漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

本当の目的は何ですか?

2012年10月31日 20時59分02秒 | 第21話/薬包紙

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 デュポン先生、基本的には真面目で、キチンとしている人なんですが、
その一方で、時に目の前の人の影響を受けて揺らいでしまうなんてトコもあって、
…デキ婚だったしね。

 ウォルポールさん、自分のカンに異様に自信を持っていて、
そのカンを正当な物とする証拠を見つけ出せる自信も相当な物なのでした。
何せ、世間では、極めて優れた検索能力を 「 ウォルポールの幸運 」 と呼んでいる人がいたくらいなので。
ちなみに彼自身はそれを 「 セレンディピティ 」 と呼んでいるようですが。

 デュポン先生、ウォルポールさんは、自分のためでは無くて、ウォルポールさん自身のある心の欲求をかなえるために、
こんな事をしているのだという事に気付いてしまったようです。

 で、次ページから、ウォルポールさんが 「 トリストラム・シャンディ氏探し 」 をするのとほぼ同じ理由から、
J.J.ルソーさんと第10話にも出て来た、D.ヒュームさんの世紀の大ゲンカの原因作りをしてしまう部分が
描かれる予定なのでした。


 次回の更新も出来次第。  

 


小人閑居して不善をなす

2012年10月06日 20時14分08秒 | 第21話/薬包紙

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 パソコンの件ですが、ソースネクストさんに電話問い合わせで解決しました。
素敵な声のおねえさんから、1つ1つ丁寧に直し方を教えてもらえたので助かりました。

 月曜日更新の予定が大幅に遅れてしまいました。
パソコンの事や、その他にも色々問題が起こって、更新の障害になったというのは本当ですが、
第21話の結末を変えようと思ったのも遅れた理由の一つでした。

 実は、このページを最終ページにしようと思っていたのでしたが、
後数ページ追加しようという事になりました。

 なので、この後はまた出来次第のアップになります。
最終ページのラスト・コマはクレールさんの心理描写になるんじゃないかと思います。

 ウォルポールさんはフランス語で話しています。
デュポン先生は、英語が得意ですが、ウォルポールさんを尊重して会話はフランス語でしています。
ウォルポールさんは、 「 イタリアには友人がいるので、ナポリへとハリソンさんが行くように、
誘いをかけさせます。 」 と言っているのでした。

 ウォルポールさんがこんな事をしたせいで、
ハリソンさんは、 「 トリストラム・シャンディ 」 4巻にある、
「 スラウケンベルギウスの物語 」 みたいな騒ぎをイタリアで引き起こしてしまうのでした。

 ハリソンさんに向かってアブナイ色仕掛けが企まれたり、

「 黙れ * * * * 野郎! 」

― なんて、大勢の前で叫んぢまう人までもがいるんですよ。
が、しかし、漫画の中では、断じて伏せ字には致しません。


 次回の更新は上記にあるように出来次第。
黒いデュポン先生と、ある歴史上の超有名人に悪戯を企むウォルポールさん。