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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

空から北関東道<4>こころみ学園のブドウ畑 三角屋根“ワインの家”

2011年05月06日 01時21分33秒 | 障害者の自立

 新設された足利インターチェンジ近くの山林を見渡すと、三角屋根の家のように切り開かれた斜面が目に留まる。スキー場のゲレンデにも見えるこの空間。実は、極上のワインを生み出す平均勾配三八度のブドウ畑だ。


 ブドウを栽培しているのは、障害者支援施設「こころみ学園」の利用者たち。昨年亡くなった創設者の川田昇さんらが一九五八年に開墾し、知的障害者が汗を流して働ける自立支援の場とした。


 学園併設の醸造場「ココ・ファーム・ワイナリー」でつくられたワインは、二度のサミットの晩さん会で使われたほどの高品質。カフェでは、ブドウ畑を眺めながらそのワインが味わえる。


 ワイナリーの池上知恵子専務は「温かい、心のおもてなしをしたい」と、訪れる人が増えることを楽しみにしている。 


山の斜面を利用したこころみ学園のブドウ畑(下方、やや左寄りの三角の部分)。右上は北関東道=足利市で(本社ヘリ「おおづる」から)

東京新聞


東日本大震災:被災3県、後見人「事務不能」に 32人死亡・避難、高齢者孤立の恐れ

2011年05月06日 01時16分38秒 | 障害者の自立
 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城、岩手、福島の3県で、認知症高齢者や知的・精神障害者に代わって財産管理などを行う成年後見人ら32人が死亡したり、遠隔地に避難するなどして後見事務が不可能になっていることが分かった。認知症高齢者らが孤立化する恐れがあることから、3県の家裁は安否確認を続けるとともに、新たな後見人の選任も急ぐ。

 成年後見制度は、親族の申し立てなどに基づき、家裁が本人の判断能力の程度に応じて「成年後見人」「保佐人」「補助人」などを選任し、財産管理や介護施設の入所手続きをさせる。被災地域で後見の対象になっている人は3県で計約4500人に上るとみられる。

 震災後、3県の家裁が電話や手紙で後見人らの安否を確認したところ、4月27日時点で▽宮城18人▽岩手4人▽福島10人--の計32人が後見事務を行えていない状態にあった。

 このうち、後見人、保佐人などの死亡が確認されたのは▽宮城8人▽岩手2人▽福島2人。それ以外は、けがや遠隔地への避難などで後見不能になっているケースとみられる。

 最高裁家庭局の担当者は「震災で親族を失ったケースが多いと思われるので、今後は本人の権利擁護のため弁護士や司法書士などの専門家を後見人とすることが必要になってくる」と話している。

毎日新聞 2011年5月5日 東京朝刊

「美味しい社会貢献…」「ちゃぶ台食堂」が大賞 世田谷のソーシャルビジネスコンテスト

2011年05月06日 01時09分09秒 | 障害者の自立

 子育てや商店街活性化など地域の課題に取り組むソーシャルビジネスのコンテストが世田谷区であり、起業済みの事業者部門で障害者施設の食品を販売するソーシャルエナジー(経堂)の「美味(おい)しい社会貢献プロジェクト」、創業前のアイデア部門で女性会社員のコミュニティーカフェ「ちゃぶ台食堂」がそれぞれ大賞に選ばれた。


 ソーシャルエナジーは、飲食業界で働いていた木村知昭社長(36)が二〇〇九年に障害者の同僚らと設立し、全国の障害者施設で作るコメや野菜、菓子などをネット販売している。一年前にはカフェをオープンし、研修会や交流会、映画上映会などのイベントにあわせて障害者施設の食品を使った料理を提供。区立砧工房のサラダ菜など、おいしくて送料を入れても採算のとれる三十余カ所の食品を厳選して扱っている。


 障害者の支援につながり、社会貢献したい人のニーズを満たす方法として考えた。木村社長は「受賞は宣伝に役立つ。同種のビジネスがあちこちに広がれば、『言い出しっぺ』としてPRできる」と喜ぶ。


 ちゃぶ台食堂は、区内で一人暮らしをする会社員橋本弘美さん(47)が「あったらいいなー」と考えた。ご飯とみそ汁、漬物といったシンプルな食事と、ビールなどドリンクを提供し、総菜は商店街の店で買って持ち込んでもらう。コミュニケーション不足の単身者らが会話を楽しみ、くつろげる場にする。


 コンテストは、区の外郭団体が創業支援の一環で初開催。区内で創業して五年以内の事業者部門と、区内で創業したい人のアイデア部門に計九十一件の応募があった。


障害者施設で作られた食材を販売する木村さん=世田谷区で

東京新聞

知的障害者ら野菜送り被災地応援 奈良から福島へ

2011年05月06日 01時06分16秒 | 障害者の自立

 「ぼくらの野菜を食べて元気になって」。奈良県葛城市の知的障害者更生施設「柊の郷」の障害者らが4日、手塩にかけて育て、収穫した野菜を、東日本大震災に遭った福島県いわき市の保育園に送った。敷地内の畑に毎日通い、手で害虫を取り除いた「愛情たっぷり」(職員)の野菜だ。

 「野菜が足りない。いわき市に送ってほしい」。きっかけは同市の大倉保育園周辺でボランティア活動を続けるお笑い集団「大川興業」の大川豊総裁からの電話だった。施設理事長の足高慶宣さん(57)とは、数年来の友人。「それなら、いま収穫できる野菜は全て送ろう」と早速取り掛かった。

 送った野菜はタマネギや、奈良県特産の「大和まな」など段ボール6箱分。約10年前から農業を始め、除草剤は一切使用せず、有機肥料を使って丁寧に育ててきた。味に甘みがあるのが特徴だ。

 障害者自ら「書きたい」と提案し、思いを込めて何度も書き直した手紙や、色鉛筆で描いた絵も添えた。「元気をだしてがんばって」「ふっこうしてください」。20~70代と年齢はさまざまだ。

 葛城市内のイベントで野菜を販売した売上金は、大川さんらに送り、活動を支援する。周囲の農家にも協力を呼び掛けた。「必要な限り、野菜を送り続けたい」。足高さんは力を込めた。

2011/05/04 16:48 【共同通信】

帯広競馬場に優しさとおいしさの絆を~チャレンジドショップ「KIZUNA」オープン

2011年05月06日 01時02分14秒 | 障害者の自立
障害者の働く場が競馬場にオープン
障害者の就労支援などを行っている指定障害福祉サービス事業所の帯広ケアセンター(北海道帯広市:以下同センター)は先月23日、帯広競馬場に「チャレンジドショップKIZUNA(きずな)」をプレオープンさせた。

同センターでは既に帯広市内で3店舗を運営しており、今回4店目の出店となった。全国から年間20万人以上が来場する場所で、障害者の就労訓練の場として社会参加の機会を創出していく。5月からは同センターと「十勝障害者就労・生活支援センター だいち」の利用者が訓練を始める予定。

地元農家や企業が開発したオリジナル商品も販売
KIZUNA(きずな)は原則土・日・月曜の競馬開催日に営業する。先月30日からは本営業を開始しており、時間は10:00~17:00、ナイター開催時は13:00~20:30。

店ではコロッケ、飲む生チーズやゴボウドリンクなど軽食や飲み物を販売、そのほか地元の農家・中小企業が開発したチャレンジ商品なども並ぶ。この競馬場からヒット商品をだしたいと同センター所長の片平氏は意気込んでいる。


北海道の新鮮な野菜や花を生産
同センターは、平成3年4月に精神保健福祉法に基づいて通所授産施設として開設され、平成18年10月には自立支援法に伴い就労移行支援事業施設に移行。

支援の取り組みとして6ヘクタールの農地を活用した野菜、花・苗の生産活動を行い、帯広市内で販売を行なっている。また、生産野菜をはじめ特産品などを季節に応じて地方発送を行なっており、こちらも好評を得ている。

帯広ケアセンター(社会福祉法人 慧誠会)

十勝障害者就業・生活支援センター だいち


障害者雇用インフォメーション