ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ホームレス:施設充実で減少傾向 支援団体は「楽観できぬ」

2008年05月04日 23時54分01秒 | Weblog
ホームレス:施設充実で減少傾向 支援団体は「楽観できぬ」--県調査 /茨城
 県が1月に行った実態調査で、県内の公園や駅などで暮らすホームレスが86人確認された。昨年同期より8人増えたが、ピーク時の03年(130人)からは減少傾向にあり、県は支援施設の充実などを理由に挙げる。一方、県内の支援組織は「実際はもっと多いはずで、状況は深刻だ」と結果を疑問視。ホームレス支援で官民の連携強化の必要性を訴える。

 調査は98年から継続的に行っており、全44市町村の河川敷や公園などを約10日間かけて巡回、目視した。19市町村で計86人を確認し、自治体別では水戸市と土浦市が各10人と最も多かった。県福祉指導課は、ホームレス自立支援法施行後の03~07年にかけて、県内5カ所に生計困難者を支援する民間の宿泊施設が設立されるなど、保護体制が整備されたことが減少傾向につながっているとみる。

 一方、「水戸市だけでも50人前後を確認している。目視調査には限界があるのでは」。ひたちなか市でホームレスの自立や社会復帰を支援する共同生活支援施設「ちあきの家」を運営するNPO法人「まごころねっとわーく」代表理事の長谷敏弘さん(45)は苦笑する。

 昨年7月に開設した同施設に入所したホームレスは延べ約30人。生活保護費から食費などを含む入居費月7万3000円を受け取り、内職などをあっせんして自立を促す。20代の若者が行政に保護されて入所相談に訪れることも増えているといい、中には車上生活する夫婦で10代の妻が身重のケースもあった。長谷さんは「契約が切れた派遣社員が多い。県内でもホームレスの低年齢化は確実に進んでおり、楽観できる状態ではない」と懸念する。

 県は今年度から同法に基づくホームレスの支援体制に対する実施要綱の検討を始める。長谷さんは「町からの排除と同時に何らかの受け入れ先を考えないと人数は増える一方だ。行政だけで解決できる問題ではない。NPOと役割分担をしながら連携して対策を考えてほしい」と話す。【八田浩輔】

毎日新聞 2008年5月3日 地方版

障害者ら働く喫茶店、中京区にオープン 「夢かなった」

2008年05月04日 00時35分55秒 | 障害者の自立
ほっとはあと:障害者ら働く喫茶店、中京区にオープン 「夢かなった」 /京都
 ◇「幼いころからの夢かなった」
 障害のある人が調理や接客をする喫茶店「ほっとはあと」が29日、中京区にオープンした。障害のある人14人と支援者4人が働く。オープン前には記念式典があり、従業員の田中祥吾さん(28)と松田正己さん(35)が「仲間同士助け合い元気よく頑張っていきます。お店の名前のように温かい気持ちでお客様に接していきたいと思います」などと決意表明。門川大作・京都市長も駆けつけ「ほっとしたい時にコーヒーをよばれに来たい」と祝辞を述べた。

 障害者自立支援法で定められた就労継続支援A型の事業所として障害のある人の就労を支援しているNPO法人「京都ほっとはあとセンター」が運営する。一般企業で就労が困難な障害のある人に福祉支援をしながら雇用する事業で、都道府県で定められる最低賃金(京都府では時給700円)が保障される。

 知的障害だという田中さんは白河総合支援学校(左京区)を卒業後、ホームヘルパー3級を取得。身体障害のある人の介護に携わってきたが、幼いころからマクドナルドなどセルフサービス式の喫茶店で働くことが夢だったという。「面接試験を受けて採用をいただいた時は信じられませんでした。うれしくてありがとうの気持ちでいっぱいです。お客様に対する気持ちを第一にして、一生懸命がんばります」と目を輝かせる。

 式典の後、従業員らが参加者に「どうぞごゆっくりお過ごしください」と笑顔でコーヒーをふるまうと、店内は明るい雰囲気に包まれた。

 座席数66席。日曜、祝日と年末年始休み。営業時間は午前7時45分~午後7時15分(土曜日は午前9時~午後5時)。中京区西ノ京東中合町48「京一商西京同窓会館」1階(075・801・7277)。【谷田朋美】

毎日新聞 2008年4月30日 地方版