Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

豊賀 特別純米 直汲み生原酒 仕込み二号

2010年11月09日 | 日本酒
予告通り、連日の更新となります。
そして、銘柄も昨日と同じ。

【豊賀 特別純米 直汲み生原酒 仕込み二号】


先日の「ひやおろし」のような味わいも好きですが、「直汲み生原酒」のようなピチピチフルーティな味わいも大好きです。



しらかば錦59%、長野C酵母使用。
これは、昨日のエントリの「ひやおろし」と全く同じ。
アルコール度数も17%で同じ。
ただ、日本酒度と酸度はけっこう違います。


さっそく飲んでみましょう。


香りは落ち着いた吟醸香。
リンゴのような香りです。

口に含むと、まずきれいな酸。
少し遅れて、ふわっと旨味と甘みが広がってきます。

下先にピリッとしたガス感を感じます。
鼻に抜ける香りがフルーティですね~。

口の中で転がすと、舌の真ん中に甘みが集まってきます。
酸は舌の裏側と両脇へ移動。
しっとりした中に、米の旨味が漂います。

飲み込む時、若干の渋みを感じます。
酸と渋みを基調とした後口ですが、鼻に抜ける香りが華やかで、全体としてリンゴを彷彿とさせるような余韻です。

口当たりからフルーティさはありますが、後口への盛り上がりが素晴らしいですね。
ひやおろしとはちょっと違うフレッシュさ。
かといって荒い感じではなく、落ち着きもあります。

旨いですね!
【豊賀】との最初の出会いが直汲みだったので、個人的にはこれぞ【豊賀】!という想いが強いです。


アテは、鶏もも肉とニンニクの芽の味噌炒め。