第2話のフリカッセの調理&試食の回がなかなかの好評でした(と言っても、数字の上だけの話なのですが)。
けれどもこれに味を占めて、また先々でこの企画を行ってみるつもりでいます。
主人公一行が行く先々の郷土料理を、チープな材料で実際に作ってみて、旅行気分を盛り上げ(?)、
ついでに作者も料理の腕前を上げ、レパートリーを拡大するという企画。対象はフランス、イタリア、スペイン料理です。
写真の料理は、主人公の食事の実写版です。物語の設定では茹でたカニのほぐし身なのですが、
こちらでは当然ながら・・・カニカマを使っています。
けれどもこれに味を占めて、また先々でこの企画を行ってみるつもりでいます。
主人公一行が行く先々の郷土料理を、チープな材料で実際に作ってみて、旅行気分を盛り上げ(?)、
ついでに作者も料理の腕前を上げ、レパートリーを拡大するという企画。対象はフランス、イタリア、スペイン料理です。
写真の料理は、主人公の食事の実写版です。物語の設定では茹でたカニのほぐし身なのですが、
こちらでは当然ながら・・・カニカマを使っています。
10月初旬、快晴のさわやかな朝に、主人公は昨晩の不機嫌もどこへやらといった感じで目が覚めます。
主人公はホテルの食堂へと行き、食事を取る事にしますが、食堂の外では、実は知り合い同士だった二人の人物が、
主人公に対して陰謀(?)をめぐらせているのでした。
主人公が読んでいるのは、自分の remarks (書き/描きま帳)なのですが、
「やっぱり俺の書いた文が一番読んでてオモシれぇ!」―とか思ってるんじゃないでしょうね・・・?!
何故かキャメラ目線なのも気になる所ですが、映像技術がなかった頃は、ポートレイト目線とかいう言葉があったんでしょうかね?
作者は古典絵画の勉強をしている時にも聞いた事がありませんでしたが。
あと一つ気になるのは、もしかして食器が、現代では日本でも有名な英国の食器メーカー、
ウ●ッジウッド社のクィーンズ・ウェアなのでしょうか?
現在までの所で、このページ程苦労した物はありませんでした。
デジタル処理の内で、スキャナ撮りと写真用ソフトでゴミや汚れを取ったり、
できる限り線をくっきりさせるのは他のページの工程と同じなのですが、
アミカケ(バックの灰色)とウネウネ(原稿では双方ともスクリーントーンという
画材店で売っているシートを使っています)―のコマに文字を白フチで乗せるにはどうしたらいいのか?
・・・と第1話の頃から実は悩んでいました。
でも、やれば何とかなる―とか、やりながら考えよう―なんて思いながらもやっていれば、本当に何とかなってしまう物です。
最終的にはホームページビルダーのウェブアートデザイナーで完成させたんですけどね。
<次回の更新は6月16日の予定です。>
次回は料理フォト&エッセイ(?)/「チキン・フリカッセ」です。
一週間の間にご覧下さった方々、どうもありがとうございます。
作者はL.スターンが「センティメンタル・ジャーニィ」という作品を、1768年に書いているという事を知るまで、
このタイトルの発明者は、松本伊代ちゃんのヒット曲の作詞者だと思っていました。
あなた様はいかがですか?
作者が確か中学生の頃に、TVでチョコレートか何かのCMへと16歳の初々しい伊代ちゃんが出ていて、
バックに「センチメンタル・ジャーニー」の曲が流れていたという記憶があるのですが。
あと、彼女のお姉さんが芸能界デビューだかして、その時「センチメンタルじゃねぇ!」
・・・とか歌っていたのをワイドショーで見た記憶もありますが。
覚えていらっしゃる方います?
・・・というか、作者と同年代以上か、若い方でも5年位までが覚えていらっしゃる方の限度かもしれませんが。
松本伊代ちゃんが「センチメンタル・ジャーニー」を歌っていたという事自体は、
今でも結構TVのバラエティー系番組で、伊代ちゃん出演時の話のネタになっているらしいので、
作者よりひと回り下の人でも、数年前の事ですが・・・聞いたら知っていました。
「センチメンタル・ジャーニー」といったら、1945年に全米でナンバー1ヒットになった曲もありますよね。
日本では終戦直後に大流行した―とCDの解説文にありました。
こちらの曲について、今現在ご存知ではなくて、興味を持たれた方は、最寄の図書館かCDショップの
ジャズのコーナーでお探し下さい。
♪なかなか小粋なメロディーで、作者は結構好きだな!
ホテリアーさんが二輪とか言っていますが、バイクの事ではなくて、
二輪の馬車でシェーズ(chaise)と呼ばれていた物の事です。
主人公が12ギニーが何とか・・・とも言っていましたが、L.スターンがオテル・ダングルテール(英国館)で二人乗りのシェーズを
買った話を元ネタにしてあります。
今回もフランス語が入っていますが、これはあっちで買い物する時の決まり文句なのかどうか・・・。
でも、もしかしたらほとんど全てのフランス旅行ガイドブックにでも入っていそうな表現です。
&ホテリアーさんは英語の比較級かましてるし。
英国館のホテリアーさんは、スターンが泊まって、ホテルの事を小説(センティメンタル・ジャーニィ)に
書いたおかげで大儲けしたらしいです。
・・・しかしこのホテルには、さらに18世紀史の超大物(場合によっては幼稚園生でも知ってる人)
―がスターンの約2ヶ月前に宿泊している事にはどうも気付けなかったようです・・・。
まあ・・・一応神童とは言われていましたけど、10歳にもなってはいませんでしたしね。
いつかは分からぬ遠い未来に賞賛される天才よりも、今か近い未来にお金儲けができるネ申が
英国館のホテリアーさんには必要で、スターンこそがそうだったのかもしれません。
今もしこのホテルが残っていれば(どなたかご存知の方はいらっしゃいますか?革命期には大丈夫だったんでしょうか?
カレー市の郷土史編纂委員会の人に聞かないとやっぱり分かりませんか?)、
室内のドレッサーの引き出しの中にある、紹介パンフ当たりにでも、このような事が書かれているのでしょうか・・・?
当ホテルは18世紀中頃の英国の流行作家、ローレンス・スターンにより、
彼の小説「ボヤージュ・サンティマンタル・アン・フランス(1768年)」に描かれて、
当時の欧米で一躍有名になりました。
―超大物さんについては、何とまぁ!ゲンキンにも庭に宿泊記念の銅像とか、
ロビーの壁に宿泊記念のプレートが目立つように埋め込まれているのかもしれませんね。
<次回の更新は6月9・10日の予定です。>
二週間の間にご覧になって下さった方々、どうもありがとうございます。
L.スターンの小説は、1章当たりのページ数がそう長くはないようですが、
「紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見」第2巻の13章のように、英文でも朱牟田 夏雄さんを始めとする日本語訳でも、
1ページにも満たない、3行しかない極端に短い章も存在します。
こちらの話の第2話も極端に短くて、全部で4ページしかありません。
タイトルはこれもまた既成のタイトルのもじりで、今回は「馬車が買いたい」(鹿島 茂さん著/白水社刊)です。
・・・この本、読みたくて、図書館や古書店で探しているのですが。
プロフィール部分の写真を変えました。
この料理については、再来週に書く予定です。