ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

古い傘 をマイバッグ に

2008年02月10日 23時45分47秒 | 障害者の自立
 あなたの傘を、オリジナルのマイバッグに――。敦賀市若葉町の県民生協「ハーツつるが」は、使わなくなった傘の布地を利用し、買い物袋に作り直す取り組みを始めた。製作は同市内の授産施設が1個600円で請け負い、料金の半分は傘の所有者、半分は生協が負担する。授産施設にとっては仕事が増えるだけでなく、環境問題を通して社会参加のきっかけにもなり、ハーツつるがは「環境や福祉の分野で、みんなが少しずつ負担を分かち合う取り組みを目指したい」としている。

 ハーツつるがは昨年10月から、県内のスーパーマーケットで初めてレジ袋を有料化。ごみ減量に取り組んでおり、1袋5円のレジ袋代金は、環境保護のための活動に充てるという。

 傘の買い物袋への転用は、環境保護活動の一環。作業は、敦賀市櫛川の知的障害者のための通所授産施設「太陽の家」が請け負う。傘を分解して布地を取り出す作業は職員が手伝うが、ミシンでの縫い合わせなどは通所者が受け持つ。

 太陽の家の大林洋子所長補佐は「障害者自立支援法が施行され、これからは障害者も社会で生きていく力を身につけ、施設も特色を出していかなければ」と言い、「製品は、とても丁寧だと評判が高い。すてきなマイバッグを届けられると思う」と期待を込める。

 ハーツつるがは、今月1日から同店内のサービスカウンターで、傘の再利用の受け付けを始めており、野坂英邦店長(38)は「取り組みが、福祉や環境への意識を高めるきっかけになれば。愛着のある傘を、マイバッグとして使い続けてほしい」と話している。

 受け付けは3月3日まで。先着100本で、1世帯1本に限定する。完成した買い物袋は、3月22、23の両日、敦賀市桜町の「きらめきみなと館」で開かれる環境フォーラムで引き渡される。問い合わせは県民生協第3地区本部(0770・20・0091)。