漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

現実界で周りに迷惑かけてるタイプの読者達

2010年07月18日 14時26分13秒 | 第16話/天才少年と手紙
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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 ダーシィさんみたいな人、
現代の日本にも実在するらしく、
作者は、 「 銭形金太郎 」 というTV番組に出演していたのを
見た事がありました。

 その人、想像がつくと思いますが、
高額な本物の西洋式甲冑を買っているせいでビンボーなのでした!
でもって、愛好者同士の交流試合もあって、
参加しているとか言っていたような気が ― 。

 銭金の方みたく貧乏さんなら、

「 そんな事やめなよ。 」

― とか、周りはなるのですが、
シカトされて、結局放っておく事になるのでしょうな。

 一方ダーシィさんみたく、
英国のお金持ちさんの場合は、

「 でも、お前が遊びに使うそのお金は、
そもそも誰から取ったと思ってんだよ。
そんな事してるくらいなら、
地域に還元しろよ。 」


― とは、領民の皆様、
いくらエキセントリック過ぎで、
フランス貴族的な傾向がある方だとしても、
まさかご領主様相手には言えないので、
同じく放っておく事になってしまうのでした。

 当人がそれなりに、英国的 「 高貴なる者の義務 」 を果たしていたり、
奥様がいて、夫の愚行を補ってお釣りが来る程の賢夫人なら、
余計言えなくなる事でしょう。

 ロチェスター司教アーナルフさん、
「 トリストラム・シャンディ 」 の3巻11章に出て来る、
随所に、

「 呪いたまえ~。呪いたまえ~。 」

― という、フレーズを繰り返し入れた、
破門の書の作者の名前をパクったんでしょうが、
全くしょーもねぇヤッちゃな!

 実際は、
女性でも口先や腕っ節が達者なのには、
反撃できないような、
そのくせ一旦自分より弱いヤツとみたら、
性別関わりなく、徹底的に苛めまくるという、
マッコテひょろっちいげな冴えないヤツなんでしょうがね…。


 〈 次回の更新は、7月24 ( 土 ) ・ 25 ( 日 ) 日の予定。 〉

   さらに手紙の悪ふざけの内容がエスカレート!