ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

MIT、音声で制御できるロボット車いすを開発

2008年11月18日 14時47分13秒 | 障害者の自立
「ナースステーションに行って」などと口頭で指示するだけで、ビル内を自動で動き回る車いすが登場した。


 マサチューセッツ工科大学(MIT)は9月19日、言葉による指示に従って目的地に移動する車いすを開発していることを明らかにした。

 「カフェに行って」「わたしの部屋へ」と口頭で指示するだけで、この車いすはメモリに保存されている地図に従って自動的に目的地に移動する。

 この車いすは、ビルの詳細な地図を手動で入力するのではなく、人間と同様の方法で学習する。つまり、最初に車いすでビル内を移動したときに、重要な場所を「ここがわたしの部屋です」あるいは「ナースステーション」などと説明すれば習得するのだ。

 屋内ではGPSが使えないため、このシステムはWi-Fiの信号と、カメラ、レーザー距離計によって位置を割り出す。従って、Wi-Fiネットワーク完備の施設内での使用が前提となっている。大学内での1カ月のテストを終え、現在はボストンにある養護施設でテストを行っている。

 この研究にはNokiaとMicrosoftが資金を援助している。

世界障害者絵画展:盛岡できょうまで開催 /岩手

2008年11月18日 09時42分04秒 | 障害者の自立
 手の不自由な障害者が口や足を使って描いた作品を展示した「世界障害者絵画展」(三菱電機ビルテクノサービス主催)が盛岡市菜園のカワトクで開催され、多くの見物客でにぎわっている。17日まで。

 同社が92年から全国で開催。県内では12年ぶりとなる。

 日本を含む17カ国の画家43人が、絵筆を口にくわえたり、足の指にはさんだりして描いた油彩、水彩、日本画など50点を展示。風景や動物、花などを繊細なタッチで表現した作品が並ぶ。中には交通事故でまひになった台湾のフー・タングさんが鯉(こい)を描いた縦111センチ、横143センチの大作もある。

 花巻市大迫町の主婦、平沢マサ子さん(60)は「想像力や感受性の豊かさを感じる」と熱心に見入っていた。

 午前10時~午後4時。入場無料。問い合わせは同社(電話022・224・1221)。【

視覚障害者と共同訓練開始

2008年11月18日 09時37分13秒 | 障害者の自立
 浜田市旭町の島根あさひ盲導犬訓練センター「パピネス」で、視覚障害者と盲導犬候補犬の共同訓練が始まり、17日、報道機関に公開された。県内外の3組4人の障害者が入所して訓練に取り組んでおり、「一緒にいろんな場所に出かけたい」と期待を寄せている。

 共同訓練は、自宅周辺やセンターに泊まり込むなど、障害者が候補犬と寝食を共にして行う。計4週間、歩行や建物に入るといった訓練を通して、人と犬の呼吸を合わせる。センターの訓練犬の中から、体格や性格などを考慮して選ばれた候補犬と、初めて障害者が出会う場でもある。

 邑南町矢上のマッサージ師岩谷久美子さん(57)は、10日から「シータ」(雌、1歳)と歩行練習中。岩谷さんは「関東まで訓練に行く覚悟をしていたので、旭町にセンターが出来てうれしい。邑南町にはまだ盲導犬がいないので、一緒にいろんな場所に出かけて理解を深めてもらいたい」と話している。

 広島県熊野町の針きゅう院経営、中柴健一さん(40)と知子さん(29)は、夫婦で1頭の盲導犬を使うことにし、17日に入所。候補犬の「オーレ」(雄、1歳)と顔を合わせると、早速、「オーレ、グッド」と体をなでたりしていた。健一さんは「2人とも動物好き。家族の一員として迎え、色んな場所に出掛けたい」と話した。

 センターでは他に広島市内の男性も訓練中。順調にいけば来月にはセンターから最初の盲導犬が巣立つ。


専用トイレ周辺違法駐車多く、障害者締め出され違反切符

2008年11月18日 09時29分06秒 | 障害者の自立
 佐世保市光月町の市体育文化館敷地内にある身体障害者用トイレを利用する障害者から、周辺の違法駐車の影響で「車が止められない」との声が上がっている。一帯は駐車禁止だが、「駐車禁止除外標章」がある障害者は駐車が可能。車いすを利用している同市の男性(35)は標章の適用外となる場所に止めざるを得ず、駐車違反で2度摘発された。男性は「障害者が利用できるトイレが少ない実態などをもっと知ってほしい」と訴えている。

 トイレは同文化館南側の市道から約15メートルしか離れていないため、市中心部を車で移動する障害者にとって利便性が高いトイレの一つとされる。しかし、繁華街に近いことから幅約3~6メートルの市道は、買い物などを目的にした車の違法駐車も目立つという。

 男性は10月28日午後、このトイレを利用しようとしたが、近くには車がすきまなく止められており、約20メートル離れた交差点付近に駐車。車いすでトイレに向かい約15分後に戻ると、駐車監視員に切符を切られていたという。

 道路交通法では、交差点から5メートル以内の駐車禁止区域は、除外標章の適用外となっており、男性は7月にも同じ場所で、同様の事情で摘発された。

 同市まちづくり課によると、1998年以降、市内に18か所の障害者用トイレが設置されたが、そばに車が止められるトイレは数か所程度という。

 男性は「法律違反は事実だが、そこに止めざるを得なかったという事情に対し、取り締まる側の柔軟な対応もあっていいのでは」と話している。

 同課は「路上駐車する健常者のマナーが問われている。市は障害者用トイレの場所をまとめた地図も作製しており、ぜひ参考にしてほしい」と話している。

 管轄の佐世保署は「コメントできない」としている。

底流を探る:裁判員制度 健常者と「情報格差」、障害者の参加に課題  /神奈川

2008年11月18日 09時25分39秒 | 障害者の自立
◇進まぬ資料の点字化、手話もモニターも「負担」
 来年5月スタートの裁判員制度に向け、目や耳に障害のある人が裁判員として参加する模擬裁判が今月、横浜地裁では初めて開かれた。公判資料の多くが視覚障害者向けに点字化されてはおらず、聴覚障害者は手話通訳と廷内モニターを同時に見なければならなかった。健常者の裁判員との「情報格差」が課題として浮き彫りになった。【池田知広】

 「だから、見ても分からない人がいますから」

 大島隆明裁判長が若手検察官に声を荒らげた。強盗傷害事件の模擬裁判(6、7日)。被害者の「右鎖骨部上腕部挫傷」というけがについて、裁判長が「口頭で分かりやすく説明して下さい」と言ったのに、「この部分です」と腕をさすったからだ。全盲のしんきゅうマッサージ師、志子田正浩さん(41)が裁判員席に座っていた。

 検察、弁護側とも口頭説明に力を入れたが、「資料を点字にしてもらえたら頭の疲れも少なかったと思う」と志子田さん。判決を決める評議で、他の裁判員5人は手元の資料を見ながら意見を言えたが、志子田さんは2日間の審理の記憶をたどるしかなかった。地裁は点字翻訳機導入を検討中だが、最高裁は「裁判員裁判は口頭のやりとりが中心なので、証拠書類の点訳は特に必要ない」という。

 耳が不自由な県聴覚障害者連盟理事、海老塚一浩さん(42)は放火事件の模擬裁判(13、14日)で、手話通訳を頼りに審理に参加。だが裁判長の判決読み上げが速くて追いつかず、通訳者が待ったをかける場面もあった。

 健常者が聞いて理解しやすいように、冒頭陳述要旨など重要な資料は廷内のモニターに表示された。海老塚さんは「手話とモニターを同時に見るのは非常に苦しかった」と漏らす。

 同時手話通訳した木村誠さん(54)も「内容を理解して初めて通訳できる。3日前から資料を読みっぱなしだった」と負担の大きさを語った。手話通訳を派遣する県内3カ所の情報提供施設も、こうした技量のある人を確保できるか不透明だ。

 裁判員法によると「心身の故障のため職務の遂行に著しい支障がある者」は裁判員になれない。例えば写真が重要証拠となる公判では視覚障害者は選ばれない可能性もある。海老塚さんは「障害者の参加権を、どう保障するかが重要」と指摘した。