机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

小心、傷心、焦心

2021-08-07 05:39:00 | 日々是茶飲み話
 自分で言うのも何であるが、小心者である。ついでに怖がりでもある。
だから子供の頃から恐怖緊迫したドラマや映画は苦手であった。親に連れられて観にいった映画も怖いシーンがくると座席の下にもぐって、やりすごしたものである。

 さて五輪開催中であるが、極力観ないようにしている。負けた方々を見るのはつらいのである。相手国はもちろんのこと自国の個人団体にいたっては尚更である。
とくに勝つ事を約束され、負けた方々へのマスコミのインタビューなどは残酷極まりなく見るに耐えないのである。

 先に話したが、恐怖映画が嫌いである。日本の幽霊はもちろんゾンビも悪魔も嫌いである。とくにゾンビ映画が嫌いである。なぜこの様な事を持ち出すかというと、負けて落胆している選手を見ていると、まるで生きながら死んでいるように見えるからである。

 試合に負けて、命までも盗られたに似つかわしい状態で、それでも尚、聴衆にアピールしなければならない、その様、姿はやはり残酷だ。見るのは辛い。
ましてやコロナ禍の五輪、早く終わってくれないかと思っている。早く終わって時間が経過して、選手達も傷心から昇進に気持ちが切り替わってくれることを望むばかりである。

 コロナ禍の五輪。小さくて目にも見えない細菌と、増大する人間の欲望の塊りでもある五輪とは対照的だ。残念ながらコロナ菌にはどういう考えなのかインタビューは出来ない。微細なコロナ菌には欲も得もないのだろう。小さいながらも彼らに彼らなりの是非があるのだろう。

 増大する人間の欲望と慢心の片方には、想いとは別の矛盾が発生しているようだ。矛盾と書いたが自然の摂理と言ってもいい。今の時代の人間は何を見習って生きているのだろう。何を手本に問うていけばいいのだろう。

 いつの世にも、犠牲になるのは小心な者達だ。




絵はタイトルのロゴを変えてみた。暑い日が続き、机の上にはむかっていない。
恐縮。