Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

萩の鶴 純米吟醸 生原酒 別仕込 22BY

2011年07月15日 | 日本酒
東北の蔵、とくに宮城の蔵が注目されているこの頃。
このお酒も例に漏れず、品薄となっている様子です。

【萩の鶴(はぎのつる)】


宮城の萩野酒造のお酒。
当ブログでは何度もご紹介しています。



純米吟醸の「別仕込」。
ラベルには書いてありませんが、山田錦100%使用、精米歩合50%。※こちら誤りでした。麹米:山田錦、掛米:美山錦が正解です。
ただし、麹米は精米歩合40%仕込みの、実質純米大吟醸の規格となります。

レビューにいきましょう。


上立ち香は若干果実味を伴う吟醸香。
宮城の酒らしい、すっきりさわやかな香りです。

口に含むと、飛び込んでくるはガス感、そして酸。
遅れてふわっと漂うように着地する旨味。

口の中で転がすと、じわりと甘みが感じられてきます。
酸は上顎へ移動、旨味は発泡とくっついて口全体へ広がります。

締めは酸と渋。
ただ、渋はおまけ程度で酸が主体ですね。
余韻は非常にしめやかで、ガツンと来るタイプではありません。
しっとりとキレます。

一見(一飲?)線が細いのですが、しっかりと味のあるうま口。
godanism のヒット酒です。
値段も2940円と破格。ここも誤り。3150円が定価です。
常に家においておきたい酒ですね!