遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

魚眼で見る遍路.......鮒の里より

2007-12-03 09:46:59 | Weblog
    満足.不満足の想いの違いについて。
 人間と言う生物は、勝手な生物でなまじ思考力が有るばっかりに、色々と考えてしまう。我々立江川の鮒たちは元気に生活ができれば、少しぐらい環境が悪くてもそれに我慢し、その中に満足を見つけて行く努力しています。人間は満足であればまたその上を想い、不満足であってもまたその上を求める。これが今日の人間社会の生活に大きく、物質的、精神的にひずみとして現れている。          詩人の谷川俊太郎さんが、゜「こんなに急いでいいのだろうか、田植えする人々の上を時速200キロで通りすぎ、私には彼らの手が見えない心思いやる暇がないこの速度は速すぎて間が抜けている、苦しみも怒りも不公平も絶望も、すべて流れてゆく風景、こんなに急いでいいのだろぅか、私の体は速達小包、私の心は消印された切手、しかもなお間にあわない、急いでも急いででも間にあわない。人間たち遍路道をゆっくりと歩いてはいかがですか。..立江川の鮒より..
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1 コメント

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こんにちわ (極楽遍路)
2007-12-03 11:02:07
 毎春に昼飯を食べる為にお邪魔している幕営通し
遍路の極楽といいます。お世話有り難う御座います。
鮎の里と思っていましたが、鮒だったのですね。
失礼しました。
 いつもお宅で休んだ後、先の「琥珀の天使」で旨い
珈琲を味わい、生比奈の「前田和菓子店」前の広場
でテントを張るのを常としています。
 来春もまた寄せていただきますのでよろしくお願い
します。
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