ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

府視覚障害者協会:“還暦”を祝う--下京で式典 /京都

2008年09月24日 17時23分01秒 | 障害者の自立
 視覚障害者約1500人で構成する府内唯一の当事者団体、社団法人府視覚障害者協会(京視協)の結成60周年記念式典が23日、下京区であった。記念に作られた愛唱歌「未来につなごう京視協」が初披露され、「見えなくってもすばらしい事いっぱいある」で始まるハーモニーで“還暦”を祝った。

 京視協は府立盲学校の教師だった故・鳥居篤治郎氏らにより1948年のこの日発足。会員の福祉向上の他、当事者団体の全国組織「日本盲人会連合」を創設して身体障害者福祉法制定(49年)に結びつけるなど、先駆的取り組みで知られる。

 式典で内野正光会長は、裁判員制度への対応など課題山積を指摘した上で「諸先輩の思いをしっかりと受け継ぎ70、80年と発展させたい」と意欲を見せた。【

障害者が働ける社会に 千代田で27日シンポ 全盲選手の講演も

2008年09月24日 17時21分25秒 | 障害者の自立
 障害者が当たり前に働き生活できる社会の実現をめざして、障害者と支援者、健常者が学び体験するシンポジウム「UPOCダイバシティ2008」が二十七日、千代田区神田美土代町七のベルサール神田二階A・Bホールで開かれる。特定非営利活動法人(NPO法人)キャリア戦略研究機構が主催し、参加無料。

 「障がい者と共に生きる」をテーマに、前宮城県知事で慶応大総合政策学部教授の浅野史郎さん、全盲のブラインドサッカー選手モハマド・オマル・アブディンさん、プロボディーボーダー世界ランク十一位で聴覚障害者の甲地由美恵さんらが講演する。

 このほか全盲の和太鼓奏者片岡亮太さんと、全盲の笛奏者瀬戸洋平さんが演奏を披露。会場には点字関連グッズの展示コーナーや手話、車いす、ゴーグルをかけて色覚障害を体験できるコーナーなども設けられる。

 シンポは午前十一時から午後五時十五分まで、イベント終了は午後六時。申し込み、問い合わせは、ダイバシティ事務局=(電)03(5250)7180=へ。


にんげん賛歌 障害者、22年ぶりの再就職=尾道通信部・黒岩揺光

2008年09月24日 17時18分56秒 | 障害者の自立
◇やればできる社会を
 18歳の時、交通事故で右半身不随になり、22歳で障害を理由に紡績会社を解雇された広島県尾道市向東町の高山雅博さん(44)が昨年12月、22年ぶりに再就職した。ハローワークに何度通っても就職先がみつからず、家に引きこもり、スナックに通いつめて光熱費を滞納したこともあった。重度身体障害者で、右足に装具を着け、松葉づえを使うものの、職場では健常者と同じ手作業をこなす高山さんが、22年も就職できなかったことが信じられず、障害者として生きる現実を、ともに考えさせられた。

 06年10月の障害者自立支援法施行などで、企業側も障害者雇用に向けて腰を上げた。厚生労働省によると、ハローワークが仲介した障害者の就職件数は、98年度の2万5653件から、07年度には4万5565件へ増え、過去最高となった。高山さんが就職したのはコンビニの弁当を製造する食品工場「シノブデリカ」(尾道市、松本崇志社長)。午前10時~午後5時のシフトで、ラインで流れる弁当に、卵やウインナーを置いていく。パート従業員で、月収約13万円。障害者年金なども受給できるので、何とか家族5人で生活するだけの収入にはなる。

 高山さんは4歳の時に両親が離婚した。父親は定職に就かずパチンコ、マージャンと酒に明け暮れ、母親は逃げた。父はスナックで知り合った女性と再婚したが、再婚相手は息子を連れてこないよう求め、高山さんは祖父母に預けられた。

 可愛がられるだけで、悪さをしてもしかられず、物足りなさを感じた。親がいる同級生をねたみ、離婚などで片親しかいない友人と付き合った。小学5年生から、祖父母の金をくすねて、たばこや酒を買い友人と楽しんだ。高校は2年で中退し、造船工場に勤めた。

 友人らと夜通しバイクを乗り回していた82年3月、無免許の同僚が運転する軽トラックに同乗中、前の車を追い越そうとセンターラインをはみ出し、対向のトラックと正面衝突した。高山さんは頭をトラックのライトにぶつけ、半年間、意識が戻らなかった。

 1年半で退院し、縫製の訓練校で職業訓練を受け86年、隣の福山市の縫製工場に就職した。しかし「床がすべりやすいから危険」と半年で解雇された。

 尾道市に戻ったが、再就職先は見つからず、障害者年金と生活保護で暮らした。電気やガスを止められても、スナックに通うのはやめられなかった。

 そんなある日、生活保護者らを支援する団体から勧誘され、信仰の道に入った。北九州市の礼拝所で智江さん(35)と出会い、交際が始まった。高山さんの生活は一変し、スナックへの足は遠のいた。高山さんは智江さんの両親に結婚を申し出たが、何度頭を下げても、障害と定職がないことを理由に断られた。

 94年1月、自宅近くに設立された作業所に入所し、カツオ節の袋詰めなどの作業で月8000円ほど稼ぐようになった。5年後、山口県の実家を飛び出した智江さんと結婚し、3児を授かった。親に見捨てられたとの思いを心に引きずっているだけに、娘たちには優しい人に育ってほしいとの願いを込め、優芽(ゆめ)(8)、優菜(ゆな)(5)、優歩(ゆほ)(9カ月)と名付けた。

 07年2月、ハローワークから作業所へシノブデリカの求人情報が入った。高山さんは真っ先に手を挙げ、集団面接に臨んだ。「子どもたちを養える親になりたい」と面接官にはっきりと伝え、合格した。昨年12月にパートとして採用された。

 5年前まで2時間立つことも困難だった高山さんにとって、4時間立ちっぱなしの作業はつらく、最初のうちは何度もトイレで休んだこともあった。しかし次第に慣れ、6月からは6時間、働いている。「仕事を始めてから、数分間は松葉づえなしで歩けるようになった。『やればできる』という心意気が一番大事だったのですね」

 民間企業や国、地方公共団体には障害者の雇用が義務付けられている。従業員56人以上の民間企業の法定雇用率は1・8%だが、昨年11月時点での達成率は5割に満たない。シノブデリカの親会社「シノブフーズ」(大阪市西淀川区)では、従業員約1100人中、2・5%の28人が障害を持つ。小笠原冠嘉祈・管理部副部長(44)は「就職したいという思いを抱いてきたせいか、高山さんを含め障害者の方はまじめだ。これからも、より多くの障害者を雇用したい」と話す。

 高山さんは「障害があるというだけで就職できず、人生をあきらめかけている人が、もしいるとしたら、『やればできる』と伝えたい」と語気を強める。障害があろうとなかろうと、「幸せな家庭が持ちたい」という夢を抱く“潜在的労働者”が「やればできる」と感じられる社会になれないものか。

 育児に追われる智江さんと家事を分担し、毎日、朝ご飯を作り、洗濯をする高山さんは、両手で抱いた優歩ちゃんに「あきらめずに頑張れば、必ず幸せな日はやってくるよ」と優しく語りかけた。

障害者自立支援法:「応益負担」の廃止を 熊本市で150人が集会 /熊本

2008年09月24日 17時15分52秒 | 障害者の自立
 障害者自立支援法の抜本的見直しを求める集会が23日、熊本市大江の市総合保健福祉センター「ウェルパルくまもと」であった。障害者や家族、施設関係者ら150人が参加し、福祉サービス利用料の原則1割を障害者側が支払う「応益負担」の廃止などを訴えた。

 来年度に予定されている自立支援法改正を前に、当事者の意見を聞くため、家族や施設関係者らの団体でつくる「障害者自立支援法をよくする連絡会」が主催した。

 意見発表した熊本市の地下(ぢげ)幸子さん(65)によると、障害がある息子(32)が通う施設の利用料(月12日間)は、応益負担で6700円から1万5000円になった。やむなく利用を減らすと、ストレスからパニックを起こし、夜中に路上に飛び出すなどの行動をとるようになった。熊本市の負担額見直しで、施設利用を増やすと収まったという。

 地下さんは「路上で何度も取っ組み合いをして、死にたいと初めて思った。負担は軽減されたが法律はまだ生きている」と語り、抜本的改正を求めた。【

自公連立政権合意の要旨 党首会談で継続確認

2008年09月24日 12時13分14秒 | 障害者の自立
 自民、公明両党の連立政権合意の要旨は次の通り。

 一、総合経済対策に盛り込まれた特別減税を含む施策を実行。米国発の金融不安に対応。原油高に直撃されている業種への支援など、中小企業金融対策に万全を期す。

 一、地域経済の立て直しと雇用確保の財源を確保。道州制基本法(仮称)制定に向け、内閣に検討機関を設置。

 一、年金記録問題は徹底的に解決。2009年度までに基礎年金の国庫負担割合を2分の1に引き上げる。無年金・低年金対策を充実。

 一、70-74歳の窓口負担の引き上げ凍結を継続。後期高齢者医療制度は高齢者の心情に配慮し、法律の5年後の見直し規定を前倒しして、より良い制度に改善。

 一、産科医、小児科医の不足を解消。児童手当など子育て支援を強化。障害者自立支援法の抜本見直しを検討。

 一、日雇い派遣規制など雇用対策関連法案の成立を目指す。

 一、教育再生を推進。幼児教育無償化を検討。

 一、食料自給率50%を目指す。食の安全確保のため生産、流通構造の抜本改革と法改正を実施。

 一、温暖化対策を抜本的に強化。来年中に中期目標を策定。

 一、強固な日米同盟と国連中心主義を踏まえ「アジア重視の外交」を展開。インド洋での補給支援活動継続のため法改正を行う。拉致問題の一日も早い解決を目指す。

 一、天下り根絶など公務員制度改革を推進。国会議員の歳費削減を検討。行政の無駄ゼロ徹底。

 一、道路特定財源を09年度から一般財源化。

 一、郵政3事業はユニバーサルサービスの確保、利便性向上を図るため改善

 一、汚染米問題に的確に対応し、消費者庁の設置を実現。