机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

永遠の0

2010-08-10 23:44:00 | 楽描き
この本は今までに読んだり手にとってきた零戦の本、解説書、図鑑、読み物よりも零戦の事がより詳しく描かれている。

それも小説という形式をとりながら。

そして映像ドキュメンタリーの様な臨場感に充ち満ちている。

写真の零戦は二十年近くも前に当時の知り合いの若者が作り譲り受けた物だ。

プラモ仲間で戦闘機の競作をした時にと記憶している。

若者とは仲が良かったのだが、その後疎遠が続き仲間内でもどうしたのだろうと、言い合っていた。

おとなしく控え目な彼が暫く振りで顔を見せた、その数日後、オートバイ事故で亡くなった。

二十歳そこそこの若さだった。

若者の顔も名前も忘れてしまったが零戦は今も大事に持っている。

72分の1でアンテナ線も髪の毛を使う念のいれようだ。

後ろの拙作は米国の戦闘機サンダーボルト、同じ72分1だが、いかに零戦がスマートなのか分かるところだ。

米製の戦闘機はごつくていかに強度重視で人命尊重に作られているかプラモデルからも分かる。

はかなきかな汝の名は零戦なり。

回転性能を追求するあまり削ぎ落とされた贅肉。
美しくもあり儚くやがて哀れな終末をむかえる。
作者である若者は生きていれば四十才半ばだろうか。


本の方はまだ途中だ。

戦争はいやだ。