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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者駐車場に公用車を止めた市長、その理由は

2014年02月22日 02時41分45秒 | 障害者の自立
 香川県丸亀市の梶正治市長(61)が、丸亀市立中央図書館に公用車で立ち寄った際、運転手に障害者用駐車場に駐車させていたことがわかった。

 同図書館に一般用の駐車スペースはなく、近くの市営地下駐車場を利用することになっている。目撃した市民は「率先してルールを守るべきではないのか」と指摘。梶市長は取材に対し「気の緩みがあった。市民に申し訳ない」と話している。

 障害者用駐車場は、車いすの利用者や妊婦ら専用で、玄関近くに2台分が用意されている。市によると、梶市長は13日午後3時頃、公務の合間に私的に借りた本を返却するため、市職員が運転する公用車で図書館を訪れた。その際、同駐車場に数分間駐車したという。

 図書館側は対象外の市民には、約50メートル東にあるJR丸亀駅前の市営地下駐車場(1時間以内は無料)を利用するよう案内。障害者用を使う場合はカウンターで利用許可証を受け取り、車内に掲出するルールを設け、駐車場の看板にも明示していた。

 梶市長は「玄関前の路上で車を降り、返却を終えて戻るまで、運転手が障害者用を使っているとは知らなかった。地下駐車場に止めさせるべきで、反省している」と釈明。私的な図書館利用に公用車を使ったことについては「公務の合間なので問題はないと思う」としている。

(2014年2月21日11時48分 読売新聞

ジビエ事業で障害者の雇用拡大目指す 長野・上田市の「まるこ福祉会」

2014年02月22日 02時32分49秒 | 障害者の自立
 知的障害者らが働く長野県上田市の社会福祉法人「まるこ福祉会」(柳沢正敏理事長)が、来年度にもジビエ(野生鳥獣肉)事業に本格的に参入すべく準備を進めている。すでに昨年販売されたシカ肉のハンバーガーの材料を提供するなど活動しているが、早ければ来年度新たに食肉処理施設を設けて、地元で獲れたニホンジカの処理、加工、製品製造までを一体的に行い、障害者の就労機会や給料を増やすことにつなげたい考えだ。

 まるこ福祉会は平成24年11月、県が提案した「ジビエ振興と障害者就労施設との連携」に賛同して、障害者の新たな就労の場としてジビエ事業への参入を決定。同年12月、本格的な調理場を備えた障害福祉事業所「きらり」を開所し、活動を始めた。

 茅野市のフランス料理店シェフで日本ジビエ振興協議会代表の藤木徳彦さんの協力を得て、そうざい製造業や飲食店営業、食肉処理業、食肉販売業の許可を取り、シカ肉の加工、販売をスタートした。

 昨年11月には、「ジェイアール東日本フードビジネス」(東京)が首都圏で展開するファストフード店「ベッカーズ」の各店舗で、藤木さん監修の「信州ジビエ鹿肉バーガー」を販売したが、パティ(肉)とソースは「きらり」で製造。1カ月間の限定販売で、当初は8千食の予定だったが、好評だったことから2千食を追加し、合計1万食を完売した。

 上田市など東信地方には捕獲したニホンジカを処理する施設はなく、「きらり」では現在、飯田市で解体されたジビエを利用している。今年1月には食肉製品製造業の免許も得て、製品の製造、販売もできるようになった。同会が準備を進める食肉処理施設が完成すれば、地元で獲ったニホンジカの処理から製品製造までを同会で担うことができる。

 野生鳥獣をめぐっては県内で農林業への被害が相次いでいるが、処理施設のない東信地方でも同様で、対策は喫緊の課題だ。県はその捕獲を進めるとともに、肉を人気上昇中のジビエとして処理、加工し、製品製造、消費までを進める「ジビエの食のサイクル」構築を目指している。

 同会の活動はそれをさらに障害者の雇用、給料の増加につなげるというもので、その観点からは「一石三鳥」とも言える画期的な取り組みだ。

 柳沢理事長は「どうせやるならジビエの入口から出口までやりたい。それが障害者の雇用や給料の増加につながればみんなの幸せになる。ここで成功例ができれば全国で困っている福祉施設の希望になるだろう」として、本格的な事業展開に意欲を燃やす。

 藤木さんも「ジビエは東京でオシャレと受け止められるようになってきており、県内や全国各地で6次産業の形ができてきた。地域の福祉施設などと連携して製品化し、大消費地に販売できればと考えており、今回の取り組みを全国に発信していきたい」と語る。

 食肉処理施設の建設は一部地元住民の理解が得られておらず、計画通り来年度中に完成するかどうかはめどが立っていないというが、柳沢理事長は「施設建設の意義を理解してもらって何としても実現したい」と話している。

 ■まるこ福祉会 上田市長瀬2885の3。(電)0268・71・6263。平成16年3月に社会福祉法人として認可。障害者が木工品などを製作する多機能型事業所「とんぼハウス」や発芽玄米入りパンなどの製造・販売をする「パン工房とんぼ」などを運営するほか、平成24年に主に知的障害者を対象とする障害福祉サービス事業所「きらり」を開設した。


シカ肉を使ったハンバーガー用のパティ(肉)を作るまるこ福祉会の職員=上田市の障害福祉サービス事業所「きらり」

MSN産経ニュース : 2014.2.21 11:30

障害者ら製品づくり

2014年02月22日 02時17分04秒 | 障害者の自立
 私がいるのはスリランカの首都スリ・ジャヤワルダナ・プラコッテから北へ200キロほど離れた農村です。人口約3万3千人、農業用の貯水池があり、住民の多くは稲作を中心とした農業で生計を立てています。

 任地は「障害のある人の地域に根差したリハビリテーション」事業のモデル地域として、地域の資源を生かして障害のある人を含む全ての住民の生活をより豊かにしていくことを目指しています。

 現在5人の青年海外協力隊が派遣されており、それぞれ違う部門に属しながらも、各部門の同僚や地域の人と一緒に一つの目標に向かっています。取り組みの一つとして、「障害のある仲間の作業所」をご紹介します。

 私が活動する地域には舗装されていない道路が多く、バスの通る道から離れているところにも多くの民家が存在し、障害のある人のための公的な施設はなく、障害のある人が参加できる機会、条件は限られています。

 そんな中で、2008年に「障害のある仲間の作業所」が現地の行政官、障害のある人とその家族、そして当時活動していた協力隊員と共に立ち上げられ、現在もこの活動が現地の人々によって続けられています。

 この作業所の特徴は二つです。一つは、作っている製品が身近な材料を使っているという点です。任地には多くのヤシ畑があり、家庭でもヤシの木を持っている家が珍しくありません。ヤシの丈夫な葉はほうきに、実の皮の部分には繊維が多いのでブラシやひもを編むのに適しています。また、家庭で調理して余ったココナツの実からココナツ油を取り出し、その油で石けんを作っています。ヤシやバナナなど、現地にあり安価で手に入る材料を使った製品づくりは、地元の物を生かしているという点でも、無駄がないという点でも非常に優れていると思います。

 もう一つは、製品づくりを通して障害のある人が仲間との結束を高めているという点です。参加者の多くは製品づくりを通して「自分にもできる」という自信を持ち、それが新たな製品づくりなどの作業所の活動の原動力になっています。また、開始当初は行政が主導していた運営も、多くの部分を障害のある人とその家族が担うように変わってきています。単なる製品づくりではなく、当事者の主体性が強化されていることがこの作業所の大きな特徴であると考えます。

 このように、地域の中にある物や人がつながっていくことは障害のあるなしにかかわらず、人々の生活を豊かにしているのではないでしょうか。協力隊の活動は現地にある物を生かし、現地の人々が主体的に取り組めるようにするきっかけの一つにすぎないと思います。作業所のように形に残る活動ばかりではないのも実情ですが、少しでも任地の人がより豊かに暮らすきっかけになれたらと考えています。

 三輪洋子さん
 みわ・ようこ 障害者福祉施設勤務を経て、2012年6月から青年海外協力隊としてスリランカに派遣。職種は村落開発普及員。土岐市出身。27歳。

岐阜新聞 平成26年2月22日

障害者の就労支援に 神戸の病院に喫茶店オープン

2014年02月22日 02時10分57秒 | 障害者の自立
 神戸市北区山田町の真星病院に20日、一般就労を目指す障害者らが働く喫茶店「cafeコスモス」がオープンした。手づくりの弁当やケーキもあり、スタッフらは「誰もが気軽に集まって楽しめる店にしたい」と意気込んでいる。

 同病院が北区地域自立支援協議会に無償で1階のスペースを提供。障害者が働く場として高齢世帯向けの弁当宅配やケーキ店を手掛けるNPO法人「ひやしんす」(同区)が運営する。

 昨年8月、同病院が「院内の喫茶スペースを地域の人が集う場にできないか」と北区役所に打診したことをきっかけに、今回のオープンとなった。

 営業は、火~土曜の午前9時~午後2時半。精神障害や知的障害がある8人のスタッフが交代で勤務する。

 開所式で、病院の大石麻利子院長(60)は「障害や病気に関係なく、いろんな人が集い、生きがいを持って働ける場に」とあいさつ。出席者はコーヒーや手づくりのシフォンケーキなどを味わった。

 スタッフの女性(21)=北区鹿の子台北町=は「サラダを作ったり、コーヒーをいれたりするのは楽しい」と話していた。


オープン初日、多くの利用者でにぎわう「cafeコスモス」=真星病院

神戸新聞 : 2014/2/21 05:30

精神障害者施設開設の苦労つづる 山科、エッセー集出版印刷用画面を開く

2014年02月22日 02時02分49秒 | 障害者の自立
精神障害者の自立就労支援施設「からしだね館」(京都市山科区)の設立者坂岡隆司さん(60)が、開設した時の苦労や施設で出会った人との思い出、日常生活で感じた福祉のあり方などをつづったエッセー集「一粒のたねから」を出版した。

 坂岡さんは、高齢者福祉施設勤務を経て、2005年に社会福祉法人「ミッションからしだね」を立ち上げ、06年にからしだね館を開いた。現在約20人の利用者が働いている。

 エッセー集は、施設の開設に住民の理解を得られず、最初の計画が頓挫したこと、心の病で家庭内暴力を繰り返す青年と父親の関係、不登校になった息子との日々など、自らの体験も織り交ぜてつづっている。

 このうち「大人の支援」と題したエッセーがある。同館の理念の一つだ。坂岡さんは障害者を手助けするだけではなく、自立を促す支援が大切と考えている。「障害があってもなくても、個人を一人前として認め合う社会に早くなってほしい」との願いを込めた。

 B6判128ページ。1050円。いのちのことば社TEL03(5341)6920。


からしだね館でのさまざまな経験をつづったエッセー集「一粒のたねから」を出版した坂岡さん(京都市山科区)

京都新聞【 2014年02月21日 09時20分 】