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monologue
夜明けに向けて
 



カリフォルニアサンシャインagainその37
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宮下フミオは来るものは拒まずだったのでかれのスタジオ兼ホームは日本からやってくる、ジョー山中、勝新太郎、ミッキー・カーチスのバンド「サムライ」のメンバーなどアーティスト仲間の寄り合う拠点として機能した。映画「人間の証明」で主役の黒人ハーフの青年を演じたジョー山中は家が見つかるまで居候していた。その頃米国で大ヒットしたハリウッド制作戦国ドラマ「Shogun」のヒロイン島田陽子もやって来た。勝新太郎は宮下の自宅スタジオに居候していた時、映画「座頭市」の音楽としてティアック8トラック・レコーダーに三味線を弾いてレコーディングした。杵屋の跡取りとして修業していたので弾けたらしい。コードはE一発だった。わたしは宮下に請われてその三味線に合わせてベースをレコーディングしたが満足できる演奏ができなくて残念だった。芸能界で一番洋楽のスタンダードのうまい歌手は石原裕次郎か勝新太郎かということがよく話題になったが、その勝新太郎はたった一度だけミヤシタのアコースティックギターのバックでリトルトーキョー劇場でライヴを行ったというニュースが翌日の羅府新報に掲載されたものだった。
fumio

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