漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

カフェ・ブルトン(8/16) エリーズさまからは、早くも仕切り屋系女王キャラの気配が…

2007年12月08日 22時07分34秒 | 第6話/カフェ・ブルトン

 エリーズさまは、豪商マーチ家から、元超貧乏超名門貴族のブリングストン伯爵家へと嫁いで参りました。
結婚前の名前が、なぜかオルコット(1832-88)作「若草物語」の内気な三女と全く同じなのですが、
雰囲気が全然違います。

お金の欲しい貴族の家と、地位と名誉が欲しい平民の家との、
需要と供給がマッコテ・マッチしたってゆー親同士が決めた、昔にありがちな政略結婚だったのですが、
当人同士はそんな物は、至ってどーでもいいかのように、仲良しの若夫婦です。


 エリーズさまは華麗なる美人で、はっきりした性格と話し方で、朗読とクラヴィア(鍵盤楽器類)の名手です。
―つまり社交界で「パッ」と人目をさらい、瞬く間に場の中心になってしまう女性なのです。

たとえ出自は平民でも、それを理由にいじめられるような女性ではないって事だね!

 このように、ハリソンさんとは対照的なので、いずれは何らかの事件がきっかけとなって、
衝突する事は想像に難くありません。

ハリソンさん、コザカシヲトコ(仮名)とも何かあるらしいから、 「第3部」のストーリィ展開は、結構
ハードでしんどくなりそうな感じが…。


今日の所は、「先約アリ」でうまく衝突を回避しましたけれどもね。
また何かエリーズさまからのお誘いがありそうな予感が―。
今日の続きは明日。
 


 


 

 

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