グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

MUD教育検定:「文字組版編」講義の様子

2020-11-23 13:19:26 | ユニバーサルデザイン
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
メディア・ユニバーサルデザイン教育検定を受験しMUDアドバイザーの認定を受けました。これから受験する方のために、また少しでも多くの方にメディアのユニバーサルデザインについて知っていただくために、検定の様子を少しずつまとめていきます。今回は「文字組版編」の講義の様子です。
*「色覚編」の講義の様子はこちら、「会場の様子」はこちらです。


▲メディア・ユニバーサルデザイン3級 講義テキスト(文字組版編)

「色覚編」講義が午前中プラスお昼休憩のあと30分ほどあり、そのあとに「文字組版編」の講義です。講師は大学で組版やフォントなどを教えてらした元教授の小山先生。

「文字組版編」の講義
「文字組版編」では次のようなことを学びます。
●文字の設計と書体特性

●文字組版

●ユニバーサルな文字組版をサポートするフォントなど

日常で最も多い情報メディアは「文字」です。つまりメディア・ユニバーサルデザインで最も配慮しなければならないのは「文字」ということになります。
講義の中で、いくつかのチラシやパンフレットの改善点のご説明がありました。書体やサイズ、行間や文字間などに無配慮な印刷物のなんと多いことか! これらは視覚メディアにハンディーキャップのある方だけでなく、一般の人にも見づらい、わかりにくいデザインでした。

DTPの経験者が日頃「なんとなく」「見た目がいいから」と感覚でやっていたことも、きちんとした理屈に基づいて文字を組んで行くべきであると改めて感じました。「読者対象による適切なフォントサイズ」「行長と行間の関係」等々、デザイナーだけでなく発注する側の方にもぜひ知っておいていただきたいことが網羅された充実の講義内容でした。

グラフィックメイトでは、若い方も高齢者も色覚障がいのある方も、誰でも同じものを見て伝わるデザインをご提案していきます。

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