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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者住宅探し理解を 不動産業者へDVD 市自立支援協製作

2013年03月02日 02時00分33秒 | 障害者の自立
 宮崎市自立支援協議会成人期暮らし支援部会(寺坂聡子部会リーダー)は、不動産業者ら向けに障害者の住宅探しへの理解を広めるDVDを製作した。

 一人暮らしをしている障害者の生活ぶりや住宅探しに訪れた障害者への対応方法を示したロールプレーなどを収録。約600枚製作し、3月中旬から市内の不動産業者などに配布する予定。


【写真】和田さんの暮らしぶりを紹介したDVDの一場面

宮崎日日新聞-2013年03月01日

障害者の親へ 稲川淳二さんメッセージ 要らない命なんてない 息子殺そうとして気付き

2013年03月02日 01時54分55秒 | 障害者の自立
 怪談話やリアクション芸でお茶の間に親しまれてきたタレントの稲川淳二さん(65)が、夏場の怪談話を除いてテレビ出演を取りやめ、障害者10+ 件への理解を深める講演やボランティア活動を続けている。あの稲川さんに何があったのか。講演で訪れた福岡市で話を聞いた。

 -次男の由輝(ゆうき)さん(26)は、生まれた時から障害者という。

 「1986年、多くのレギュラー番組に出演していたころ、妻が2人目の命を身ごもった。長男がいて、仕事も絶好調。これで2人目が生まれたら、自分はどれだけ幸せになるかと胸を弾ませていた。ところが、生まれた次男はほとんど泣かない。妻は『この子、おかしいよ』と泣いた」

 -どんな障害があったのか。

 「病名を突き止めようと12人の医師を訪ね、クルーゾン氏症候群という先天的な頭蓋骨の病気だと分かった。頭を開いて船の骨組みのような枠を入れる手術が必要で、それを受けても助かる可能性は低いという。雪が積もった秋田県でのロケ。次男のことを考えるうちに頭の中がぼーっと白くなってきて、今もし、あいつを雪の中に放ったら、すぐ死んじゃうだろうな、とも考えた」

 -由輝さんは生後4カ月で手術を受けることに。一部始終を聞かせてほしい。

 「1人しか入れない無菌室で、手術前の次男を見守っていた。この病気で助かった子はほとんどいない。よしんば大きくなっても、妻は介護が大変だ。長男の結婚にも支障が出るかもしれない。次男の顔を眺め、あれこれ思いあぐねるうち、恐ろしい考えがひらめいた。殺しちゃおうか、と」

 「わずかな時間、鼻と口を押さえれば終わる。周りには誰もいない。死んでも俺がやったとは分からないだろう。自分が墓場まで持って行けば済むことだ。やるなら今しかないぞ。やっちゃえ、やっちゃえ…」

 「で、手を伸ばした。ちっちゃな口と鼻から1センチくらいのところで、手がブルブル震えだした。そのままどうしても手が動かない。どのくらいの時間、そうしていたかは記憶にない。伸ばした手を下ろすと、妻が無菌室に入ってきた」

 -衝撃の告白だが、その後、どうなったのか。

 「手術は半日がかりで何とか成功した。無数の管と針につながれた次男と対面すると『ハッ、ハッ』と呼吸していた。こんなちっちゃな体で懸命に生きている。俺って何て父親だと思った。この子はこれほど闘っているのに…。人として最低だ。その瞬間、初めて息子の名前を呼んだ。『由輝、俺はおまえのお父ちゃんだぞ。ゆうきーっ、ゆうきーっ』って。それまで障害児をわが子だと認めたくない気持ちが、自分の中にあったのだと思う」

 -そうした体験をなぜ語る気になったのか。

 「それほど大げさな話ではない。別に由輝の障害を隠そうとも公にしようとも思っていなかった。ただ、障害者10+ 件自立支援法反対の街頭活動で何か話すことになり、自分はこんなにひどい父親だと、ありのままを話した。すると、いろんな障害者の親御さんが『私も同じ思いだった』『私は子どもを道連れに死のうと思った』と言ってくれた。そうした立場の方々の悩みや苦しみを、少しでも和らげてあげられたらと思う」

 -由輝さんは今、どんな状態か。

 「別居中の妻と、元気に暮らしている。つくり(外見)が普通じゃないから周囲の視線が冷たい時もあるが、障害者10+ 件作業所で物作りを楽しんでいる。昨年もらった手作りのすのこは僕の宝物だ。今、由輝は欲もなく、誰を恨むでもなく、素直な心で一日一日を生きている。親として、これからも穏やかな人生を送れるよう祈るばかりだ」

 -昨年、前立腺がんの手術を受けたそうだが。

 「ロボット技術を駆使した最先端医療のおかげで、元気になった。病気をしてあらためて、個人として言いたいことは言わないといけないと感じている」

 -障害者の親に何かメッセージを。

 「あなた無理することないよ、と言ってあげたい。要らない命なんてない。それを由輝が教えてくれた」

 ▼いながわ・じゅんじ 1947年、東京都生まれ。80年代に熱湯ぶろのリアクション芸やリポーターで人気を集め、多くのお笑い番組に出演。独特の口調の怪談話で、ホラーブームの火付け役となった。工業デザイナーとしても活躍し、通産省選定のグッドデザイン賞を受賞している。

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 【ワードBOX】クルーゾン氏症候群

 主に新生児がかかる頭蓋骨の遺伝性の病気。通常の新生児は脳の成長に伴って自然に頭蓋もふさがっていくが、この病気は生まれた時から頭蓋がふさがっていることが多い。成長しても脳が発育できず、顔面の変形や眼球の突出が現れる。呼吸障害に陥ることもある。


=2013/02/28付 西日本新聞朝刊=

障害者制作の看板設置へ ローソン108店・県情報発信コーナー

2013年03月02日 01時51分28秒 | 障害者の自立
 コンビニ大手・ローソンの県内108店舗に設置されている県の情報発信コーナーに、障害者が県産杉の間伐材で作った看板プレートが3月から取り付けられる。

 2006年に県と包括業務提携を結んだローソンは、店内に観光やイベントのパンフレットなどを並べるコーナーを設けている。1日から専用ラックを順次新しくするのに合わせ、障害者が働くセルプ箸蔵(三好市池田町)と就労支援センター・ハーモニー(藍住町)に県を通じてプレート制作を依頼していた。

 セルプ箸蔵で間伐材を縦約9センチ、横約20センチの大きさにカットし、ハーモニーで「徳島県情報コーナー」の文字をレーザーで掘り、県のマスコットキャラクター・すだちくんをプリントした。プレートには制作した両施設の名称も入れた。

 ハーモニーの松下義雄施設長は「多くの方に見てもらえるので、商品の販路拡大や新たな仕事の開拓につながることを期待したい」と話している。

徳島新聞-2013/3/1 10:23

聴覚障害者「権利保障を」 3月3日、講演会や街頭宣伝

2013年03月02日 01時48分49秒 | 障害者の自立
 障害があっても健常者と同等の情報が入手できる環境整備を国や自治体に義務付ける「情報・コミュニケーション法」の制定を目指し、徳島県内の聴覚障害者団体が啓発活動に力を入れている。職場や学校で、日常生活から災害時まで、障害があれば情報を得るのに困難とコストが伴うのが現状。「耳の日」の3月3日には、講演会や街頭キャンペーンで情報入手の権利保障を訴える。

 法律には、全ての障害者が手話や要約筆記、点字など、最もアクセスしやすい方法で情報を取得し、健常者と平等に地域生活を送る権利があると明記する。国や自治体は必要な環境を整備する責務があるとする。

 県聴覚障害者福祉協会など9団体でつくる聴覚障害者制度改革推進徳島本部などによると、例えば聴覚に障害があれば電話で110番や119番ができず、病院に運ばれても医師に病状を伝えることが難しい。現状では代替措置はないが基本法となるコミュニケーション法が制定され、関連法が整備されれば、こうした状況の改善が期待できる。

 法制定を求める運動は全日本ろうあ連盟(東京)などを中心に全国に広がっている。2011年9月、徳島県内からの約1万筆を含む約116万筆の署名が国に提出された。議案提出に向け、国会議員らに働きかけを続けている。

 平光江本部長は「改正障害者基本法で手話は言語であると明記されたが、法制定がさらに必要」とし、運動の強化を訴える。

 3日は午前10時から、徳島市南矢三町2の県立障害者交流プラザで、全日本ろうあ連盟の吉原孝治理事が講演し、法整備の現状や課題を話す。午後、徳島駅前でチラシを配るほか、県に要望書を出す。県内の障害者は約4万人。

徳島新聞-2013/2/28 14:21