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ひまわり博士のウンチク

読書・映画・沖縄・脱原発・その他世の中のこと

今も昔も、日本は氷河期

2008年04月15日 | おしらせ
 悪しきに手厚く弱きに冷たい心ない国の姿。
 昔の英雄は、弱気を助け悪しきを挫いたものですが。

◆長寿医療天引き開始
 年金で細々と暮らすお年寄りから搾り取る、「年金天引き」今日始まる。

 75歳以上のお年寄りを強制加入させる後期高齢者医療制度で、年金からの保険料天引きが今日、15日から始まりました。
 年寄りは早く死ねと言わんばかりの制度です。
 先進国の中には国民の医療費をすべて国が負担する国もあるというのに、文化の後退も甚だしい。
 「温暖化とか言ってるけど、日本は氷河期だね」とは某お年寄りからの声。

 福祉・教育を軽視し、大企業の利益に重点を置くのが「ネオ・リベラリズム」。日本型カースト制度とでも言いましょうか。
 ますます格差は広がり、貧富の差は大きくなるばかりです。
 すべての人が他の人よりも多くを手にし、国民すべてが勝ち組になれるはずはないのです。
 その簡単な算数にそろそろ気づかなければなりませんがねえ、みなさん。

 資本主義の断末魔、近し。

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「歴史の証言を聞く」
あなたは「731部隊」を知っていますか。


日 時:4月19日(土)午後1時半より
場 所:東京・ラパスホール(東京労働会館)地階会議室
    (JR山手線大塚駅南口徒歩5分)
参加費:一般1,000円 学生500円
主 催:“人間と性”教育研究所
問合せ:048-442-9837 高柳方

Shinoduka731 元731部隊少年隊員、篠塚良雄さんのお話をうかがいます。
 篠塚良雄さんは、細菌化学兵器による生体実験で、多数の人々を殺害した731部隊に少年隊員として所属していました。
 ほとんどの少年隊員は、そこで専門的な知識が得られ、大学に推薦入学させてもらえるといわれて旧「満州」に連れてこられ、生体実験の手伝いをさせられたのです。

 著書に『日本にも戦争があった―七三一部隊元少年隊員の告白』(新日本出版)があります。

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出版のご相談はメールでお気軽に galapyio@sepia.ocn.ne.jp まで





「大江・岩波裁判」関連集会2件

2008年03月29日 | おしらせ
 昨日大阪地裁で判決が出された「大江・岩波裁判」の関連集会を2件お知らせします。

(1) 「大江・岩波沖縄戦裁判 判決報告集会」
  4月9日 午後6時半より
  文京区民センター 3A会議室

(2) 「沖縄戦検定意見撤回を求める4.24全国集会」
  4月24日 午後6時半より
  豊島公会堂

 4月9日に行われる「判決報告集会」のコメンテーター、謝花直美さんは沖縄タイムスの記者で、岩波新書の『証言 沖縄「集団自決」』の著者でもあります。

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*画面クリックで拡大できます。

 24日の全国集会では「支援連絡会」の小牧薫さんの報告があり、埼玉大学の暉峻淑子(てるおか いつこ)教授の講演があります。
 暉峻教授は経済学の面から人間のほんとうの豊かさとは何かを語り続けている方です。
 『豊かさとは何か』(岩波新書)、『格差社会を超えて』(岩波ブックレット)をはじめ、多数の著書があります。

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*画面クリックで拡大できます。

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9条世界会議

2008年01月20日 | おしらせ
 「9条世界会議」が、2008年5月4日(日)幕張メッセで開催が決定しました。
 大規模な国際イベントとして東京および全国各地で行われます。
 憲法9条が日本から抹殺されるのでなく、日本から世界に発信されることを目的としたイベントです。
 イベントの詳細は、以下のホームページで見ることができます。
9条世界会議@2008.5 幕張メッセ

グローバル9条キャンペーン

日本法律家協会

 また、プレイベントとして、2008年2月24日には「9条ピースウォーク」が広島・平和公園をスタート。5月4日の「9条世界会議」会場でゴールします。
 全行程71日間ですが、部分参加も可能ですから、いろいろなやり方で参加できます。
「9条ピースウォーク」の詳細は以下のホームページにアクセスしてください。

9条ピースウォーク実行委員会


Imaginenine1 
『イマジン9 想像してごらん、戦争のない世界を。』
星川淳/川崎哲・文
成瀬政博・絵
定価(本体952円+税)
発行 合同出版

 この世界イベントに世界から寄せられたメッセージに、「9条世界会議」のキャラクターデザインをした成瀬政博さんが絵をつけ、かわいらしい絵本が発売されています。

 憲法9条はまるで、神が私たち人類に送ってくれた宝物のようです。(中国 40代 男性)
想像してごらん、軍隊のお金をみんなの暮らしのために使う世界を。
 想像してごらん、基地をなくして緑と海を取り戻していく世界を。

 心から愛する人を一瞬にして灰にしてしまう原爆とゆう悪魔を、憲法9条とゆうエネルギーと私たちの強い想いで、この地球上から追い出せたらいいのにな。(宮沢りえ)

Imaginenine2

 「9条世界会議」に、ちょっとだけ注目してください。そして何か感じたら、自分ができる方法で参加してみてください。
 「9条ピースウォーク」は5月4日がゴールですが、「9条」を「KYUJOH」にする行動は、ここからスタートします。

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オリンピック“盛下げ”運動

2007年12月31日 | おしらせ
 「オリンピック“盛下げ”運動」が“盛り上がり”つつあります。
 関連サイトの紹介が来ましたので、ここに転載します。

 【さらに転載歓迎】

11月頃より仲間と「オリンピックを考える市民の会」を立ち上げ、オリンピック盛下げ運動を初めました。
浅野選挙の勝手連のMLから立ち上がったオリンピックプロジェクトです。
11月26日、オリンピック招致委員会、東京都招致本部への申し入れに引き続き、12月18日第2回目の申し入れを行いました。
申し入れについては、記事をJANJANに投稿しました。12月21日付けで記事がUPされましたのでご覧下さい。
関連資料も貼り付けてありますので、目を通していただければうれしいです。


私達の会が行ったオリンピック招致委員会、都招致本部への(11.26,12.18)申し入れに対する回答が文書でありました(27,28日)。
この回答文とそれに対する私達の意見表明(声明文)をこの下記のサイトに載せましたのでご一読下さい。
この意見表明に添った内容で、年明け早々「抗議文」という形で招致委員会、招致本部に届ける予定です。
私達の「オリンピックを考える市民の会」のサイトができました。

このサイトの紹介をよろしくお願いします。この間の運動で作った資料なども載せて
あります。

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 どうしてオリンピックに反対なのかよくわからない人も、わかるけれどもどう説明したらよいかわからない人も、ぜひサイトにアクセスしてください。
 また、転送・転載もよろしくいお願いします。

       ◆◆◆◆◆

Moryo
 今日、『魍魎の匣』を見てきました。
 キャスティングは最高でしたが、脚本も演出もいまいち、というか全然。
 あの、枕になりそうな長編を2時間あまりの映画にまとめること自体に無理があるのかもしれませんが、もう少し何とかできないものかと。
 原作を読んでいない人には筋がさっぱりわからないでしょうし、時代背景や設定も説明不足。
 京極堂が博学を披露して謎解きをする場面も、はしょりすぎていて良くわからない。
 だいいち、京極堂の住まいが、どう見ても古本屋でなく神社。途中の道が原作ではめまいを起こす坂道なのにただの階段。
 これでは意味が変わってしまいます。
 原作の圧勝です。

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『平和憲法誕生の真実』岩田行雄さんの新刊

2007年12月06日 | おしらせ
『検証・憲法第九条の誕生』の岩田行雄さんが、新たに発掘した資料をまとめた新刊を準備中です。
 事前に申し込みのあった分だけ印刷し発行します。
 増刷の予定はありません。

 岩田さんが国会図書館に通いつめて収集した貴重な資料が満載です。ぜひお求めください。

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講演100回記念限定出版
『平和憲法誕生の真実』(実践的資料集)

2008年4月刊行予定
B5判 208頁 頒価500円(送料別)

『検証・憲法第九条の誕生』の出版合計は23,000冊、講演も11月3則こ通算で100回を迎えました。2時間という限られた時間で、密度の濃い、そしてより良い講演を行なうため国立国会図書館に通い続けて3年以上になります。しかし、講演で伝えることが出来るのは研究成果のごく一部です。平和憲法成立に至る時代は、日本の民主化、再建を求める実に様々な動きがあり、それが複合的な力となっていました。ご要望に応えて、この激動の時代を多面的に捉えるための実践的な資料集をお届けします。

=本書の内容=
はじめに 横綱双葉山を先頭に、協会に対する力士達の民主化運動もあったこの時代
序 章 「真理がわれらを自由にする」:国会図書館初代館長金森徳次郎(元憲法担当大臣)の講演記録より

第一部敗戦前後の日本
☆「美しい国」、「神の国」発言のルーツ 昭和16年の『国定修身教科書』より
☆1945年7月28日 新聞各紙は「ポツダム宣言」をどのように報じたか?
☆1945年10月4日 GHQによる、いわゆる「人権指令」と発令の背景
 1945年10月25日 憲法問題調査委員会(通称「松本委員会」)の設置
 1945年12月16日 婦人参政権確立は「ベアテの贈り物」? それは違います!

第二部 新憲法への胎動と戦後の息吹
☆高野岩三郎、馬場恒吾など、憲法研究会に集った人々の主張と提言(雑誌『新生』に掲載された論文)
☆「憲法研究会」の活動(1945年11月~1946年9月)の全体像
 1946年2月1日付『毎日新聞』より 「改憲案」のスクープ記事と「社説」
☆「憲法の口語化」秘話 25団体と金田一京助、幸田露伴、志賀直哉、南原繁、武者小路実篤、柳田国男、山本有三ら79個人による「国民の国語運動」の主意書

第三部 GHQの文書より GHQ民政局の「憲法草案作成委員会」構成リスト付
 1945年12月6日のレポート(明治憲法分析による問題点指摘と改正点について)
 1946年1月11日のレポート(憲法研究会『憲法草案要綱』に対する分析と評価)
 1946年2月13日 吉田茂外務大臣に「GHQ憲法草案」を手渡した際の記録
 ☆憲法第二章はなぜ第九条だけなのか? 1946年2月22日の会談の記録より

第四部 1945~1946年の三つの世論調査に見る憲法改正に関する国民の意識
 1945年12月19日 内閣情報局世論調査課の報告 回答数287名(未発表)
☆1946年2月3日 輿論調査所の報告 回答数2,400名
 1946年5月27日 毎日新聞の世論調査報告 回答数2,000名

第五部第90回帝国議会衆議院本会議の議事速記録より
 修正案への4項目の付帯決議全文(1946年8月24日)
☆日本共産党が憲法採決時に反対討論で述べた四つの理由:野坂参三議員(同日)
 衆議院本会議での採決の結果(1946年8月24日他)

第六部新憲法公布後
  政府の新憲法普及活動及び法律前文に示された平和憲法の精神

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【注文方法】
ご注文は、1.ご購入口数、2.お名前、3.住所、4.電話番号を、以下のメールアドレスにご連絡ください。
yukio-iwata@excite.co.jp
一ロ10冊単位(5,000円十送料十箱代)になります。

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戦争体験者の証言を聞く会

2007年11月28日 | おしらせ
 特攻隊生存者の貴重な証言です。
 特攻隊員は戦死した人ばかりがクローズアップされがちですが、生存者が背負った苦難は生半可ではありませんでした。
 特攻隊の真実を直接聞くことができる、希な機会です。
 お誘い合わせの上ぜひご参加ください。
 特に、中学生、高校生など、若い方に聞いていただきたいと思います。

〈12・8 パールハーバー奇襲日米開戦66周年〉
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ひたすら平和を!
戦争体験者の証言を聞く会

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日 時:12月8日(土)
    午前10時から午後12時30分
場 所:杉並産業商工会館(電話03-3393-1501)
    1階展示室
    会場へのアクセスはこちら
参加費:資料代300円(高校生以下無料)

 山田区長は毎年成人式で、アジア太平洋戦争末期の特攻隊員の手記を読み上げ、「この尊い犠牲の上に戦後の平和はある」とその行為を讃え、新成人に「感謝するように」と求めてきました。
 特攻隊員とは、褒めたたえるべきものなのでしょうか。
 特攻隊に志願し、出撃直前に敗戦で生き残った方たちが、その後どのような思いで生きてきたのか、当時中学校でどのような教育をうけてきたのか。画家の池田龍雄さんにその体験をうかがいます。

 区長は議会答弁で「『軍隊慰安婦』は当時どこの国にもあった公娼制度」だと主張し、「軍の関与や強制はなく、商売だった」と暴言を繰り返しました。
 在日の立場から証言を集め実態解明をすすめている研究者の方からのお話も予定しています。

〈体験者の証言〉
池田龍雄さん
 画家。15歳で海軍飛行予科練習生入隊。
 特攻隊員として訓練をうけ、17歳で出撃寸前に敗戦。

◆略 歴
1928年8月15日 佐賀県伊万里市に生まれる。
1941年 伊万里商業入学(13歳)後、授業中に募られ海軍航空予科練習生に志願。
1943年 15歳で海軍甲種飛行予科練習生として鹿児島航空隊入隊。
1945年 17歳で特別攻撃隊に編入され5月から霞ケ浦で訓練、8月15日出撃直前に敗戦。虚脱状態を脱し、11月佐賀師範学校に編入。
1946年11月 GHQ通達により師範学校を追放となる。
1948年 多摩造形芸術専門学校(現・多摩美術大学)入学。半年後、岡本太郎らの戦後アバンギャルド(前衛)芸術運動に参画。
1949年 読売新聞社主催・アンデパンダン(美術で保守・伝統に反対する一派)展に出品。以後、既成のいかなる美術団体展にも参加せず、もっぱらアンデパンダン展、グループ展、美術館その他による企画展に作品を発表。
1950年5月 22歳で阿佐ケ谷に移り56年まで住む。
1954年 初の個展、以後2000年までに個展45回。日本のシュールレアリズム画家の第一人者。

著 書:
「絵画の距離」(創樹社)
「夢(ゆめ)・現(うつつの)・記(き)」(現代企画社)
「蜻蛉(とんぼ)の夢」(海鳥社)
「池田龍雄画集」(沖積社)



〈研究者の証言〉
元軍隊慰安婦の実態
●琴秉洞(クム・ビョンドン)さん
 元朝鮮大学教授(近現代史研究)

■主催
二度と戦争を許さない!〈戦争体験者100人の声〉の会

呼びかけ人:八木ケ谷妙子・小笠原荘子・宮渾一郎・上江田千代
連 絡 先:杉並区梅里2-19-40 宮内ビル101 
      電話090-7848-5225(小笠原まで)

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民意に反する「杉並区議会決議」

2007年10月14日 | おしらせ
Jiketsugenba
手榴弾による集団自決(米軍の説明では、本島南部での砲撃による死とある)。大田昌秀著『これが沖縄戦だ』琉球新報社より

杉並区議会で、「集団自決」検定意見に関する決議で、まったく民意に反する意見書が採択されようとしています。

 杉並区議会では、多くの自治体が「教科書検定意見撤回」の決議をあげる中で、あたかも検定意見を認めるような決議案が採択されようとしています。
 9月29日に11万6千人が参加して沖縄でひらかれた「教科書検定意見撤回を求める県民大会」をうけ、杉並区議会としての意見書を、来る17日を目標に国会に提出することを目的とした議会が、現在開かれています。
 当初議題に上った意見書の案は、社民、生活者ネットワーク、無所属区民派など6会派9名によって提出され、そこには「集団自決は軍の関与がなければ起こりえなかった」こと、「日本軍の関与を否定する教科書検定意見を、速やかに撤回」することが明記されていました。
 ところが、採択されようとする意見書は、一部の自民党議員による主導によって改変に改変が重ねられ、まったく正反対のものに決定されようとしています。
 その内容は軍の関与を明記せず、明確に撤回を求めることもないばかりか、文科省の意向を支持するかのような内容になっています。
 これは、「つくる会」が10月11日Web上(つくる会Webニュース)で公開した「政治介入反対決議」と文面は異なるものの内容的にはほとんど同じものです。

 以下は採決されようとする決議案です。
 一見美辞麗句を連ねているように見えますが、軍の関与についても記述回復についても何らうたっておらず、もちろん県民大会に参加した11万6000人の民意が反映されることはなく、まったく意味のない意見書です。それどころか、「つくる会」などの反動勢力を擁護するような内容になっています。

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沖縄戦「集団自決」についての教科書検定に関する決議(案)

 文部科学寄は今年3月30日、平成20年度から使用される高等学校用日本史の教科書用図書について審査する教科書用図書検定著さ審議会において、沖縄戦における集団自決の記述について、「沖縄戦の実態について誤解するおそれのある表現である」との検定意見を付し、日本軍の関与を削除する修正を行った。
 追いつめられた戦争末期の軍官一体となった国内唯一の地上戦が行われた沖縄において、県民が筆舌に尽くしがたい境遇におかれ、多くの戦没者、犠牲者が生まれたことに対しては、紛れもない事実であり、心からの哀悼の意を表するとともに亡くなられた方々への思いを真摯に受け止め、その休戦の持つ重みを日本国民全体で享受し平和を希求する思いを強く持たなければならない。
 教科書は未来を担う子どもたちに事実を伝える重要な役割を担っている。沖縄戦における「集団自決」の事実を正しく伝え、沖縄戦の実相を教訓とすることの重要性や平和を希求することの必要性を子どもたちに教えていくことは我々に課せられた重要な責務である。

 よって杉並区議会は地方自治怯第99条の規定により以下のとおり意見書を提出する。

一 平成20年度から使用される高等学校用日本史教科書用図書における沖縄戦の記述に関して、その検定結果の中立・公正性を保つため速やかに対策を講じるること。

二 今後、教科用図書の検定に当たっては、中立性・公正性・透明性を一層高める為、冷静に教科書検定が行われる環境整備に努めること。

  平成19年10月17日

                    杉並区議会

衆議院議長 河野洋平殿
参議院議長 江田五月殿
内閣総理大臣 福田康夫殿
文部科学大臣 渡海紀三朗殿
沖縄及び北方対策担当大臣 岸田文雄殿
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 意見書の末尾にある(一)の「中立・公正性」などは、文科省はすでにそうしていると述べていることであり、意見としてはまったく無意味。(二)の「冷静に教科書検定が行われる環境整備に努める」などは、裏返せば沖縄県民の声に惑わされるなという意味にも取れます。すなわち、11万6千人の意志を無視せよという意見書になっています。
 このような反動決議案は常識的な杉並区民の意志を代表するものとは到底言えるものではなく、杉並区議会の意識レベルの低さを露呈し、「新しい歴史教科書をつくる会」(自由主義史観研究会)をはじめとする、戦争賛美の右翼軍国主義者を喜ばせるだけのものです。
 このような決議案の即時撤回を求め、正しい歴史を子どもたちに伝えるため、記述回復を求める意見を杉並区議会にお送りくださるよう求めます。もちろん個人名義でかまいません。
 この決議は週明けすぐの議会で採決されますので、緊急を要します。

 宛先は、〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号 杉並区役所内
          杉並区議会議長 河野 庄次郎 殿

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1周年!

2007年08月23日 | おしらせ
Rogo
 今日8月23日は「ひまわり博士のウンチク」ブログ開設1周年です! ちょうど1年前の今日、手探りではじめたブログですが、何とか今日まで続けることができました。

 ときにネタがなく、というか書き込む気力がなく、突然日にちをとばしたり、引っ越しの騒ぎで1週間ほどお休みをいただいたことがありますが、それ以外はおおむね、毎日更新いたしております。
 これもひとえに、気まぐれか冗談で毎日訊ねてくださる何百人ものお客さま方のご支援の賜物と感謝申し上げます。(読み逃げばかりでなく、もう少しコメントをいただけるとうれしいのですが…)

 極めてお堅い話から、ずっこけるような冗談話まで各種取り集めまして、これがまあ、一人の人格が作っているとは自分でも想像し難い部分ではありますが、全部「ひまわり博士」なのです。

 ショコタンやチナツのブログのように、毎日何万というアクセス数には遠くおよびませんが、この一貫性のない多重人格的ブログが、検索エンジンで常に上位を占めさせていただいていることは、奇人変人の皆様(失礼)のお力以外のなにものでもありません。

 これからも、こんな調子で続けてまいりますので、ご支援のほどよろしく申し上げます。m(-|-)m

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「たったひとつの命だから」朗読会in東京
久留米のコミュニティーFMの番組に寄せられた「たったひとつの命だから」という言葉に続けて書かれたたくさんのメッセージ。番組パーソナリティの岩坂浩子さんの朗読と堤朱美さんによるオリジナルのピアノ伴奏の絶妙なコラボレーションで、心洗われるステージをお届けします。
日時:2007年9月30日 (日) PM7:00~9:00
場所:なかのZERO小ホール(JR中央線中野駅徒歩10分)
定員:500人  
会費:当日2000円
お申し込み:お申し込み:地湧社まで電話またはFAX、e-mailにてお申し込みください。
主催:地湧社&ワンライフプロジェクト

東京都千代田区神田北乗物町16
Tel.03-3258-1251 Fax.03-3258-7564
E-mail jiyusha@jiyusha.co.jp

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お郷ことば9条カレンダー

2007年08月22日 | おしらせ
Calle1
 これが、『全国お郷ことば・憲法9条』のカレンダーです。
 犬猫カレンダーと合体したような絵柄ですが、いちおう背景や季節に関連をもたせています。

Calle2
 こんなのや、
Calle3
 こんなのが、12か月分。

 一見普通の犬猫カレンダーですが、カメラは超一流動物カメラマンの岩合 光昭(いわごう みつあき)氏。1点1点にさすがと思わせるテイストがあります。
 そこにさり気なく方言憲法。
 「知ってっかぁおめー。こご日本のてーらはよぉ、どっかの国でせんそうおっぱじまっても、そごさ行って、ぶぎ使っていざこざまどめるごどなんちゃ、でぎねーんだがなー」
 なんてパグがしゃべってます。

 スペースの関係で、全文は掲載されませんが、なかなかおもしろいです。犬だって電話のコマーシャルをやる時代ですから、憲法ぐらい喋るでしょう。
Calle4 出典はもちろん合同出版発行の『全国お郷ことば・憲法9条』です。もうすぐ1部1000円で発売されます。見つけたら買ってください。
 書店で買うことができますが、できるだけ早く手に入れたい人や、売ってる店が見つからない場合は、ひまわり博士に直接メールして申し込んでください。(送料が別途かかります)
 全文を読みたい人は『全国お郷ことば・憲法9条』(CD付)をどうぞ。こちらは1470円(送料サービス)です。

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「たったひとつの命だから」朗読会in東京
久留米のコミュニティーFMの番組に寄せられた「たったひとつの命だから」という言葉に続けて書かれたたくさんのメッセージ。番組パーソナリティの岩坂浩子さんの朗読と堤朱美さんによるオリジナルのピアノ伴奏の絶妙なコラボレーションで、心洗われるステージをお届けします。
日時:2007年9月30日 (日) PM7:00~9:00
場所:なかのZERO小ホール(JR中央線中野駅徒歩10分)
定員:500人  
会費:当日2000円
お申し込み:お申し込み:地湧社まで電話またはFAX、e-mailにてお申し込みください。
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遺棄毒ガス問題関連TV番組

2007年08月10日 | おしらせ
■「化学兵器CAREみらい基金」からコメントです。
 急ですが、再放送もありますので、ぜひごらんください。


『ハイビジョン特集 裁かれなかった毒ガス作戦 』 ~アメリカはなぜ免責したのか~
BS-hi 8月10日(金) 後8:00~9:50
(『はだしのゲン』とぶつかりますね、どちらか録画して見ましょう)

★再放送もあります BS-hi 8月13日(月)後1:00~2:50
★また地上波でも放送されます NHK教育 ETV特集 9月2日(日)後10:00~11:30

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「たったひとつの命だから」朗読会in東京

2007年08月08日 | おしらせ
Oshirase 地湧社E-mail: jiyusha@jiyusha.co.jp

会費:当日2000円

一人でも多くの方のご参加をお待ちいたします。
また、参加者動員にご協力くださる方はこのブログにコメントをくださるか、
galapyio@sepia.ocn.ne.jp
にメールにてご連絡ください。

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『たったひとつの命だから』プレ朗読会

2007年07月26日 | おしらせ
 昨日(25日)、『たったひとつの命だから』のプレ朗読会が竹橋の「ちよだプラットフォーム」にて、版元の地湧社主催で行われました。
 朗読は久留米ドリームスFMの岩坂浩子さん。

 普通に朗読しているのですが、耳を通して聞くと本で読むのとは違った、染み入るような感覚を覚えます。

 たったひとつの命だから
 心の通いあう仲間と出会って
 日本を作り変える
   負けたくない中学生代表 鳳凰(本文より)

 中学生がこんなことを言うんだ、ではなく、中学生にこんなことを言わせる今の世の中って一体なんなんだと思わずにいられません。
 この本に綴られた言葉には、世の中によくある「涙を誘う感動の物語」とはいくぶん違う、人間の内部から滲み出てきたエッセンスのようなものが感じられます。それはいわゆる「本音」とも違うものです。
 昔、演出家の佐佐木隆がこのような人間の内面から出るものを表現してこんなことを言いました。
 「クソだよ。体中を通って来るから、クソを見ればそいつの中味がどうなっているか全部分かるんだ。役者ってのは、舞台の上でクソをたれるんだ」
 ちょっと下品ですみません。

 終って歓談している時、こんな話が出ました。
 「子供がこんな質問をしました、『どうして命はリセットできないの』って。命はリセットできないのよっていったあと、ドキリとしました」
 コンピューターゲームでは何度死んでもリセットできるから、人間の命もリセットできると思っていたんですね。

 数日前の新聞にこんな記事が掲載されていました。
 京都選挙区の自民党候補、西田昌司候補が公開討論会で「明治憲法に戻ってそこから改正になっていく」「命を超える価値があることを教えることが徳育なのです」などと時代を逆行する発言をしています。
 実際、国会議員に限らず、国や天皇のために命を捧げることが「美しい」と思い込んでいる人が増えて来ていますし、殺人や自殺が増え、ひとりの命がとても軽くなりつつあります。

 人生はリセットできる、
 しかし、命はリセットできない。
   (『命の森のモラン』より 
     ニック・レエビー=ひまわり博士)

 9月30日、中野ゼロホールで、「たったひとつの命だから」朗読会が行われます。
 時間は午後7時から9時の予定。入場料、申込先など詳細は未定ですが、分かり次第このブログにアップします。

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中越沖地震義援金の受付

2007年07月21日 | おしらせ
●中越沖地震の義援金募集、追加情報です。

 日本赤十字社新潟県支部では、平成19年7月16日に発生した平成19年新潟県中越沖地震により被災された方々のために、下記のとおり義援金の募集を開始しました。

1.義援金名称   「平成19年新潟県中越沖地震義援金」

2.受付方法    郵便振替

3.加入者名    日本赤十字社新潟県支部

4.口座番号    00510-5-26

5.受付期間    平成19年7月17日(火)~ 平成20年1月16日(水)

6.通信欄の記載 振替用紙の通信欄に「新潟中越沖地震」と明記して下さい。

7.振替手数料   郵便局窓口での取り扱いの場合、振替手数料は免除されます。


(注)受領証の発行を希望される方は通信欄に「受領証希望」と明記して下さい。

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 また、以下の電話番号にダイヤルすると、中越地震被災地への支援金が自動的に1通話につき100円寄付されます。

?0990-513-006

?0990-51-6000


 ぜひ、一人1通話のご協力を。(携帯、公衆電話は不可)

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中越沖地震への寄付

2007年07月18日 | おしらせ
?0990-513-006

?0990-51-6000

 この電話番号にダイヤルすると、中越地震被災地への支援金が自動的に1通話につき100円寄付されます。
 ぜひ、一人1通話のご協力を。(携帯、公衆電話は不可)

 地震から3日が経ちましたが、被害はますます拡大しています。
 刈羽原発は、ぼやどころではなく、さまざまなところにほころびが出て、ついに当分の間停止です。
 核燃料廃棄物のドラム缶は400本が転倒し、そのうち40本の蓋が開いていました。
 しかも、今日の報道ステーションを見て、共産党志位委員長の現地視察でわかったことは、刈羽原発に「自力で消火する設備がない」と!
 だから、真っ黒な煙を上げて2時間も燃えていた。
 危険を感じた観光客のキャンセルが相次いでいるそうです。

 前にも書きましたが、「日本の電力は、原発がなくてもまかなえる」のです。夏に向けて電力が足りなくなると騒いでいるのは、「原発が止まるとこんなことになりますよ」というポーズに他なりません。
 水力・火力の発電所をきちんと整備すれば、現在でもかなりのところまで電力の確保が出来るのです。
 それをしないのは、原発利権で甘い汁を吸っている連中が、日本の政治経済界で実権を握っているからです。

 地震国日本に原発を建てるなど、気違い沙汰だったのです。

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日本共産党元議長宮本顕治氏死去

 日本共産党の元議長、宮本顕治氏がなくなりました。宮本氏は作家、故宮本百合子氏の夫君で、徳田球一、野坂参三らとともに、戦後の共産党の礎を築いた人です。
 中ソ関係が悪化する1950年代の後半に、柔軟路線をとるとともにフルシチョフのソ連を支持し、新左翼からは「修正主義者」として批判された時期もありました。
 それが、今の共産党の不破、志位路線の基礎となった宮本綱領です。
 戦中の長い獄中生活の間にも一貫した信念の元に闘争を行い、戦後は大平内閣の増税解散で40議席を超える大躍進を遂げました。
 まさに、超大物政治家です。

 宮本氏の死は、一つの時代の終わりの始まりといえるでしょう。

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明日のことですが

2007年06月30日 | おしらせ
Shukai

 もっと早くアップするべきでした。
 明日のことで急ですが、時間のある方は参加しましょう。

 「沖縄と結ぶ杉並集会」
 7月1日(日)午後2時~4時30分
 杉並産業商工会館 3階
 (中央線阿佐ヶ谷駅より、中杉通りを南へ徒歩5分) 
 問合せ:03-5376-3678(新城)

Map

 沖縄は今、教科書への検定意見で、集団自決と軍の関与を否定されたために大揺れです。検定意見を撤回して教科書を元通りに戻すことを求めています。
 また、全国にある米軍基地のうち70パーセントがある基地の沖縄の辺野古では、武装した軍用艦が導入され自衛隊の特殊部隊による米軍基地建設の作業を始めています。
 沖縄の人々は、これは住民に銃口を突き付けて力づくで基地を建設しようとする暴挙だと怒りの声を上げています。
 平和のためには基地も軍隊も必要ありません。

 お誘い合わせの上ご参加下さい。

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 久間章生防衛大臣がとんでもない発言をしました。

Fumio_kyuma

 「原爆投下はしょうがないことだ」
 気でも狂ったんでしょうか。「原爆が落とされたおかげで、早く戦争が終って、北海道をソ連に侵略されずにすんだ」と。
 原爆投下は多くの非戦闘員の命を無差別に奪う、大量虐殺以外のなにものでもありません。否定され廃絶されるべきもので、どんなことがあろうと肯定されるものではありません。まして、世界唯一の被爆国の大臣が言うことでしょうか。
 原爆で肉親をなくしたり、62年たった今でも原爆症で悩んでいる人々の気持ちなどおかまいなしですね。
 つまりは、国を守るためなら庶民の犠牲はやむを得ないという考えです。その先には、国に命を捧げることを誉れとする、軍国主義があります。
 戦後62年も経つと、原爆の悲惨な記憶も薄れていくということなのでしょうか。

 しかし、安倍内閣の大臣はとんでもないやつばかりです。今さら言うまでもありませんが。


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