漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

なぐさめと励まし(8/13) 全ての不幸はまじめ過ぎたから…

2008年07月27日 13時01分26秒 | 第9話/なぐさめと励まし

ハリソンさん、1765年10月現在はマッコテ冴えない風采ですが、
英国の「慶応義塾」に相応する大学を卒業している上流家庭出身のインテリで、
落ちぶれてからは新聞記者もしていたという設定なので、ルソーさんの事は知っていたんですわな。


ルソーさん、「エミール」でだったと思うけど、
「女性は男性の気に入るように生まれ付いている、男性も女性に気に入るようにしなくてはならないとしても、それ程必要な事ではない。
とか、現代の女性が読むと「はぁ↑?」とか言いたくなるヘンな所が沢山あるのよね!
逮捕~っ!!

わたし病気になりそう。
わたしもうすでに十分バカだけど、
ルソーさんの文章では、バカになるのも理屈やお説教が必要みたいで、
とっても難しそうだもの。

それじゃ「自然」でも何でもないじゃんかよっ!

ルソー殿、生い立ちがぐちゃぐちゃじゃの~。
これじゃあ、「世間への呪詛が著作を書かせたんじゃないか?」
なんて、後世の頭はいいが意地はとんと悪い人達からいろいろ勘ぐられても当然なくらいひど過ぎる。

そして…ゴーカン事件も起こしています。
それからマザコンでドMだったそうです。
奥さんとは長年連れ添っていても、相当後まで正式に結婚しませんでした。
でも子供は5人生まれて養育院送りにしました。
そして、その事を1764年にライヴァルのヴォルテールに
バラされてしまいました。

その子供達どうなったのかしら?
お父さんから人付き合いが苦手な遺伝子をより受け継いでいたら
その人生は相当過酷だったんじゃないかしら?

何か、ヘンタイで、可愛がられ下手で、
もーホントにダメダメな人…って感じィ~。

ルソーのヤローに比べたら、
ローレンス・スターンなんて
全然フツーでいいヤツじゃんかよ!

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「ファニー・ヒル」/ジョン・クレランド(1710-89)作
/吉田健一訳/河出書房新社

 ハリソンさんが言っている、
「お裁きの伝説」が起こったという本です。
この本、前にパンダ君とウサちゃんが言っていたように
少女小説の振りして図書館や書店にフツーに置いてあったりしますが、
読んでみたらブッ飛び
の内容です。

こっちの方が全然ハァハァの「オカズ向き」だぜ!
「トリストラム・シャンディ」なんて、
全然ムラムラ来るトコねぇじゃんかよっ!!

この子は不適切な発言ばっかりしても~。



来週はハリソンさんが「ヌーヴェル・エロイーズ」&ルソーさんに対して思っている事。
マー坊が「英語の会」でして来た事。

〈次回の更新は8月の2・3日です。〉













 


なぐさめと励まし(7/13) 負け組合流

2008年07月26日 14時58分44秒 | 第9話/なぐさめと励まし

作者、正直言うと、「ヌーヴェル・エロイーズ」は、何か読んで後味の悪さが残るんですよね。
20代前半までにめぐり合って、読んでおけば良かったんでしょうか?
30代の半ば~後半頃に読んだ記憶があるのでした。

 買ったのが、蔵書目録では1993年の12月6日とあるので、
かなり長い期間すっぽかしてあったという事になります。
この本を読んでみたいと憧れる「ベルばらファン」の方々には、
脳内で断頭台に送られてしまいそうな話なんですが。

 その「後味の悪さ」がいったい何なのか?
― は 、別の機会に書く事があるかもしれませんが、
同じ身分違いで始まる恋愛を描く18世紀の小説なら、
ヘンリー・フィールディング(1707-54)の「トム・ジョーンズ」の方が、
ハッピー・エンドだし、華麗なる冒険あり、波乱万丈の運命ありで、
実にスカーっとして、作者好みなんですけどね!

 
ハリソンさんは、やっぱりポール・ベタニーさんに似ているわ。
ウォルポールさんのカンって、やっぱり当ってるんじゃないの?

ポール・ベタニーは、金髪で背が高くて(190cmあるらしい)
青い目だけど、服装センスが最悪でトロいって事はなさそうだせ。
冗談は得意らしいけどな!

映画「ロック・ユー」のステキな脇役で、
柵や手すりの上を演説しながら器用に歩いていたわよね。

そして、なぜか妻でも萌えそうもない全裸シーンが2回もあった。
主演は今年の初めに突然死を遂げたヒース・レジャー。

レジャーさんの方は、作者さんがいつだったか、
トロワさんとちょっと似ているって言っていたわよね。

私も最近、白髪染めがめんどくさくなって来たから、
いっその事、ハリソンさんみたいにウィッグにでもしちゃおうかしら?

わしゃ、全部すっぱりにしてからは、もう頭の悩みは全然ナシじゃな!



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「トム・ジョウンズ」/ヘンリー・フィールディング著
/朱牟田夏雄訳/岩波文庫全4冊

前に 「ブリジット・ジョーンズの日記」って小説と映画があったわよね!
ヘンリー・フィールディング=「トム・ジョーンズ」
ヘレン・フィールディング=「ブリジット・ジョーンズ」

作者とタイトルがお互い似ているけど。

「ブリジョン」映画の中味の方は、英国のBBCTVドラマ「高慢と偏見」に似ているらしい。
どっちも男主人公の名前がダーシーで、おんなじ俳優が演じているそうだぜ。
「トム・ジョーンズ」の方も英国のBBCTVドラマと映画があるらしい。

中味が似ているのは、ヘレンさんが英国の連続TVドラマ「高慢と偏見」で
ダーシー役を演じたコリン・ファースさんに憧れていたかららしいわね!
ドラマは日本でも2001(平成13)年の年始にNHKで放送していたっけ。

俺は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイが
エリザベス(こっちは女主人公の1stネーム繋がりか?)
を演じた映画の方がいいね!
ケイト・ウィンスレットの後を継ぐ美人コスプレ女優。
「美人過ぎて他の姉妹と整合が取れない」って言われたらしいけど。

そーねー。いっそ姉妹物なら「若草物語」のジョーでも
やってくれてた方が、キャラから言ってもより似合っていたんじゃないの?

また話がそれまくっちょるなー。
 


明日は、「知らなきゃよかった」ルソーさんの話。
「ハリソンさんが会って疲れた人との話」は、第8話にあるので、
必要があれば、カテゴリの「第8話/標的」からご確認下さい。








なぐさめと励まし(6/13) 全欧米No.1大ヒット作の作者、ルソー氏の明暗

2008年07月21日 16時44分55秒 | 第9話/なぐさめと励まし

 現在18世紀欧米の小説で、一番読まれているのはどの小説なんでしょうか?
統計を見た事がないので正確な事が分からないのですが…。
どうも一説によるとローレンス・スターン作の「トリストラム・シャンディ」
らしい
ですわな!
(どういう話か分らない方は、このブログにもザッパなあらすじ等をまとめたカテゴリ項目があるので、
必要があればご確認下さい。タイトルは「トリシャンカノ紳Version.」)


 「トリストラム・シャンディ」については、中にはかなりの熱狂的なファンがいるらしく、
昨日のパンダ君が言っていた、絶版復活運動を展開した大学の先生や、
全訳チャレンジャーの人、ゆかりの場所へと行ったり、
関連本や関係のあるアイテムを集めまくっている人、
主人公やスターン聖下と一緒にあちこち逸脱しまくって、読破が先送りになっている人、
トゥビー叔父さんのお城の模型を作ってしまった人
スターン聖下のご住居だった所で、現在は見学料を払えば誰でも中に入れる、
シャンディ・ホール&ガーデンズの館長職を狙っているという野望を持つ人などが
いらっしゃるようです ― 。

 こういった人達の話を聞く、もしくは書いた文章を読んでいると、
18世紀に一番ヒットした小説は、「トリストラム・シャンディ」だと
まさに思い込んでしまいそう
な所なのですが ― 。

 でも、「ヌーヴェル・エロイーズ」の大ブームぶりに比べたら、
足元にも及ばなかったのではないか 、五十六十ハナタレ小僧なのでは?
― ってのが本当の所だったのでした…。


ルソーさん、大ヒットから一年半くらいで一転、
1762年には、漫画にある理由で逮捕令が出て、
それから各地を転々と逃亡生活なんですって。

うぉおおお~っ!!人生激し杉ね?

ウォルポールさんがキラッてるっぽい事が、
登場人物紹介にあったわよね?

あの御仁は「貴族以上に貴族的」じゃからな…。

「もー生理的にダメ~!!」って事ね。



 うち疲れ、または傷心で帰宅した主従は…。

〈次回の更新は7月26・27日の予定〉











なぐさめと励まし(5/13) 綺麗な花には棘(とげ)がある

2008年07月20日 12時02分26秒 | 第9話/なぐさめと励まし

 マー坊、憧れのマリアンヌさんからこんな事言われてショックだろうけど、
こうやってね、だんだん自分が分って行くんだよ…。


 作者の家にある「ヌーヴェル・エロイーズ」なのですが、
全4冊の岩波文庫版です。
記録では1993(平成5)年に購入していました。
よく行くデパートで時々催されている古本市へと行った時に偶然見つけました。
第一刷が1960年なので、ルソーの原作が出版されてから200年を記念して企画された物なのかもしれません。

 1960年当時の値段で1冊300円くらい。
…ちなみに作者は1967年生まれで、幼い頃はアイスが1本もしくは1カップ10円で買えた記憶があります。
古本市では4冊まとめて450円でした。

 いったいどのような方が前の持ち主だったのでしょう?
「エミール」や「社会契約論」を読んで、他のも読みたいとか思って買ったら、
あんまり良くなかった、もしくは失望して売りに出したのでしょうか?
ほとんど新品同様だったのです。

 男爵令嬢ジュリに家庭教師のサン・プルーが、
「あなたのお母様のお招きでこの家に来ましたが、あなたを好きになってしまいました。私はここにはもういられません。」
と退職要求の手紙を出す所から始まります。

 それに対してジュリさん、
「辞めないで下さい先生。私も先生を好きです。」
とかいう返事を出すのでした。

 その後お互いに両思いでうれしいとか、それでもなぜか満足できないとか、
― そういった手紙を交わすのですが、
ある日、ジュリがいとこで親友のクレールと図って、
出かけた先の木立の中で、サン・プルーへと冗談混じりにキスをした事で、
サン・プルーがかなりのショックを受け、
二人はお互い少し離れていた方がいいかもしれないという事になります。
サン・プルーは、用事にかこつけて休職し、旅に出るのでした。


あとちょっと「高校教師」も入っているわね!
どっちかっていうと桜井幸子さん+真田広之さんの古い方の。
両方ともお父さんが邪魔に入って来るけど、
ジュリさんのお父さんは、さすがに近親相姦ヘンタイオヤジじゃあないわね!

わたし、上戸彩ちゃん+藤木直人さんの方しか知らない。
あれって結局最後先生どうなっちゃったの?

「DVDでラスト・シーンをじっくり確認すれば分るかも。」
― とか言っていた30代前半のオバサンが職場にいたぜ!

詰まる所、身も蓋もないが、
「ヌーヴェル・エロイーズ」は、
「恋愛物として受ける要素」がこれでもかこれでもかと盛り込まれていたって事じゃな~。

それらが入っていれば、「何世紀に発表しようが受ける」って事だね。

ただし、作者が「戦略的に」書(描)いているんじゃなくって、
「心の叫びとして」書(描)いているのが前提
としての話だわ!


それでも食い下がろうとするマー坊ですが、さらにカコクな状況へと追い込まれてしまいます。
今日の続きは明日。


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新エロイーズ /ジャン・ジャック・ルソー(1712-1778)著
/安土正夫訳/岩波文庫全4冊

…がありますが、どうも絶版になっているらしく、ネットの書店でも中古品しかないようです。
図書館によっては蔵書にあるかもしれないようです。
根強い「ベルサイユのばら」ファンの人達の間ですら垂涎の的の作品らしく、
「読んでみたいのに…。」
「新訳出して!」
― とかいう文を「ベルばらkids」でも見かけました。

「トリストラム・シャンディ」でどこかの大学の先生がやったように、
「復刊ドットコム」でヒシ(必死)こいて運動してみろよ!
「ベルばら」ファンならそれくらいの人数を動員させるの何でもないだろうに!













 


 

なぐさめと励まし(4/13) なに…たわいもない恋愛小説だけどね…

2008年07月19日 14時50分21秒 | 第9話/なぐさめと励まし

 ― と、「ベルサイユのばら」で、
オスカル様のお婿さん候補のジェローデル少佐が、アンドレさんに向かって、
「ヌーヴェル・エロイーズ」の事を ― 本日のタイトルの如く、こう言っておりました。

 アンドレさん、身分違いでオスカル様とは結婚できないと、
職場のフランス衛兵ヴェルサイユ常駐部隊の仲間にからかわれて、
ケンカになってしまうわ、隊長のオスカル様には怒られてしまうわの踏んだり蹴ったりで、
その場を駆け出し、地面に突っ伏して号泣していました。

 その上帰宅してからなのか?…ジェロ少佐がジャルジェ家へと来ていて、
アンドレさんはココアを出しに行くのですが、
ジェロ少佐から、「ヌーヴェル・エロイーズ」に引っ掛けて、

「ぼくにも妻を慕う召使いを、妻のそばにつけてやるくらいの心の広さはあるつもりです。」
(集英社文庫版第3巻285ページより引用。句読点は作者が読みやすさを考慮して入れました。)


― とまで言われて、遂にブチキレてしまい、
ジェロ少佐にココアをぶっかけてしまいます。

 そして、
「そのショコラが熱くなかったのをさいわいに思え!!」(同286ページより引用)
とジェロ少佐に向かって叫ぶ、有名なシーンとなるのでした。


その例の「ヌーヴェル・エロイーズ」の事だけど、
恋愛小説にしては、理屈っぽ杉じゃね?
俺、読破イチ抜け!

私も期待はずれ、ニィ抜け!
言ってる事が難し過ぎるよ~。
平民でもウォルポールさんくらいの格式なら、貴族のお嬢との結婚は全然OKなんじゃないの?

本人に「する気」があればな…。

ふっふーっ!
私は今日までにちゃんと読破できたわ!
へ理屈やお説教の部分を削除すれば、ストーリィそのものはウケ線だと思うな!
( 「新・愛の嵐」+「真珠夫人」+「失楽園」 ) ÷ 3 って感じ。

「新・愛の嵐」
― 主役の要潤が、子供と一緒に童心に戻って「仮面ライダー」を見ているママ連中以外に、
独身者、既婚・子ナシのオバサン連中にもファン層を拡大した、伝説の出世作。

お母さんとお姉ちゃんがそれ大好きで、
昼の放映時に留守録でビデオ撮ってて、わたしも一緒に毎晩見てた。
「動物のお医者さん」の二階堂君も良かったわよ。

「新・愛の嵐」の原作はエミリー・ブロンテの「嵐が丘」なのよ~。
実は格調高いんだから~。

話が完全にそれとるな― 。


マー坊とマリアンヌさん。恋愛観が合わないようで…。
こういう事を話し合う機会が訪れたのが早過ぎたという「不幸」ですわな!
明日も「ヌーヴェル・エロイーズ」についての話。


なぐさめと励まし(3/13) 知らないの? 

2008年07月13日 11時06分38秒 | 第9話/なぐさめと励まし

マー坊が話しているのは、「トリストラム・シャンディ」第7巻32章の事です。
マリアンヌさんが話している「ヌーヴェル・エロイーズ」については、
予告編にあらすじがありますので、必要があれば双方についてのご確認をお願いします。


ハリソンさん、あの顔で不倫していたのかしら?

当時は「不義密通」みたいな後ろめたい、暗いイメージはなかったそうじや。

亭主も承知で放っておいて、自分も適当なよその奥さんの
「天城ナイト ― リイコを愛しているよ。」なんて「絶対彼氏」みたいな事をしている。
ムキになって妻と相手を惨殺なんて事を仕出かしたら、
それこそ「お見合いで結婚はできたけど、実はモテなくて嫉妬深い夫」
というのがバレバレ。
最悪死刑になった上に、笑われるだけで誰からも同情してもらえない。

奥さんの方も、一々嫉妬していたら、
堅物扱い → 軽蔑 → 爪弾き → ハチ → 銀行から取引停止 → 御家没落で踏んだり蹴ったり
― なんて羽目にもなりかねなかったそうよ。
これも女性にとってはまさに死刑に相当するわ!


ハリソンさんが以前フランスに来た時については、
第6話の12回目にもあります。

次回は、愛読する恋愛小説の話で盛り上がるマリアンヌと水を差すマー坊。

〈次回の更新は7月19・20日の予定〉






なぐさめと励まし(2/13) 共通の話題

2008年07月12日 10時39分12秒 | 第9話/なぐさめと励まし

この二人、共通の話題と言ったら今の所、「英語」と双方のお師匠様の
「ハリソンさん」の噂話しかないようです。


何かハリソンって「裏表」がありそうなヤツだよな…。

「二面性」って言った方が聞こえが良くなるわよ。パンダっち。

今までの言動を見ていると、ハリソンは二面以上じゃ…。
「多面的」と言った方がいいかもしれん。

ハリソンさんには興味ない。
あえて言えば、みんなの言ってるみたいな人だから、
ウォルポールさんに、「シャンディさんなんじゃないか?」
― って疑われちゃったんじゃないの?
 
どうやら話中の登場人物らとわしら閲覧者の間には、
ハリソンに対しての印象の「ずれ」もあるようじゃな。

私は前話でハリソンさんの印象が、「主人公のくせに薄い」
― って言った覚えがあるわ。



マー坊とマリアンヌの話は、このまま弾んで行くかに思われますが…。
今日の続きは明日。










なぐさめと励まし(1/13) 散会後

2008年07月06日 11時56分38秒 | 第9話/なぐさめと励まし

やっぱり人生も漫画も(両思いか片思いかはどっちでもよろしい。)
恋愛がなくっちゃね ♪


作者さん、やっと悟ったのかしら!
もし、プロフィールが本当なら今年で41なんでしょ?
ちょっと遅いんじゃないの?

物語という物、普通は描(書)き始める前の時点で、
すでに作者の主張がはっきり固まっている物と、
わしは思っていたがの~。

「原作とした作品の一つ」の影響を受けて、
描(書)きながら 主張を固めて行く
― なんて事しているのかもしれませんよ。

そんなのどーでもいい。
わたしはウォルポールさんが出て来ないのが不満…。

作者、前の話は男性しか出て来ない上、
ちょっこりマニアックな分野に入り込んでしまうので、
「絶対閲覧者が激減する」と覚悟していたそうじゃ。

ところが、あのゴスヲタオヤジのヤツときたら、
意外に突っ込み所満載だったからな~。


作者的には、可愛いマー坊が戻って来て、恋愛話の主人公になって、
物語に華を添えてくれるので、うれしいのです。

〈次回の更新は7月12・13日の予定です。〉