Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

山間 純米吟醸 亀口瓶燗 19BY

2011年07月20日 | 日本酒
つい先日、godanism宅でまた【山間】の会を催しました。
その会で出したお酒の1本です。

【山間(やんま)】


19BY。
「T○」とか、「仕込み○号」とか付く前の年度のお酒です。



平成20年9月出荷。



純米吟醸、中取り亀口の瓶燗火入れ。
もちろん手詰めです(この頃は手詰めしかありませんでした)。
全量「五百万石」、精米歩合は麹50%、掛55%です。
この頃はまだ、スペックが裏ラベルに書いてあったんです。

レビューにいきましょう。


上立ち香は果実味を伴った爽やかな吟醸香。

口に含むと、ピリッとした辛味と酸。
含み香は甘めで、しっとりとした旨味が感じられます。

口の中で転がすと、辛味は喉先へ。
酸が上顎へ移動し、旨味は舌一杯に広がります。
濃い味ではなく、線は細めですが、芯はしっかり。

後口は酸とほんの少しの渋。
鼻に抜ける香りに、ほんの僅かに木香があります。
余韻は短めで、非常にキレが良いですね。

この19BYの「瓶燗」、初めて飲みましたが非常に旨いです。
3年前の年度のお酒とは思えない瑞々しさ。
コンディションはバッチリですね。


今回の「山間の会」では、長岡かねせ商店の菊口さんにご協力いただき、お店で眠っていた【山間】を譲っていただきました(もちろんお金は払ってますが笑)。
今回ご紹介した19BYの亀口瓶燗の他、20BYを2本、21BYを2本ご用意いただき、会を催すことが出来ました。
この場を借りて御礼申し上げます。
グッさん、ありがとう!!