第37回県障害者技能競技大会が20、24の両日、佐賀市のポリテクセンター佐賀などであった。ビルクリーニングや縫製など6競技7種目に51人が出場し、日ごろ培った技術を競った。
事業所で働いたり、特別支援学校で学んだりしている16~64歳が挑んだ。ビルクリーニング競技は弾性床と机上の清掃。机といすが置かれた4メートル四方で、モップ掛けなどの作業手順や所要時間を審査した。このほか接遇マナーをみる喫茶サービス、木箱をつくる木工、表計算を行うパソコンもあった。
大会は障害者の職業能力向上や雇用促進を目的に、佐賀障害者職業センターと県が開いている。障害者の就労先について主催者は「これまでは製造業中心だったが、近年は喫茶やビルメンテナンス、スーパーといったサービス業が増えている」と話した。
縫製の競技でエプロンづくりなどに取り組む出場者=佐賀市のポリテクセンター佐賀
2015年01月25日 佐賀新聞