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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

優勝チームに障害者国体辞退させる、福岡県が予算不足で

2009年10月10日 00時39分41秒 | 障害者の自立
 10日に新潟県で開幕する第9回全国障害者スポーツ大会の団体競技部門について、福岡県が九州大会で優勝した県内の4チームのうち2チームに出場辞退させていたことが分かった。

 予算不足が理由で、「昨秋以降、出場枠を2チームにすると関係者に伝えてきた」としている。しかし、チーム側は「予算の問題だけで全国大会に出場できないなんて」と憤っている。

 同大会は「障害者の国体」とも呼ばれる。大会事務局によると、団体競技に出場するのは主に全国の各地区大会の優勝チーム。選手団は都道府県や政令市などが決定して派遣。交通費や宿泊費は派遣者が負担する。

 今年4~5月の九州大会では、福岡県のチームは4競技で優勝。しかし、県は聴覚障害の男子バレーボールチームと知的障害の男子バスケットボールチームに対し、全国大会に出場できないと伝えた。

 県障害者福祉課によると、今年度予算では2チーム分の派遣費用として約1500万円を計上。4チームすべてを新潟県に派遣すると、予算が足りなくなるため、全国大会への出場回数の少ない他の2チームを優先したという。出場辞退を伝えられたチームの関係者は「自己負担でいいから参加させてほしい」と要請したが、認められなかった。

 県教委によると、健常者が対象の国体で出場者が予定より増えた場合、補正予算を組み、全員が出場できるようにするという。

 徳島大の佐藤充宏教授(スポーツ社会学)は「財政が厳しい中、何を優先するのかは難しい問題だ。しかし、障害者にとって、スポーツは自分のことを前向きにとらえるきっかけになるので、できる限り支援をしてもらいたい」と話している。

厚労省職員も流用認識か 全精社協への補助金

2009年10月10日 00時38分01秒 | 障害者の自立
 社会福祉法人「全国精神障害者社会復帰施設協会(全精社協)」の補助金流用疑惑で、協会が2008年度に受けた厚生労働省の補助金1980万円について、同省職員が大阪地検特捜部の任意聴取に、目的外に使われることを事前に知っていた、と話していることが9日、捜査関係者への取材で分かった。

 特捜部は、補助金交付の経緯についてこの職員を含め約10人から任意聴取しており、厚労省側が流用を認識しながら交付した疑いがあるとみて、聴取結果を踏まえて補助金適正化法違反での立件の可否を慎重に判断するもようだ。

 捜査関係者によると、業務上横領容疑で逮捕された協会元事務局次長五月女定雄容疑者(58)や協会の会長らは、補助金の流用を認めている。

 厚労省によると、協会は08年6月上旬、障害者の自立支援に関する調査研究目的の補助金の1次審査で落選。追加された9月の2次審査で、障害福祉課の推薦を受けて1980万円の補助金を獲得した。

 厚労省関係者によると、1次で落選後に自民党元衆院議員から同省幹部に「なんとかならないか」と交付を促す電話があり、担当の障害保健福祉部内では議員案件として扱われたという。

入所者の通帳から現金着服 銚子市の障害者施設職員を懲戒免職

2009年10月10日 00時35分33秒 | 障害者の自立
 千葉県銚子市は9日、同市知的障害者授産施設「三崎園」(同市三崎町)の入所者の預金通帳から、無断で現金89万円を引き出して着服したとして、同園主任技能員だった男性職員(49)を8日付で懲戒免職にしたと発表した。

 市総務企画部などによると、元職員は昨年12月から8月にかけて、作業指導や生活支援を担当していた入所者の男性(38)から預かった預金通帳を持ち出し、6回に渡り計89万円を無断で引き出した。通帳には男性が施設での作業訓練で得た工賃や、障害者年金が振り込まれていたという。

 男性の就職先が決まって同園を退所することになり、通帳を返還する際、不審な引き出しがあったことに園長が気付いた。元職員は「借金の返済に困ってやった」と着服を認め、9月24日に全額返還したという。市では刑事告発に向けて準備を進めている。

 同園では入所、通所者の計30人から工賃を振り込む通帳を預かり、必要に応じて生活支援の担当職員が通帳を持ち出して引き出すことが可能だったという。同園では「通帳や印鑑の管理にずさんな面があった。今後は払い出し簿などの書面によるチェックで管理する」としている。

国際障害者ピアノフェス金 山崎さんが帰郷 旭川

2009年10月10日 00時33分40秒 | 障害者の自立
 カナダで開かれた第2回国際障害者ピアノフェスティバルで金メダルを受けた旭川の山崎理恵さん(34)が8日、古里に帰ってきた。台風の影響で旭川空港到着は予定より2時間ほど遅れたが、ロビーで出迎えた友人らに「旭川のみなさんの応援で金メダルを取れて感謝しています」と笑顔を見せた。

 出迎えた友人は、花束や、山崎さんの名前や淡い水色の車いすなどが印刷されたスカーフをプレゼント。山崎さんは「感激」と喜んで受け取っていた。

 同フェスはカナダ・バンクーバー市で3日(日本時間4日)まで開催。山崎さんは課題曲を演奏するAコースに出場し、最高賞を受賞した。受賞後には旭川で開いている教室の生徒や保護者から「おめでとう」のメールが相次いだという。「バンクーバーは来年のパラリンピックの舞台。選手で出場する友人を応援する気持ちで弾きました」と振り返る。

 山崎さんは2002年に膠原(こうげん)病の合併症で脊髄(せきずい)を損傷。車いす生活となり、ピアノのペダルを足で踏めなくなったが、地元企業が開発した装置を使い08年から演奏を再開している。

被災地で障害児優先し食料支援 パダン、日本NGO

2009年10月10日 00時32分16秒 | 障害者の自立
 【パダン共同】インドネシア・スマトラ島沖地震の被災地パダンでは、がれきの除去など復興作業が本格化しているが、被災者への支援は行き届いていない。日本の非政府組織(NGO)「難民を助ける会」(東京都)はまず「災害弱者」から救いの手を差し伸べようと、障害児の家庭に優先的に食料支援を始めた。

 「隣人から恵んでもらった物で食いつないでいる。これまで政府やNGOから何の支援もなかった」。壁が崩れ落ちた自宅前で8日、知的障害があるティヤちゃん(7)の父親ジョンさん(40)が語る。べチャ(自転車タクシー)の運転手だが、地震でベチャも壊れて仕事が再開できない。

 聴覚障害があるアクマル君(7)の母親ムリヤンティさん(38)も「地震直後、政府からインスタントラーメン4袋をもらっただけ」と説明。

 障害児を抱える565世帯への支援を7日に始めた同会の野際紗綾子さん(33)は「被災地で障害者の支援を優先するのは、差別や偏見もあって最も支援が届きにくい人たちだから」と説明。さらに「地震など災害が起きると、貧困家庭はさらに貧しくなるため十分な支援が必要」と指摘する。