漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

第25話「貴族になれない私達」 のあらすじ

2023年01月14日 15時46分37秒 | 物語の続きのあらすじ


 クレールの元恋人が宿に現れたと、
おかみさんと娘のリュシエンヌが色めき立つ。

 その男性とパリで出会っていた事に
マルセルが気付くが、相手は覚えていなかった。
一方、ハリソンの事はデュポン氏経由で知っていた。

 ハリソンは彼の身分にそぐわぬ交流関係から、
王直属のスパイなのでは?との疑いを持つがー。

 続きはこちらから
「ハリソンさんはカノ紳士
フランス通過編(後半)」
→ カテゴリー → 第25話 貴族になれない私達


【各話末エッセイ】
①昔々、少女が故郷を捨てロシアで皇帝になりました。

 ロシアのウクライナ侵攻。
プーチン氏の誇大妄想は
18世紀帝政時代の歴史本から来ているという。
私の家にもこんな本があったので
読み返してみたら、
何となくどういう事なのかが分かった。

②ウイリアム&ハリー王子だって
自分の子にこんな事言わんだろ?!

 18世紀英国の小説家のヘンリー・
フィールディングの代表作「トム・ジョーンズ」。
物語中、可憐なヒロインのソファイアに向けられる、
今ならあり得んでしょ?
ーな、暴言や仕打ちについて。

→ カテゴリー → 各話末エッセイ → タイトルへ

第24話 「悲運の商人アントニオと20個の卵の物語」のあらすじ

2023年01月12日 07時50分47秒 | 物語の続きのあらすじ



 クレールが印刷の反故紙に記されていた物語
「悲運の商人アントニオと20個の卵の物語」
を持って来ていた。

 マルセルが朗読者となるが、
ハリソンが所々で自分の意見をはさんで
物語を中断させてしまう。
更には宿のおかみさんと娘までもが
引っかかる箇所に質問やコメントをして、
増々朗読の進行が遅れる事に。

 やがて物語の内容がハリソンに
「卵とイチジクにまつわる、
過去の自分の苦痛に満ち、かつ恥かしい大失敗」

を思い出させ、
ハリソンは激しく動揺するのだった。

 続きはこちらから
「ハリソンさんはカノ紳士
フランス通過編(後半)」
→ カテゴリー → 第24話 悲運の商人アントニオと20個の卵の物語


【各話末エッセイ】
①ジョン・セルデンって、どんな人だったんだろう?

 トリストラム・シャンディ4巻29章に
一度だけ名前が登場する
ジョン・セルデン(1584〜1654)。
彼の書いた「卓上談」には
祖母との不適切な関係が父にバレた息子が、
父に何と言ったかが書かれているという。
内容が内容だけに
セルデンの人物像への疑問が湧くが―。

②セルデンの中国地図に興味深々
 ジョン・セルデンの生涯と
死後に遺された中国地図の謎について調査し、
語られた本があった。
そこには中国地図と戦国末期〜江戸初期の
日本との関わりも書かれていたのだったが―。

→ カテゴリー → 各話末エッセイ → タイトルへ

 
 

 






第23話 「才能開花」のあらすじ

2023年01月12日 07時50分24秒 | 物語の続きのあらすじ



 続きはこちらから
「ハリソンさんはカノ紳士
フランス通過編(後半)」
→ カテゴリー → 第23話 才能開花へ



 マルセルは子供時代に
楽器製造の起業を計画している
英国人兄弟と出会い、
フルートを教わった。

 その後、軍楽隊で活躍するが、
7年戦争でのフランスの戦況は
思わしくない方向へと進んでいた。
マルセルは仲間と終戦後の進路について
語り合うのだった。

【各話末エッセイ】
①疫病禍の市中各所に出没する
「ロビンソン・クルーソー」作者親戚


 1665年、ロンドンではペスト大流行で
多くの人が亡くなった。
当時の記録をもとに
「ロビンソン・クルーソー」の作者、
ダニエル・デフォーが
当時に生きた叔父、ヘンリー・フォーの
眼になり切り、
混乱に陥った後に再生して行く街の姿を
活写して行く。

 そこから分かったのは、
当時の人々もコロナ禍の現代人達も
謎の病に対し同じ様な反応をし、
行動を取っている事だった。
 
②ALWAYS 〜賛否両論?!
ジェンナーの天然痘ワクチンもそうだった〜


 18 世紀には天然痘の流行が人々を苦しめた。
医師ジェンナーが牛痘種痘による治療法を開発し、
その後世界各地に広まって行く。

 しかし、このワクチンも
コロナワクチンと同じく批判や、
政府が普及促進のために行った
キャンペーンへの激しい反対運動が
巻き起こるのだった。

→ カテゴリー → 各話末エッセイ → タイトルへ

第22話 「暴露合戦」のあらすじ

2023年01月12日 07時49分26秒 | 物語の続きのあらすじ



 続きはこちらから
「ハリソンさんはカノ紳士
フランス通過編(後半)」
→ カテゴリー → 第22話 暴露合戦へ



 マルセルがフルートを吹けるようになった
経緯を話している所に、
ハリソンが茶々を入れたせいで
話が中断してしまい、
マルセルの怒りが爆発。

 そんな二人の仲が羨ましいとクレールは言うが、
マルセルは今までハリソンから受けて来た
仕打ちへの溜まり溜まった憤懣を
ぶちまけるのだった。

【各話末エッセイ】
小説「緩慢の発見」
主人公ジョン・フランクリン隊長のモデルなのか
シンクロなのか?


 19世紀英国の北極圏探検隊隊長、
ジョン・フランクリンの生涯と
彼が北の地で死した後、
残された探検隊隊員が迎えた
衝撃の結末を描いた小説中に、
「トリストラム・シャンディ」の
トゥビー叔父さんソックリ・エピソードがあった。

→ カテゴリー → 各話末エッセイ → タイトルへ