漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

第28話「スパイとインボウ論とシュン画と親子ゲンカ」 のあらすじ

2024年05月10日 20時53分37秒 | 物語の続きのあらすじ
  


 1765年11月10日
サン・マルタンの祝日の前夜、
オテル・ヌーベル・パペで
起こった事の続き。

 ハリソンさんは
従者のマルセルに
エクトル氏の更に深い所の
正体 (あくまで想像) を展開。
彼が国を震撼させた大事件
と関わる可能性説まで
飛び出して来て、
マルセルをビビらせる
のでした。


【サブタイトル一覧】

28-1 当たらずとも遠からじ
28-2 疑問詞6連発、
させたい主人としたくない従者
28-3 talking aboutで何とかなる
28-4 何でもかんでも think so
Vs 英語版ある種のおじさん構文?
28-5 縦書きか横書きか、
それが問題だ
28-6 街にはスパイがあふれてる
28-7 偵察隊緊急出動、
バスティーユには行きたくない!
28-8 夜に響く奏鳴曲 (ソナタ)
28-9 羊飼いのアレグロ
28-10 失われた作曲者を求めて
28-11 音楽を愛する若者達の格差
28-12 見よ、私はカツラを外そう
Behold, I take off MY WIG
28-13 こうしてインボウ論は作られる


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フランス通過編(後半)」
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スパイとインボウ論と
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第27話「月明かりの下で」 のあらすじ

2023年10月17日 09時06分31秒 | 物語の続きのあらすじ



 サン・マルタンの
祝日前夜だというのに
クレールをめぐり
元恋人のエクトル氏と
ハリソン&マルセル主従とが対立。
ホテルのおかみと娘も参戦して
険悪なムードに。

 そんな場所へと
お祝いに招待された孤児院の子供達が
神父や修道士らと到着。

 その中には
ホテルの主人一家の
子供達の幼なじみである
ヴァンサンの姿も。
彼は将来の進路について
ある決意をしていた。

 その夜、
ホテルの中では
恋愛の混戦、親子喧嘩、幾つかの議論、
トンデモ陰謀論の披露他、
様々な事が起こる。


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童謡「月の光」にまつわるエトセトラ&c. 〜起源と変化をたずねて〜〜

2023年09月27日 19時40分26秒 | 物語の続きのあらすじ


 小学校の音楽の授業で習った人もいる、
フランス古謡「月の光」




  この曲ですが、☝️
♪牧場を吹ーくー♪って歌った覚えありますか?



 作者の思い出に始まり、
バロック音楽の時代、
ルイ14世の音楽家リュリが作曲?
モーツァルトがパリで
貴婦人の歌の伴奏で弾いてた?
原作は日本の教科書とまるで違う?
日本版の作詞者はどんな人?
ラップ&仙厓義梵風の画で現代的に
表現するとどうなる?!

 …等など相変わらず盛り沢山です。


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【内容】
タイトル今昔/いつからあったの?/
そもそも童謡じゃ無い?!/
白い服のピエロ/美男が企む一勝負/
ドアが閉まった後/これでも子供に歌わせられるか?!/
訳詞様々/& 結論へ



第26話「婿になった修道士」 のあらすじ

2023年05月14日 08時07分29秒 | 物語の続きのあらすじ


 宿の主人デノワ氏は
実家の家庭の事情から
修道院で修練していたが、
これもまた家庭の事情で辞めさせられ、
家に戻って(一応)恋愛結婚。
現在は幸せに暮らしている。
と、思いきや…

 おかみさんである妻は気が強く、
立てているようでいて実は主導権握ってるし、
娘も気が強くて何かと言い返して来る。
でも妻にはラブラブ、娘にはメロメロで
強い態度には出られない。
そして、日に日に自分そっくりに
なって来る息子。

 更には問題のある客
(ハリソン&マルセルとクレールの元彼)の対立、
妻と娘の推し客活動の扱い等で、
仕事の悩みも決して無くは無い。

 そんなデノワ氏の楽しみは
コンシェルジュの仕事の合間の
一人でできるボードゲーム。

 煩悩まみれ、
過ぎし日の固い誓いはどこ行った?の日々。
アッシジの聖フランチェスコを
〈歴史上人物の推し〉として、
心の支えにも
しているけれどもー。


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【各話末エッセイ】
①牧歌劇「アミンタ」ってルネッサンスの
ラブコメ?

 16世紀イタリアで書かれ、
18世紀になっても欧州の人気作で
メディアミックスされていた
トルクァート・タッソ作「アミンタ」。
 牧人アミンタは幼馴染で初恋の相手
シルヴィアから告白を機に避けられてしまう。
友人達が二人の間を取り持とうとするがー。

②牧歌劇「アミンタ」ってルネッサンスの
ジェットコースタードラマ?

 シルヴィアお気に入りの場所だと
教えられた所へアミンタが行って見ると…。
その後、衝撃展開が続け様に起こる。

③牧歌劇「アミンタ」でも
誤報が恋人達の死を招く

 シルヴィアが狼に襲われて死んだと思い込み、
アミンタは崖から身投げしてしまう。
シルヴィアがアミンタの遺体を
探しに行くと、そこにはー。

④牧歌劇「アミンタ」では
全部キューピッドのせい

 アミンタは奇跡的に命が助かっていた。
シルヴィアとも相思相愛に。
でも、それってキューピッドが仕組んでたから?!

⑤牧歌劇「アミンタ」は
モーツァルトも作曲ネタにしてる?

 モーツァルトの演奏会形式の
オペラ「羊飼いの王様」。
主人公の名がアミンタで職業も同じ。
性格もそっくりだけど、
原作は牧歌劇「アミンタ」なの?

 ⑥塗油の儀式ではやっぱりあの曲が使われてた
「英国王戴冠式の際に必ず演奏されると
言われているヘンデルの曲がある」
という音楽番組・事典等の解説は本当なのか?
ーを果たして日本のTV番組で確認できるのか?!
 
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第25話「貴族になれない私達」 のあらすじ

2023年01月14日 15時46分37秒 | 物語の続きのあらすじ


 クレールの元恋人が宿に現れたと、
おかみさんと娘のリュシエンヌが色めき立つ。

 その男性とパリで出会っていた事に
マルセルが気付くが、相手は覚えていなかった。
一方、ハリソンの事はデュポン氏経由で知っていた。

 ハリソンは彼の身分にそぐわぬ交流関係から、
王直属のスパイなのでは?との疑いを持つがー。

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【各話末エッセイ】
①昔々、少女が故郷を捨てロシアで皇帝になりました。

 ロシアのウクライナ侵攻。
プーチン氏の誇大妄想は
18世紀帝政時代の歴史本から来ているという。
私の家にもこんな本があったので
読み返してみたら、
何となくどういう事なのかが分かった。

②ウイリアム&ハリー王子だって
自分の子にこんな事言わんだろ?!

 18世紀英国の小説家のヘンリー・
フィールディングの代表作「トム・ジョーンズ」。
物語中、可憐なヒロインのソファイアに向けられる、
今ならあり得んでしょ?
ーな、暴言や仕打ちについて。

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第24話 「悲運の商人アントニオと20個の卵の物語」のあらすじ

2023年01月12日 07時50分47秒 | 物語の続きのあらすじ



 クレールが印刷の反故紙に記されていた物語
「悲運の商人アントニオと20個の卵の物語」
を持って来ていた。

 マルセルが朗読者となるが、
ハリソンが所々で自分の意見をはさんで
物語を中断させてしまう。
更には宿のおかみさんと娘までもが
引っかかる箇所に質問やコメントをして、
増々朗読の進行が遅れる事に。

 やがて物語の内容がハリソンに
「卵とイチジクにまつわる、
過去の自分の苦痛に満ち、かつ恥かしい大失敗」

を思い出させ、
ハリソンは激しく動揺するのだった。

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【各話末エッセイ】
①ジョン・セルデンって、どんな人だったんだろう?

 トリストラム・シャンディ4巻29章に
一度だけ名前が登場する
ジョン・セルデン(1584〜1654)。
彼の書いた「卓上談」には
祖母との不適切な関係が父にバレた息子が、
父に何と言ったかが書かれているという。
内容が内容だけに
セルデンの人物像への疑問が湧くが―。

②セルデンの中国地図に興味深々
 ジョン・セルデンの生涯と
死後に遺された中国地図の謎について調査し、
語られた本があった。
そこには中国地図と戦国末期〜江戸初期の
日本との関わりも書かれていたのだったが―。

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第23話 「才能開花」のあらすじ

2023年01月12日 07時50分24秒 | 物語の続きのあらすじ



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 マルセルは子供時代に
楽器製造の起業を計画している
英国人兄弟と出会い、
フルートを教わった。

 その後、軍楽隊で活躍するが、
7年戦争でのフランスの戦況は
思わしくない方向へと進んでいた。
マルセルは仲間と終戦後の進路について
語り合うのだった。

【各話末エッセイ】
①疫病禍の市中各所に出没する
「ロビンソン・クルーソー」作者親戚


 1665年、ロンドンではペスト大流行で
多くの人が亡くなった。
当時の記録をもとに
「ロビンソン・クルーソー」の作者、
ダニエル・デフォーが
当時に生きた叔父、ヘンリー・フォーの
眼になり切り、
混乱に陥った後に再生して行く街の姿を
活写して行く。

 そこから分かったのは、
当時の人々もコロナ禍の現代人達も
謎の病に対し同じ様な反応をし、
行動を取っている事だった。
 
②ALWAYS 〜賛否両論?!
ジェンナーの天然痘ワクチンもそうだった〜


 18 世紀には天然痘の流行が人々を苦しめた。
医師ジェンナーが牛痘種痘による治療法を開発し、
その後世界各地に広まって行く。

 しかし、このワクチンも
コロナワクチンと同じく批判や、
政府が普及促進のために行った
キャンペーンへの激しい反対運動が
巻き起こるのだった。

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第22話 「暴露合戦」のあらすじ

2023年01月12日 07時49分26秒 | 物語の続きのあらすじ



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 マルセルがフルートを吹けるようになった
経緯を話している所に、
ハリソンが茶々を入れたせいで
話が中断してしまい、
マルセルの怒りが爆発。

 そんな二人の仲が羨ましいとクレールは言うが、
マルセルは今までハリソンから受けて来た
仕打ちへの溜まり溜まった憤懣を
ぶちまけるのだった。

【各話末エッセイ】
小説「緩慢の発見」
主人公ジョン・フランクリン隊長のモデルなのか
シンクロなのか?


 19世紀英国の北極圏探検隊隊長、
ジョン・フランクリンの生涯と
彼が北の地で死した後、
残された探検隊隊員が迎えた
衝撃の結末を描いた小説中に、
「トリストラム・シャンディ」の
トゥビー叔父さんソックリ・エピソードがあった。

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