Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

九郎左衛門 裏・雅山流 香華

2007年01月24日 | 日本酒
今日の晩酌。

九郎左衛門 裏・雅山流 香華

嗅ぎ香はすごーくフルーティ。
原料米は美山錦で、美山錦らしい穏やかさなのだが、かなり強い。
アル添による香りの残し方が、抜群に上手い証拠。
口に含むと、最初に酸味、次に甘み。
味わいが強いわけではなく、控えめ。
吟醸香の立ち方も素晴らしい。

のどを通るとき、若干の未練を残して立ち消えていく。
それが心地よく、「あれっ、どんな味だったっけ?」と、さらに口に運ばせることに。
旨い!
これ、やばーいお酒です汗

【スペック】
九郎左衛門 裏・雅山流 香華
低温仕込 無濾過生詰
米・米こうじ・醸造アルコール
15~16度
美山錦100%
精米歩合65%
山形酵母
酒度+2
1800ml

値段

2000円!


ちょ、ちょっと、待って!
この味わい、2000円の、精米歩合65%のお酒じゃないよ!!

酒は毒

2007年01月24日 | 日本酒
酒は毒です。

「酒は百薬の長」とか言うけれど、酒飲みの言い訳に過ぎません。
現に、僕は体調が悪いとき、酒は飲みません。
元気なときに薬を飲む人がいるでしょうか?


酒によって引き起こされる、さまざまな問題があります。

飲みすぎで人体に影響を及ぼすこともありますが、それだけではありません。
飲酒運転が社会的な問題になったり、未成年の飲酒が問題になったりしています。

人間の持つ能力を、大きく損なわせる可能性があるのです。


「酒は文化だ」といいます。
それは間違っていない。酒は文化であり、こと「食」において重要な役割を占めている。
しかし、文化は良い面もあり悪い面もある。
日本では、紀元前から大麻が栽培され、それが文化の一つでした。
600年前から始まった奴隷売買は、中東の文化でした。
200年ほど前のインドでは、アヘンが文化でした。
「酒は文化」という言葉は、これらの事実と大差ありません。


じゃあ、あなたはなぜ酒を飲むのか、と訊かれれば、「好きだから」としか言いようがない。
体に影響が出ることは知っている。
社会的な問題の引き金になることも知っている。
でも、僕は酒を飲むのです。

ただ一つポリシィがあるとすれば、酒が飲めない、あるいは飲まない人に、酒を勧めることはしない。
僕はお酒が好きだから、これ以上譲歩は出来ないけれど。
飲みたくない人に酒を飲ませることは、犯罪だと思っているのです。