ハリソンさん、マー坊の事を何度もハンサムと言っていますが、
見慣れてきたのと、この後、主にハリソンさん相手に失言を連発し、
遂には二人でボケ&突っ込みの役割を交代で行うようになるために、
美男キャラのカテゴリーではなくなるかもしれません。
(ほなぁ、「お笑い系」へ転向なんかいなぁ~?)
しかしながら、美男キャラはまだ他にも(もしかしたらマー坊を軽く凌ぐ!?)
登場するかもしれませんので、
女性の方はちょっと期待しててみて下さい。
・・・まあ、こないだの「コザカシヲトコ」も美男ちゅーたらぁ美男なんですけんどねぇーっ、
ただねー、アイツもあーゆぅ性格の上に、身なりから成金ボンボンってのが透けてまんからなぁ~。
このページ、ハリソンさんとマー坊の間でのちょっとした心の誤解が
描かれているんですよ。
マー坊はハリソンさんに「ベル・オーム」と言われて、
照れているのですが、その一方で、
―ベル・オームなんて言い方、何かもったいぶった感じで、オジさんっぽいよ~。
・・・と「言葉の加齢臭」を感じて、ニヤニヤしてもいるのです。
そしてそれを見たハリソンさんは、何とな、
―へっへっへ~っ、パリのフーゾクやシロートのオネェチャンちらと「ヨリドリミドリ両手に花」
と楽しくできるよ―って?
だんなのエッヂィ。アンタもスキねー。(・・・って加トチャンの「タブー」かいな!?)
と自分の言葉をマー坊に勘違いしてとられたと思い、
「だからおしゃれとか・・・」とあわてて付け足しているのでした。
まったく、ハリソンさんときたら見かけは「男性版干物系」なのに何考えてんだか。
(ハリソンさんにエロさを感じるヤツって存在するのかいな?)
マー坊は女性とは、仕事や近所付き合いですらまともに口がきけない程じゃないにしても、
結婚とか性愛とかいう目的で女性と接した事はまだないって設定で、そういう境遇に対しても、
今の所欲求不満でもないって訳で、多分そこまでは思い浮かばなかったと思いますよ。
ところで、当時の大人気作曲家にゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)という人がいましてね。
この物語の当時はドイツのハンブルク市で音楽監督をしていました。
大バッハ様ともヘンデルどんとも親友で、大バッハ様の次男坊の名付け親でした。
亡くなった後は、世間ウケする作風が悪い方に作用して、急速に忘れ去られてしまったようです。
現代では、古楽ファンの方はよく知っているクラッシック系作曲家といった所でしょうか。
ところがそれ以外の人となると、
―作者の学生時代の友人は、名前を聞いて「照れ屋の男」
と思ったのだそうです。
〈次回の更新は9月1・2日の予定です。〉