Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

リゾットって楽ー。

2007年01月18日 | リキュール・梅酒
今日の夕飯はリゾットにしようということで、スーパへ品定めに。
しめじとカットトマトが安かったので、これに玉ねぎ・鶏肉を加えてトマトリゾットにする。

リゾットは、生のお米と上記の具材、チーズ、バター・ブイヨンを加えて煮るだけ。お米に芯が残る程度に火が通ったら、仕上げに塩・こしょう、オレガノをふって出来上がり。簡単!


写真後ろは、高木酒造のワインリキュール「グレースフル」。
ワインとはかけ離れた味わいなので、最初は面食らいましたが。
コイツが、すごーく美味しいのです。食中には向きませんが。

2006年、日本酒の旅

2007年01月17日 | 日本酒
2006年に飲んだ日本酒で、思い入れのある10本を、ランキング形式で並べてみます(正月に飲んだものも少し入っちゃってますが)。


10位【梵(ぼん) 純米大吟醸】

友人宅で飲ませてもらいました。「旨口」というシールが貼ってあるのが印象的。「純大吟の旨口ってどんなんだろう?」という好奇心で飲んだ記憶があります。
口当たりのよさ、フルーティな強い香りはまさに大吟醸。しかし舌に強く残る甘みは、「旨口」そのもの!
なかなか衝撃的な味わいでした。
別の機会に「村祐 純米大吟醸」をいただきましたが、それも甘口の純大吟で、非常に似ていましたが、梵のほうが甘みが強い印象があります。


9位【銀盤(ぎんばん) 米の芯】

居酒屋でいただいた銀盤の純米大吟醸です。山田錦100%、精米歩合35%と、非常にすっきりしたフルーティな大吟醸酒。
嫌味な部分がまったくなく、すごーく飲みやすい。
食中酒としては物足りない面もありましたが、白身の刺身などとの相性は抜群では、と思います。


8位【飛露喜(ひろき) 特別純米】

去年、初めて飛露喜の1升瓶を入手。それがこの「特別純米」。飛露喜の看板商品です。
開けたてとしばらく置いたあとで、味わいががらっと変わるのに驚きました。
最初は比較的辛口なのに、3日ほど置くと非常にまろやかに。
そして、燗にするとその味の良さはまさに最高潮!
燗でこれほど旨いお酒を、僕は他に知りません。


7位【水芭蕉(みずばしょう) 純米吟醸】

自宅から程近い酒屋でプッシュしている水芭蕉。去年初の試みでした。
驚いたのは、口当たりよりも後口。鼻に抜けていく甘い香りは、水芭蕉独特のもの。
味わい自体は比較的端麗なので、その差は明白です。
食中より、食前にお奨めしたい、そんな吟醸酒です。


6位【鶴齢(かくれい) 純米無濾過生原酒 美山錦】

ラベルは「純米」となっていますが、精米歩合55%なので吟醸並みに削っています。
比較的甘口ですが、残る甘さではなくすっと消えます。酸味・苦味ともにほとんどありません。
旨いです。
これからさらに人気の出る銘柄に間違いないでしょう。


5位【東一(あずまいち) 吟醸 山田錦】

去年飲んだアル添吟醸の中で、最高峰だと思います。
酸味と甘みのバランスが非常に良く、味わいもきりっと引き締まっている。
香りも山田錦独特のフルーティさが満開です。
文句の付け所がありません。


4位【田酒(でんしゅ) 純米吟醸山廃】

今年はじめ、田酒の特別純米と純米吟醸山廃、純米大吟醸を飲み比べるという、かなりエロティックなことをしてしまいました。
その結果、僕の中ではこの純米吟醸山廃に軍配が上がった、というわけです。
落ち着いた吟醸香は他では得られない、独特の優しい香りです。
きれいな味わいの中に、山廃独特のコクが感じられる。
素晴らしいお酒です。


3位【十四代(じゅうよんだい) 中取り純米吟醸 播州山田錦】

自分で初めて購入した十四代の1升瓶。
十四代の真価は、まさに開栓直後にあらわれます。
開けたときの、メロンのような吟醸香が部屋中に広がる現象は、買ったことがある人じゃないとわからない。
そして、口に含んだときの、果物のような酸味と甘み。
「なぜ他の酒蔵は、この味を作らないのだろう」と本気で思いました。それほど、十四代の最初の一口は衝撃的だったのです。
しかし、3日後に再度口にしたとき。
その答えが得られます。
明らかに味落ちしているのです。
もちろん香りも、口中に広がる甘みも、すっと消えていく酸味も残っています。が、最初の衝撃とは程遠い。
「これなら、他の酒でも味わえるものだ」と思えます。
居酒屋で飲める十四代は、明らかに味落ちしたもの。
十四代の真の味を知りたい方は、自分で買うしかありませんが、現状ではなかなかそれも、届かぬ夢のようですね。
ぼくも、機会を狙ってはいますが、これ以降買うことはかなっていません。


2位【龍神(りゅうじん) 純米生酒 播州山田錦】

「尾瀬の雪どけ」で知られる龍神酒造の新酒。
口当たり、甘み酸味、鼻に抜ける山田錦のフルーティな香り、どれをとっても素晴らしい出来だと思います。
しかも、開栓後しばらくすると、より旨みを増してまろやかになっていく。
しかし難点は、置いてある酒屋が少ないこと。
「尾瀬の雪どけ」をプッシュしている酒屋の店主に聞いた話によると、「龍神」はまだ試作段階で、商品として完成していないものだそう。
だから、蔵元さんが「ここなら良い」と判断した酒屋にのみ出荷している商品のようです。
見かけたら購入してみると良いかもしれません。


1位【飛露喜(ひろき) 特別純米 無濾過生原酒】

堂々の1位は飛露喜の無濾過生原酒です。
開栓直後に飲んだだけですが、どっしりとしたコクと甘み!
「飛露喜 特別純米」とは明らかに別物で、衝撃的でした。
これはね、もう、旨いの一言ですよ。食中酒として最適です。
しかも、時間経過による劣化も心配なさそうです。


というわけで、2006年のお酒の旅、ランキング形式でまとめてみました。
今年も飲むぞー!

古酒の誘惑

2007年01月15日 | 日本酒
世田谷は西太子堂駅の前にある酒屋「唐木屋」に行きました。
唐木屋は酒屋なのに中に立ち飲み屋があるという、珍しいお店です。座れるので、本当は「座り飲み」なんですけどね。

今日は仕事上がりに寄って、日本酒を少し飲んで帰ろうと思いました。
飲んだものは、
・達磨正宗 濃熟古酒 10年
・梅の宿 純米吟醸 S57年醸造
・十五代九郎衛門 純米吟醸 3年
ということで、全部古酒。


まず十五代九郎衛門を飲む。
老ね香は感じられず、熟成された旨味と甘い香り。うまい。

次に梅の宿を飲む。
淡い茶褐色の色合いで、香りに酸がある。口に含むと、酸味と旨味が広がるけど、しつこくなく流れていく。うまい・・・!
この梅の宿のS57年ものは、酒蔵にももうなく、唐木屋にあるものもぼくに出したもので最後ということだった。
そう聞かされると、じっくりと味わわずにはいられない。

最後に達磨正宗。茶褐色が濃く、紹興酒のよう。香りは、酸味が強いがよく練れている。
口に含むと、まろやかな甘さがふわっと広がって、ずっと口に含んでいても飽きのこない、本当に熟成された味わい。これもうまい!

ここで、最初に飲んだ「十五代九郎衛門」をまた口に含むと、驚くべきことに、酸味が鼻につく。それはフルーティですらある。
十五代九郎衛門も、3年寝かせたれっきとした古酒なのに、達磨正宗の10年古酒の前では、若さが全面に出てしまうのだ。

梅の宿と達磨正宗は、両方とも非常に美味しい。
まさに、古酒の神髄ここにあり、だ。

チーズと日本酒

2007年01月13日 | 日本酒
チーズと日本酒の相性が良いことはよく知られています。

白カビを使ったクリーミィなチーズは吟醸酒で、青カビを使ったマイルドなチーズは山廃純米などのがっしりした純米酒で。
ミモレットやパルミジャーノ・レッジャーノといった、熟成されたチーズならば、純米酒にも吟醸酒にもぴったり。

さて、今日の晩酌はチーズと日本酒。
チーズはゴルゴンゾーラ、日本酒は「美田 山廃純米無濾過 山田錦」「田酒 特別純米 燗」。
ゴルゴンゾーラは力強い味わいのチーズなので、日本酒も純米で。

特筆すべきは、「燗とチーズ」。
まず、ゴルゴンゾーラを一片、口に入れる。
軽く噛んで舌に乗せ、その状態で燗酒を口に含み、転がす。
すると、燗酒の熱でチーズが溶け、米の味わいとチーズの甘みが混ざりあって、すげーウマイ!
当然、吟醸酒では味わえません。

言うまでもありませんが、この場合お酒は食べ物の引き立て役です。
つまり、「燗とチーズ」の主役はあくまでチーズ。
そのチーズの味わいを、ハイレベルに引き上げるのは、「燗酒」だとぼくは確信しています。

うまづらはぎの煮付け

2007年01月10日 | 日本酒
◆ゆで豚とキュウリの和え物

今日のつまみ。
茹でた豚とキュウリを、ごま油と醤油で作ったタレにからめるだけ。
薬味に、味一ネギの刻んだやつ。
写真後ろは、芋焼酎「富乃宝山」。つまみとの相性はとても良い。今日の豚肉と、出身が一緒。

◆うまづらはぎの煮付け

今日は煮付けにしてみようということで、ちょっと見かけにくい魚をチョイス。
うまづらはぎはカワハギなどと同じフグ科の魚。身がしまっていて煮付けや鍋にぴったりです。
買ってきたやつは顔がありませんでしたが、実際は本当に馬っぽい顔をしています。
写真は、煮付け・ご飯・日本酒「作 恵乃智 美山錦」。
ちょっと濃い味付けの煮汁で、美味しくいただきました。

今日のお酒:富乃宝山、作 恵乃智

さごちの照り焼き

2007年01月09日 | 日本酒
今日の夕飯報告。

◆ハヤシライス

ハヤシライスは、昨日作ったもの。
ハヤシライスを作るときは、かならず分量多めに作る。
1日置くと味がなじんで、非常に美味しくなるからだ。
写真はハヤシライス。後ろの瓶はクレーム・ド・カシスで、今日はカシス・オレンジを作る。ハヤシライスと柑橘のカクテルは相性が良い。
カシスの値段はご愛嬌。
これでおなかをある程度満たして、2品目。

◆さごちの照焼き

さごちとは、さわらの50cm未満の魚のこと。さわらはいわゆる出世魚で、さごち→やなぎ→さわら、と出世する。
2切れでかなり安かったので思わず購入した。煮付けようかとも思ったが予定を変更して照焼きに。
写真はさごちの照焼きと田酒の山廃純吟。
さごちは白身魚だが、骨周りと皮の周りに付いている筋肉が甘くて非常に美味しい。これが照焼きのつけダレの甘さと重なって、一人でため息。
飲んだ日本酒は、「田酒 山廃純吟」「十四代 播州愛山」「飛露喜 特別純米」と豪華でした。それというのも、さごちの味が良かったから。

ちなみに、さごちは2切れで380円でした。これは買いだろう!

今日の事後報告

2007年01月07日 | 日本酒
いやー、やばかったね。
やっぱり。

とりあえず、肴のラインナップは、
おでん
刺身(サーモン、いくら、メバチマグロ、ヒラメ)
鶏のもも肉のたたき

日本酒のラインナップは、
十四代 中取り純米吟醸 播州愛山
田酒 特別純米
田酒 純米吟醸 山廃
田酒 純米大吟醸
飛露喜 特別純米
飛露喜 純米 無濾過生原酒
鳳凰美田 純米吟醸 斗瓶取り 亀の尾
村祐 純米大吟醸
国権 山廃純米
お福正宗 純米大吟醸 山田錦
天禄拝領 純米大吟醸 山田錦
美田 純米無濾過生原酒

・・・何種類飲んでんだよって話です。
このほかにも、米焼酎など飲んだりしました。
えーと、それなりにべろべろですので、今日はこの辺で。
うまかったー。

今日はヤバイことになりそう

2007年01月07日 | 日本酒
友人を招いて、真っ昼間から飲み会をするのですが、ラインナップがヤバイことになっています。

明日に響かないようにしないと。
でも、飲みたいお酒がたくさんあり過ぎて、今日は。

記憶が確かだったら、事後報告します。