漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

あるもの使い格安フレンチ② カニ肉入りグラタン

2023年10月24日 07時00分27秒 | あるもんだけで格安フレンチ


※前ページに続き
2007年7月1日の
18時20分06秒に gmproject代表(故人)によって
一度公開された後、非公開となっていたものを
編集し直して再度公開しました。
後半作者∶ trikoshitrisaより


 第1~3話の舞台、
英国ホテルのモデルになっている、
オテル・ダングルテール(英国館)
の名物は「カニ」だそうで、
想像力を羽ばたかせて
またまた作ってみました。

 今度はカニ肉100%の缶詰
を使ってのグラタン。
主な材料は、

 🦀 カニ肉
  缶詰もしくは、
  パック売りのカニのほぐし身、
  もちろんカニそのものを茹でたのから
  身を取ったのでもOK.

  ( 🇫🇷で人気があるそうだから
  カニカマでもいいじゃないだろうか?
  /後半作者より)


 🥬 ほうれん草
  1720年代には英国で
  かなり普及していたそうなので、
  60年代フランスにも
  あったんじゃないか?―と。

 🍄 マッシュルーム、
  もしくはお好みのきのこ類

  おフランスっぽく「シャンピニヨン」
  って言った方が雰囲気出ますか?

 🧀 とろけるチーズ
  グリュイエールチーズなら
  もっと雰囲気出る出る!

 🥛 ホワイトソース
  牛乳にマヨネーズを加えてもOK。
  マヨネーズはフランスを拠点にして、
  18世紀の中頃にヨーロッパ中に
  広まったという説があるので。

  🧂 塩コショウ
   辛いのが好きな方は沢山入れましょう。

  🧈 バター
   忘れちゃったら、塗らなくても大丈夫。

 【作り方】
 実に簡単。
グラタン皿にバターを塗り、
ホウレン草とマッシュルーム、
カニ肉を入れて、
ホワイトソース、
塩コショウと混ぜ合わせ、
とろけるチーズを上にのせて、
粉チーズをかけ、
オーブンで焦げ目が付くまで焼くだけ。




   ☝️「第3話 待ち人」2ページより
    物語の設定では主人公が
    前夜に食べた
    メニューの一つとなってます。





 そして、朝ごはんは☝️3話の予告編の
絵からするとこれらのようだった。
写真データが残ってたので追加。
 (後半作者より)



あるもの使い格安フレンチ①の続き フリカッセの試食

2023年10月19日 13時03分14秒 | あるもんだけで格安フレンチ



※前ページに続き
2007年6月17日(翌日)の
14時50分47秒に gmproject代表(故人)によって
一度公開された後、非公開となっていたものを
編集し直して再度公開しました。
後半作者∶ trikoshitrisaより


 6月2日(土)の午後4時半頃に、
遅い昼ご飯 or 早い夕ご飯として
食べてみました。

 味はあまり料理が得意ではない
作者が作ったにしては上出来。
何しろ上流家庭に生まれて(嘘つけ!)
30歳近くまでメイドさんに
「ご主人さま」(ウッソだぁ~!!)と
上げ膳据え膳してもらっていたもんで。
(これは嘘です/後半作者より)

 どうせ肉だの野菜だの買っても、
使い切れずに冷蔵庫で腐らせるのと、
バイキング形式で量り売りしてくれる
無添加惣菜屋が近くにあるのをいい事に、
近年ますます料理をしなくなって来ています。
当然ながら腕前は上がりません。

 話はフリカッセへと戻りますが、
L.スターンの「センティメ」
省略の仕方は「センジャニ」の方がいいのかな?
…ジャニーズかよ!
(2023年10月19日現在はSMILE-UP./後半作者より)
の中で、< indigestion > 「消化不良」という
単語が出て来ましたが、
件の料理を作っている時すでに、

「これはコッテリし過ぎてる!」

と思いました。
だからこれだけを単独で食べたら
作者は絶対に消化不良になると考え、
予防策を講じました。

 と言っても、
激安スーパー自社ブランドの
冷凍ブロッコリーを
電子レンジで温めて、
別の一般スーパー自社ブランドの
ドレッシングをかけたのと、
同じスーパーの100円コーナーの
桃ゼリー、100均で買ったセージの
ハーブティーとを一緒に
頂いただけなんですけどね。

 昨日のフリカッセの作り方で、
各々の食材の量が
書いてありませんでしたが、
自分のお口に相談して、
自分に合うように
テキトーにしてしまいました。

 本やTVの料理番組と
同じ味にしたいのなら、
レシピ通りにすればいいのですが、
参考にした本は外国の料理本の
翻訳物なのでした。

 外国産のチョコレートとか、
スーパーでもコーナーを設けて
売っていますけど、
作者の口にはあまり合いません
(しかも値段が高い
きっと本の通り作っても、
本格的ではあっても
作者の口には合わなかったでしよう。


 付け加えますと、
写真のお皿は年の若い
キョウダイからプレゼントされた物で、
一応フランス製です。
テーブルクロスは英国の詩人・
工芸家ウィリアム・モリス(1838~96)
のデザインです。

 (…と、gmproject代表は
自慢しているようだが、
SMILE-UP.の件に同じく2030年現在は
100均セリアでもモリス商会柄グッズは売っている。
2007年当時は輸入品を高級デパートか
ミュージアムショップで買うしか無かったからか?
/後半作者より)




あるもの使い格安フレンチ① チキン・フリカッセ

2023年10月18日 16時16分15秒 | あるもんだけで格安フレンチ



※このページは2007年6月16日の
20時56分58秒に gmproject(故人)によって
一度公開された後、非公開となっていたものを
編集し直して再度公開しました。
後半作者∶ trikoshitrisaより


 この物語の元になった小説の一つ、
L.スターン作の
「センティメンタル・ジャーニィ」
の最初のページに < フリカッセ > という
料理が出て来ますが、
英文ではこうです。

―by three I had got sat down to
my dinner upon a fricasee'd chicken,
so incontestably in France,
that had I died that night of an
indigestion,the whole world
could not have suspended
the effects of the
Droits d’aubaine― 


―3時には私がフランスで、
チキン・フリカッセの午餐の席へと
付いていたのはもう確かな事で、
その夜に消化不良でご臨終
相成なったとなれば、
全世界は外国人所有物没収権
(外国人旅行者が客死した場合、
死亡者の荷物はフランス国家に
取られてしまったらしい)
の執行を止められはしない― 。

 作者(gmproject代表)は
1993年に fricaseed'chicken
という言葉を見た時に、
これはどんな料理なのか
さっぱり分かりませんでした。


 持っている英和辞典には
fricaseeという名詞は載っていて、
「鶏や子牛や兎の肉を
煮汁とホワイトソースで煮込んだ料理」
と書いてありました。

 その後、レストラン等でも
この料理に出会う事もなく十数年。

 最近(2007年の事です/後半作者より)
図書館で鶏肉料理の本を
探していた時に偶然レシピが
書いてある本を見つけて借り、
家で作ってみました。

 本にある道具や食材と
全く同じ物は家に無いけど、
○ツ★レストランでも
凝りまくりオヤジ料理でもないので、
ある物で済ましました。

 フライパンで
激安冷凍玉ねぎのみじん切りをバターで炒め、
半額で買い冷凍・解凍した鶏肉と
スーパーのスパイス・コーナーで
一瓶150円位のタイムを一振り、
塩コショウで味を整えたものも入れます。
肉が焼けて来たら玉ねぎを除き、
肉に小麦粉をまぶして炒め続け、
水を加えてお焦げも
溶かしてしまいます。

 後は生クリームとワイン(料理酒で代用)
を加えてとろりとするまで煮て、
更にに卵黄と生クリームを
混ぜ合わせた物を煮汁に加えました。

 実を言うと、
本には取り除いた玉ねぎを
どうしたのか書いてありませんでしたが、
MOTTAINAI ので
卵黄&生クリームと一緒に
フライパンに戻してしまいました。

 火加減が上手くいかなくて、
卵のたんぱく質が固まり、
ソースが少しブツブツに
なってしまいましたが。

 上にもあるように
○ツ★レストランや
凝りまくりオヤジ料理ではないので、
そこの所はスルーで試食してみました。


✨ 試食については明日続きを書きます。



第27話「月明かりの下で」 のあらすじ

2023年10月17日 09時06分31秒 | 物語の続きのあらすじ



 サン・マルタンの
祝日前夜だというのに
クレールをめぐり
元恋人のエクトル氏と
ハリソン&マルセル主従とが対立。
ホテルのおかみと娘も参戦して
険悪なムードに。

 そんな場所へと
お祝いに招待された孤児院の子供達が
神父や修道士らと到着。

 その中には
ホテルの主人一家の
子供達の幼なじみである
ヴァンサンの姿も。
彼は将来の進路について
ある決意をしていた。

 その夜、
ホテルの中では
恋愛の混戦、親子喧嘩、幾つかの議論、
トンデモ陰謀論の披露他、
様々な事が起こる。


 ▶ 続きはこちらから
「ハリソンさんはカノ紳士
フランス通過編(後半)」
→ カテゴリー → 第27話 月明かりの下で


 ※本ブログの続編の別ブログで公開開始しています。