漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

「彼」は、♪ きっと来るゥ~ ♪

2009年11月09日 19時37分57秒 | トリシャンまとめ編


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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 「 彼 」 ― って誰だか分ります?
岩波文庫版 「 トリストラム・シャンディ 」 の訳者まえがきで、
故朱牟田夏雄さんが予言していますけど ― 。

 作者も、この設定だと … いろんな意味で 描くのが恐過ぎるッ!


 By the way , 今後の事なんですが、

第15話 「 トリシャン・コード 」 は、

       予告編 / 2010年1月1日アップ。

       本 編 / 1月9日より開始。

12月後半には、日付未定ですが、 「 トリシャンカノ紳 version.パート2 」
をアップする予定です。

 それでは、閲覧者の方々、その時まで、どうかお元気で ― 。

登場人物とトリシャンの関わりについて

2009年11月08日 21時25分28秒 | トリシャンまとめ編

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 この物語の主要登場人物達に、
ハリソンさんが 「 トリストラム・シャンディ 」 についてどう語っていたかを
抜き出してみました。

 マー坊は、今の所ハリソンさんがトリシャンの読者だという事の他には、
関係に全く気付いていません。

 ウォルポール兄貴は、1765年の秋の時点で、
ハリソンさんがシャンディ氏だと思い込み、
確信に達しているのですが、本当にそうなんでしょうか?

 デュポン先生は、ウォルポール兄貴の推測を信じ込み、
ハリソンさんを打ちのめす言葉を投げつける事と
なるでしょう。

 ランズバーグ夫人は、ハリソンさんの味方のようですが、
ウォルポール兄貴とも趣味を通じての友達同士なので、
もしかしたらスパイなのでは? ― という疑惑もぬぐい切れないといった所でしょう。

 第15話では、
トリシャン大好き人間という、ウォルポール兄貴の又従弟が登場します。
兄貴の紹介で読んだかららしいのですが、兄貴、トリシャンが本当にキライで、
ハリソンさんが人から慕われるのが憎いなら、
ブリングストン伯爵の前では、テキトーに挨拶だけしておいて、
後は鬼無視してりゃいいのに、全くもって挙動不審だぜ。


 明日は、予告の続き。
また、ちょっとコワイ内容かも。 

 

 

黄昏のエア (32/32) 続きは史実から予想してみてね!

2009年11月07日 20時02分32秒 | 第14話/黄昏のエア

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 去年と一昨年は、明るい雰囲気で終わっているのですが、
今年は、どんよりぃ~ → ♪ 真っ黒けのけ~ ♪ で終わる事になってしまいました。

 ただ救われるのは、去年の最後にアップした第11話の最後で、
ランズバーグ夫人と楽しそうにダンスをしているのが、
一番近況のハリソンさんだという事で、
本ページ最後のベタゴマの後で、何とかなったからという事なんでしょうが ― 。

 But , 第12話では、ホリー・ウォルポール兄貴がハリソンさんへと、
「 ダメ人間なくせして、なぜ大勢の人から慕われてるんだ?! 」
― と、クールな外観の下でメラメラと嫉妬してて、
― 第13話では、共通のお友達、デュポンせんせーの心に疑惑を吹き込み、
これから知人友人の手を借りて、ハリソンさんをいたぶり追い詰めて行こうとしている所で、
話が宙ぶらりんのまま、数年前のハリソンさんの恋バナに遡ってしまっていました。

 By the way , 最後から2コマ目の背景、
墨流し模様 ( マーブリング ) になっていますが、
どういうテクニックか分ります?

 … 何て事はない、そういう模様のスクリーントーンが、
上手い具合に画材店で売っていただけなのでした。


 専門の業者が商売で本を売る時代になった以上は、
こーゆー出版部門責任者さんのような人が出て来るのもしょーがないのかもしれませんが…。
意外な事に、直感に比べると数値分析ってーのは、たいてい的外れなもんだぜ!
 
 明日は、ハリソンさんとトリストラム・シャンディ氏との関係について、
今までのまとめ & これからの展開予定。

 

黄昏のエア (31/32) 反論できるものなら反論してみな!

2009年11月01日 10時25分03秒 | 第14話/黄昏のエア

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 どぅお~なんでしょ、この人、
「 だったらお前自身が何か書いて出してみろよー。 」 とか、
ムカつく人いませんか?

 そんから、紳士的を通り越したハリソンさんの腰の低さにも
イライラして来る人もいたりしてね。

 18世紀は、出版が王侯の庇護 ( パトロン制 ) を離れて、
専門の業者が文筆家と読者の橋渡しをするように変化して来た時期なのですが、
文筆家が出版者から派遣社員や請負社員みたいな扱いを受けていたにしたって、
ハリソンさん、卑屈になり過ぎですぜッ!!

 もっとも、史実上でも、 「 トリストラム・シャンディ5・6巻 」
の売り上げ数が、既刊に比して激減したのは事実でした。
最初はドッズレイ書店から1~4巻まで出して、大ヒット作だったのですが、
5・6巻を出す時に、もっと高い金額で版権を買ってもらいたくて、
スターン聖下、ドッズレイ書店と揉めたんでしょうか?
― 別のベケット書店から出した所で総崩れになっちゃったみたいなんですがね ― 。

 漫画の方に戻って、書店の出版部門の責任者さん、― 名前をまだ考えていませんが、
― は、データ御宅騎 ( オタッキー=マニア ) で、 ― この都市でこの日に 「 トリシャン⑤⑥ 」 が
何冊売れたかなんて調べ上げた詳細なデータまで収集してやがって、 ( ハリソンさんへは集計した物を渡しているけど。 )
― 統計的方面からも不確定要素方面 ( ただしこれも経験の積み重ねから得たデータ )
からも攻められて、ハリソンさん、どう反論する?!

 
 責任者さんは、ハリソンさんがシャンディ氏を 「 連れて来た 」
宣 ( のたま ) っていますが、閲覧者の方々には、これでまたさらに訳が分んなくなっていただけたでしょうか?

 どっちにしても、最後はホリー・ウォルポール兄貴も巻き込んで、
♪ きっと来るゥ~ ♪ ― ホリーは井戸アニキ~っ ― のホラー的展開になりますから。

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 来週は第14話完結編&来年分&年末年始アップ分の予告編となります。

〈 次回の更新は11月7・8日の予定 〉