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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

東京五輪準備、障害者目線で 車いす工房社長ら、政府に提案書

2014年02月20日 02時04分32秒 | 障害者の自立
 二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックに向け、東京都内の障害者や支援者らが当事者の視点から整備面の提案書をまとめ、政府に手渡した。施設建設で計画段階から障害者の意見を反映させることや、バリアフリー情報の発信などを求めている。「六年後は障害のある人がもっと自由に街に出て、いきいきと過ごせる東京に」と訴える。 (奥野斐)

 呼び掛け人は、墨田区本所で主に重度障害者用の特注電動車いすを製作する「さいとう工房」社長の斎藤省(しょう)さん(66)。「五輪は、スポーツ選手だけでなく誰もが差別なく生きがいを持って暮らしていると世界にアピールする絶好の場。そのための準備をせねば」と語る。

 交流のある当事者団体のNPO法人「DPI日本会議」(千代田区)のメンバーや従業員、大学の研究者ら約十人で昨年末から話し合った。「ユニバーサルデザイン」「移動や利用の保障」「当事者の参画」を基本に、接遇サービス▽情報提供▽ハード整備▽災害等への対応-の課題を挙げて具体策を盛り込んだ。

 最近では駅や商業施設にエレベーターや多機能トイレの設置が進むが、場所が一目でわかる地図や一覧表などの情報は乏しい。トイレマップの整備や音声・手話通訳などでの案内、車いすがパンクした際の故障修理ステーションの設置などを提案した。

 斎藤さんは工房を始めて二十年間で、約千五百台の電動車いすを製作・販売した経験から、「当事者の視点がなければ、本当に使いやすいものはできない」と実感した。開業当初、階段を上がる電動車いすがあればと設計したが、利用する側からバッテリーの持ちや走行距離、重量の指摘を受け「技術先行だった」と反省した。「五輪整備でもいろんな障害者の意見を反映させる場が必要」と強調する。

 提案書は先月、工房を見学に訪れた内閣官房の「オリンピック・パラリンピック東京大会推進室」の平田竹男室長に手渡した。DPI日本会議バリアフリー担当アドバイザーの今西正義さん(65)は「今後も五輪の組織委員会や関連団体にも提案していきたい」と話している。


電動車いすの製作を通じ、東京五輪に向けた提案書作成を呼び掛けた斎藤省さん=東京都墨田区本所で

東京新聞 : 2014年2月19日 夕刊





障害者スポーツ支援組織設立へ 18年、全国大会開催向け

2014年02月20日 02時02分42秒 | 障害者の自立
 2018年福井国体に合わせ開かれる第18回全国障害者スポーツ大会(福井しあわせ元気大会)への出場を目指す福井県選手を一体的にサポートするため、県や関係団体などが新たな支援組織の設立準備を進めていることが18日分かった。選手の育成強化だけでなく、県民に障害者スポーツへの理解や関心を深めてもらい、大会開催に向けて盛り上げを図る。

 県内の障害者関係団体によると、県内には障害者スポーツの普及・振興、選手の育成強化などを担う統括組織はなく、選手育成や競技力向上は、家族や競技関係者らに頼っているのが現状。全国各地の統括組織でつくる日本障害者スポーツ協会協議会に、都道府県単位で登録していないのは福井、広島、香川の3県のみという。

 以前から、障害者関係団体などから各団体をまとめる事務局的な組織の新設を望む声があった。1月中旬にも関係7団体が県に対し、新組織の設立・運営への支援などを求める要望書を提出している。

 これらを受けて現在、県や競技関係団体などが具体的に検討しており、新年度以降の活動を見据えて設立を急いでいる。

 国体に合わせ開かれる全国障害者スポーツ大会は、陸上や水泳といった個人競技と、車いすバスケットボールやバレーボールなどの団体競技が行われる。競技ごとに障害の種類や年齢に応じて部門が細分化され、成績は都道府県の障害者スポーツの振興を示す尺度の一つともなっている。

 13年の全国大会(東京)では、本県からの出場が全13競技中6競技、21人にとどまった。県は18年の大会は開催県として全競技で約300人の出場を目標に据えている。新組織の設立を機に、出場選手の掘り起こしや育成強化、情報収集などを進めていく。

 本県の全国大会の2年後には東京でパラリンピックも控える。県内に障害者スポーツを広く根付かせ、大会後にもつなげていく。

福井新聞 : 平成26年2月20日

障害者の作品を販売

2014年02月20日 01時43分51秒 | 障害者の自立
 東京ソラマチ5階の「産業観光プラザ すみだまち処(どころ)」で27日~3月4日、障害者の手による雑貨やお菓子の展示販売会がある。スカイツリーのおひざ元・墨田区内の知的・身体・精神障害者の16作業所が参加し、障害への理解を深めてもらう目的。革製パスケースの絵付けやアクセサリー作りなど、障害者本人による実演も披露される。午前10~午後6時。問い合わせは墨田区障害者共同販売事務局(03・5600・2001)。

朝日新聞デジタル>2014年2月19日14時34分

障害者の職場定着の工夫学ぶ

2014年02月20日 01時36分23秒 | 障害者の自立
佐渡市が雇用企業見学会

 島内の障害者雇用を促進させようと佐渡市とハローワーク佐渡は17日、初の障害者雇用企業の見学会を開いた。行政や教育、福祉の関係者が、障害者が職場に定着するための具体的な工夫を学んだ。

 個別企業が視察するなどの機会はあったが、関係者による大規模な見学は同市では初めて。特別支援学校や保健所、障がい者就業・生活支援センターの職員など約20人が参加した。

 重度の障害者を含む6人を雇用しているJA佐渡本店(同市原黒)では、教育人事課長から雇用状況の説明を受けた。

 同JAでは、障害者は本店や支店で障害に応じ金融や管理、事務などを担当。採用前の職場体験や受け入れ部署での周知、世話人の選定をするなど工夫を図っている。課長は「みなさん定着して、ベテランになっている人もいる。職場内のコミュニケーションは大事で、定期的な面談は欠かせない」と強調した。

 同市では障害者雇用の法定値(2%)を達成している企業が7割あり、5割以下の県内平均を上回っている。しかし希望しても就職口の見つからない障害者も残っている。見学した市社会福祉課は「工夫をすれば障害者の雇用が広がる可能性が分かった。障害者を送り出す側、受け手がお互いを理解し、雇用を広げていきたい」としていた。

 同日は介護事業などを行う「佐渡国仲福祉会」の取り組みも見学した。


福祉などの関係者が、企業側の障害者雇用の工夫を学んだ見学会=17日、佐渡市原黒

新潟日報 2014/02/19 14:42

精神障害者がこころで表現 宇都宮で絵画・書道展

2014年02月20日 01時29分41秒 | 障害者の自立
 県内の精神障害者が創作した作品の展示会「第十二回栃木こころの絵画・書道展」が十八日、宇都宮市本町の県総合文化センターで始まった。十九日まで。

 文化活動を通じて、障害のある人たちに社会参加の喜びを感じてもらおうと、県精神衛生協会や県が毎年開いている。今回は県内五十三の病院や施設の利用者らが出展し、書道部門は百四十六点、絵画部門は百三十四点が集まった。

 書道は「感謝」「一心不乱」といった言葉が見られ、大きな半紙にはみ出すほどの大きさで「働く」と書いた作品も。絵画では、細かくちぎった折り紙を丁寧に貼り、富士山を表現した大作などが並ぶ。初日から多くの人が訪れ、さまざまな思いが込められた作品に引き込まれていた。

 十九日は午前九時半~午後四時。会場では、障害者らがコーヒーなどを無料提供するサービスもある。


細かい作業の跡が目を引く絵画作品=宇都宮市で 

東京新聞 : 2014年2月19日