アグラネタも飽きてきた頃なので、最近読み終えた本から。
「負けるが勝ち」の生き残り戦略-なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるか
秦中 啓一 著 ベスト新書(KKベストセラーズ)
何となくではあるが、Amazonで気になったので購入し、会社経由でインドまで送ってもらった。
今、地球上で生息している生物は生き残りのために最適な選択をしてきたが故に生き延びられたのであって、その最適な選択とは利他主義である、と言うのが本書の基本線である。
短期的には利己主義が勝る例は多いが、それはミクロな世界であって、マクロから見れば利己主義が淘汰され、利他主義が生き残ると、本書は説明している。
だから、自分の欲するところを他人に施せとか、自分の嫌なことを他人にするなとか、宗教的な教えも理に適っていると言うことを数学的にも計算できる、と言う具合である。
薄い本だし内容も解りやすい。オススメの書である。
しかし、数学や物理学を学んで、それでメシを食おうとしている連中と言うのは非常に面白い。この本と同時に「渋滞学」「無駄学」の西成活裕さんの著書も買って読み始めたのだが、こんなところにまで応用して考えられるのかと感心してしまう。逆に言えば応用を思いつく人が生き易い世界なのかも知れないが。純粋を極める人には困難な道なのかも。
「負けるが勝ち」の生き残り戦略-なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるか
秦中 啓一 著 ベスト新書(KKベストセラーズ)
何となくではあるが、Amazonで気になったので購入し、会社経由でインドまで送ってもらった。
今、地球上で生息している生物は生き残りのために最適な選択をしてきたが故に生き延びられたのであって、その最適な選択とは利他主義である、と言うのが本書の基本線である。
短期的には利己主義が勝る例は多いが、それはミクロな世界であって、マクロから見れば利己主義が淘汰され、利他主義が生き残ると、本書は説明している。
だから、自分の欲するところを他人に施せとか、自分の嫌なことを他人にするなとか、宗教的な教えも理に適っていると言うことを数学的にも計算できる、と言う具合である。
薄い本だし内容も解りやすい。オススメの書である。
しかし、数学や物理学を学んで、それでメシを食おうとしている連中と言うのは非常に面白い。この本と同時に「渋滞学」「無駄学」の西成活裕さんの著書も買って読み始めたのだが、こんなところにまで応用して考えられるのかと感心してしまう。逆に言えば応用を思いつく人が生き易い世界なのかも知れないが。純粋を極める人には困難な道なのかも。