者協議会代表の藤井克徳さん。

  24日午後1時15分、29日午後7時15分、2月3日午後3時15分の回は副音声付きのバリアフリー上映も行う。問い合わせは、同館電話03(5766)0114。

 【神奈川新聞】     2015.01.18


障害者犯罪防止へ学会 福祉職や医師らが連携

2015年01月20日 02時13分04秒 | 障害者の自立

 知的障害者や発達障害者が周囲から孤立し、適切な支援を受けられずに犯罪を起こしてしまう。そんな状況を変えようと福祉職や医師、弁護士らが連携して「日本司法・共生社会学会」を設立する。24、25両日に都内で設立総会を兼ねたシンポジウムを開く。

 設立メンバーはこれまでに障害者の権利擁護のため、専門職のネットワークづくりや啓発活動を実施。厚生労働事務次官の村木厚子さんが文書偽造事件での無罪による損害賠償金を寄付してできた触法障害者支援の基金から助成を受け、司法と福祉をつなぐ人材の養成にも取り組んでいる。

 学会設立は科学的に支援手法を研究し、現場での実践につなげるのが狙い。裁判や矯正のほか、学校教育、成年後見などテーマごとに10分科会を設け、全国各地でシンポや研修などを開く。

 発達障害に詳しい医師で、学会長となる内山登紀夫・福島大大学院教授は「障害者が犯罪に至るには多くの要因があるが、なかなか正確に理解されない。専門領域の垣根を越えた連携を進めたい」と話している。

 24、25両日のシンポでは、弁護士らの討論会や英国の専門家の講演などが予定されている。会場は東京国際フォーラム。参加には事前申し込みが必要。

問い合わせはメールinfo―panda―j@shiraume.ac.jpまで。

2015/1/18    日本経済新聞

 


発達障害者へパソコン指導 藤沢の教室が10年

2015年01月20日 02時04分37秒 | 障害者の自立

◇「就労機会広げたい」

  全国でも珍しい発達障害がある人たちのためのパソコン学習室「湘風舎」が、藤沢で活動を始めて10年を迎えた。身に付けたスキルを基に、地方自治体や企業の特例子会社への就職に結び付けた例も多く、実績を挙げてきた。主宰する女性は力を込める。「これまで清掃員や作業員などが中心だった障害者雇用の裾野を広げていきたい」

  平日の夕刻、1937年に建てられた藤沢市藤沢の古民家の2階は“寺子屋”へと様変わりする。1こま1時間のレッスンは最大5人まで。アットホームな雰囲気の中、少人数指導を実践している。

  講師を務めるのは茅ケ崎市在住の沼田恵子さん(51)。大手自動車会社のコンピューター開発部門を経て広告代理店に転職、その後フリーでホームページ作成などを請け負ってきた経歴を持つ。

  昨年12月のある水曜日、この日は小学6年の男児(12)に表計算を指導。5年生のときに横浜市戸塚区から通い始め、毎週のレッスンを楽しみにしているこの男児は、沼田さんの指導でめきめきと腕を上げ、1700人が参加した同月のパソコン入力コンクール全国大会では小学生チャンピオンに輝いた。

  男児の母親は「息子はこだわりが強くて、他人の指示にうまく乗れない性格。受け入れてもらえるか心配だったが、湘風舎はその人の個性に合わせて指導してくれる」。男児も「もっとパソコンのことを知りたい」と意欲を見せる。

  沼田さんがパソコン指導を始めたのは2005年、発達障害の子どもを持つ知人から相談されたことがきっかけだった。当初はグループレッスンで基礎を中心に教えていたが、口コミで評判が広がっていった。

  09年には資格取得を目的とした個人指導を開始。事務処理系ソフトからグラフィック、映像・動画制作、ゲームプログラミングまで教える内容は多岐にわたり、現在は小学4年生から40代の大人まで約50人が受講している。

  指導マニュアルはない。それぞれの個性に合わせ、「根気強く、焦らずゆっくり、無理強いせず、怒らず褒める」ことに尽きるという。

  「パソコンは発達障害児者の自立に有効なツールの一つ」と強調する沼田さんは、理由をこう説明する。「程度の差こそあれ、会話やコミュニケーションが苦手な人が多い。非対面の方が仕事に集中し、うまく自己表現できる場合もある」

  11年からは、スキルを磨いた生徒に就労機会を提供しようと、ホームページ作成の受注も始めた。また、市内の社会福祉法人に働き掛け、既存の業務のうちパソコンを使ってどの部分を障害者に担ってもらうことが可能か、提案してもいる。

  沼田さんは「私がやりたいことは発達障害者の能力開発」と語る。「多くの人は周囲から理解されず、理不尽な目にも遭ってきた。それでは自信をなくしてしまう。でも、『ここは得意』という分野があると自己肯定感を持って生きられるようになり、人間性の成長につながっていく」。今後も寄り添い、その手助けをしていくつもりだ。

  受講料は月4回受講で9千円。

 ◆発達障害

 脳機能の発達に関係する障害の総称。特定の物事にこだわる自閉症、自閉症に近いが言語の発達の遅れはないアスペルガー症候群、読み書きや計算が極度に苦手な学習障害(LD)などがある。他人との関係づくりやコミュニケーションが苦手な場合が多く、周囲から理解されにくい傾向にある。

パソコン学習室「湘風舎」で指導に当たる沼田さん=藤沢市藤沢

 【神奈川新聞】      2015.01.19


ダスキンのCSR活動 障害者支援―

2015年01月20日 02時00分29秒 | 障害者の自立

株式会社ダスキンは『ダスキン愛の輪基金』を通じ、1981年以来、二つの社会貢献活動をされている。

1つ目は、地域社会のリーダーとして活躍したい障害のある若者を海外に研修派遣する事業で、33年間で470名余が研修を修了し、現在では大学教授、県会議員、障害者スポーツのインストラクターなど、さまざまな分野で活躍されている。

2つ目は、1999年より実施しているアジア太平洋地域の障害のある若者が日本で障害者福祉を学ぶ事業で、15年間で109名の研修生が学び、母国でリーダーとして活躍されている。

日本財団でも障害者支援活動は内外で積極的に取り組んでいるテーマで、途上国の障害者がアメリカの大学に留学する制度、ベトナムの障害者福祉の法律制定への協力、今年、仙台で行われる国連防災会議に障害者を加える活動(驚くことに国連の防災に関する対策に障害者は入っていない)、手話を言語として法律に銘記する活動、聴覚障害者の電話利用のための電話リレーサービスのシステム化と法制化研究等々、多岐にわたる。

通常、特に途上国では、障害者は自宅に閉じ籠りがちである。日本財団の努力で、ベトナムでは聴覚障害者の中で初めて10数名の大学卒業生を輩出した。それまでは、中学校を卒業することさえ珍しかった。

ミャンマーでも例外なく障害者は自宅から出るのをためらっていた。大野修一は、ミャンマーで障害者団体の育成強化のため人材を探し求めた。その結果、とびきり優秀な三人の情熱あふれる青年に出会うことができた。大野は一目ぼれし、この三人を中心にMyanmar Independent Living Initiative 略して『MiLi』を設立させ、積極的な支援活動が開始された。

現在の中核メンバーの三人は
Nay Lin Soe(男性肢体障害者 33才)
Aung Ko Myint(男性視覚障害者 39才)
Yu Ya Thu(女性肢体障害者 39才)

三人とも素晴らしい日本語を話し、私を感動させてくれた。このうちの男性2人は『ダスキン愛の輪基金』で1年間、日本の障害者リーダー育成プログラムで勉強したという。

一昨年、ミャンマーではじめて開催された障害者芸術祭には4900名が来場者し、大成功であった。昨年のアジア芸術祭(安倍昭恵名誉総裁)も大成功をおさめた。すばらしい団結力、組織力で短期間に支部は19に拡大、さらに拡張を続けており、ミャンマー障害者基本法の制定にも大きな影響力を行使している。

内外を問わず、我々の活動は良き人に出会えれば活動は半ば成功したといえる。ダスキンの皆さんの地道なご努力がミャンマーで大きく花開いていることをご報告し、感謝申し上げたい。

2015年01月19日     BLOGOS


障害者ら記者のフリーペーパー、3月創刊 地域との交流や理解促進へ

2015年01月20日 01時54分09秒 | 障害者の自立

 長野市を中心に活動する福祉団体「Happy Spot Club(ハッピー・スポット・クラブ)」が、障害者向けの季刊のフリーペーパーを創刊する。メンバーの障害者らが記者となって、3月20日に発行を始める。障害者自身が同じ立場の人たちに飲食店などを紹介し、地域との交流や理解の促進につなげようと企画した。

 編集長の吉本茂さん(54)は1999年に交通事故で足などが不自由になり、車いすで生活している。当初はリハビリ施設と自宅の往復などで行動範囲が限られ、「気持ちが沈みがちだった」という。

 吉本さんはその後、車いすマラソンに挑戦し、多くのボランティアとも交流した。「障害者自身もほかの人に対して壁をつくってしまっている。自分たちが声を出すことで理解が進み、周りが変わる」とし、所属するハッピー・スポット・クラブの仲間5人に声を掛け、フリーペーパーを発行すると決めた。

 フリーペーパーの名称は、英語のビューティフル(美しい)などの頭文字を取った「びゅーはん」。地域で活動している障害者や、記者自身が訪れて気に入った長野市内の飲食店などを紹介する。

 折り畳み式のA5サイズ。創刊号は今春の善光寺御開帳などに合わせ、約5千部発行する。吉本さんの知人らを通じて長野市のほか東京都内、金沢、富山両市の福祉施設などに置くという。

 ハッピー・スポット・クラブは18日、長野市内で開いた集会で創刊について発表した。記者を務める堀内宗喜さん(34)は「自分たちが取材を通じて相手と交流することで、つながりができる。少しずつ周りを変えていきたい」と意気込んでいた。

フリーペーパーの記者を務めるハッピー・スポット・クラブのメンバー=長野市内

01月19日(月)    信濃毎日新聞