漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

日本人も知らない名前の妖怪

2010年07月17日 22時56分42秒 | 第16話/天才少年と手紙

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *


 チューチェディというのは、
ロバート・バートンさんの
「 恋愛憂鬱症の解剖 」 という本に書かれているのですが、
日本の妖怪らしいです。
作者は、斎藤美洲さん訳の 「 恋愛病理学 」 で読んだのですが、
何ページに載っていたか忘れてしまいました。

 どうも、文章の感じから、大蛇 ( おろち ) とか、
人食い狐の事のようなんですけど。
水木しげる先生やその他の妖怪の専門家の先生方が書いた妖怪百科には、
チューチェディなんて、
イタリアンな名の妖怪は載っていませんでした~。

 ジェニーさんというのは、
トリストラム・シャンディさんが自作の著書の中で、
あーゆー事があったとか、
こ―ゆー事があったとか書いていたり、
時たま、呼びかけをしたりしている女性の名なんですが、
ホント誰なんでしょ?

 史実上では、ローレンス・スターンさんの
彼女の一人がモデルらしいんですけどね。

 この物語にも、ジェニーさんという名前の女性が、
第2部のイタリア編での登場予定ですが、
ナポリの青空が虚しくなるくらいに不幸過ぎな方で、
ハリソンさんがどう救済すんのよ。
― って話なのでした。

 ナミュールの戦い他、ウィリアム3世の時代の戦争については、
友清理士さん著の 「 イギリス革命史 ( 上 ) ( 下 ) 」 ( 研究社刊 )
という本でも読めますので、
未読の方で、興味のある方は探してみて下さい。

 何か3コマ目最後のハリソンさんの言い回し、
王・皇室の妃殿下みたいですが、
キャロライン様やオ―ガスタ様や、
シャーロット・ソファイア様の
口真似でもしたんでしょうか?


 今日の続きは、明日。